【ソフトボール投げ方】実年でのツースッテップ投法への挑戦を振り返る
2017年のお正月に岡山の環太平洋大学を訪ね、西村信紀さんにツースッテップ投法を指導していただいて、あっという間に1年間が過ぎました。
膝の不調もあって、心と体がすでにシーズンオフに入ってしまいました(笑)今年も残り10日となりましたので、この1年の歩みというか、暗中模索を振り返ってみました。
始まりは雨
お正月明けに岡山に行って教えてもらおうとしたら、何と雨のためにグランドが使えず、新幹線の高架下での指導となりました。
その様子がこちらになります。
https://ipansyadan-nsab.com/archives/5127
振り返ってみると、やりたいのがツーステップなのかジャンピングなのかが分かっていない状態で、西村さんの話を聞いて、そして投げているという感じだったなと思います。
というかこの二つを明確に分けて考えてもいないし、自分がどうなりたいのかも明確になっていないのです。ただ飛んで投げれば違った世界が見えるとか、違ったボールが投げられるというような漠然とした目標設定しか出来ていない状態だったように思います。
二回目は風
3月になって高知合宿に来た西村さんに、今年2回目の指導をしてもらった時に様子がこちらになります。
https://ipansyadan-nsab.com/archives/5468
記事内にも書いてありますが、西村さんは私がどうなりたいのかを聞いて、そのためにはどうしたらいいですよという答えを言ってくれているんです。
私は頭の中では、
「飛ぶことによって球速も球威も上げてバッターに打たれないボールが投げたい」
と思っているんです。
ですから西村さんは私の投げる様子を見て
「力入ります?」
とこの時だけでなく、今年1年何回も聞いてきました。
私としては今投げているフォームをいじりながら、その中で力が一番入るフォームを見つけて投げているんです。でもそれは今までの投げ方の中で探している「力が入る」という投げ方であり、ツースッテプなのかジャンピングなのかは別にして、フォームを変えて球速や球威を上げようとしているというやり方としては、答えを見つけていないと西村さんには見えているんだということに、今になって気がつきました。
そのことを端緒に表しているのがこの言葉です。
「ボールを速くしたいんだったら、足は両脚ほぼ同時に着地しないとボールは速くなりませんよ。」
この言葉を聞いてはいるのですが、私の身体に染みついた投げ方と理解力のない頭が、これまでの投げ方からなかなか離れられない状態を続けさせてしまいました。
変わらないフォーム
投げている本人としたら、まるで別人が投げているかのような違和感の中で投げているのですが、動画で見てみると
「どこが変わった?」
と探さなくてはいけないくらいフォームは変りませんでした。
器用じゃない。頑固。結局は頭で理解しても体では理解していない。変わらない理由はたくさんあります(笑)
キャッチャーの構えたところに投げるとか、ストライクを投げないといけないとかという意識があると、また頭ではそう考えていなくても体が勝手にそうしてしまうということもあって、なんとなくまとまってしまっているところもあると思います。
元々がコントロールでもっていたピッチャーでした。気持は本格派だったのですが、結果としてはコントロールが命でしたね(笑)
少しくらい球速や球威があってもコントロールが甘いと打たれるということは知っています。現役の頃はそのコントロールと緩急で抑えてきました。
実年も後半になり、もうすぐシニアになろうとしている今、この年代だったら球速と球威で抑え込むピッチングができるのではないかという、卑しい野心が芽生えているんです(笑)
バッタバッタと三振を取るピッチングがしてみたいんですね。
だから飛びたい、飛べばピッチングが変わると思ったんです。でもフォームが変わらない。どうしたらいいんでしょう?(笑)
最後の岡山
またまた教えを請いに岡山に行ってきました。今年3回目の指導の様子がこちらになります。
https://ipansyadan-nsab.com/archives/6115
ここではっきりやらなければいけないことは分かりました。
飛びます。この飛んでいる間に右腰(右足)、右肩を引いて、次に胸を張って、そして腰(下半身)を捻りながら腕を引っ張って来る。
飛んでいる間にこの動作を完成させないといけません。そのためには大きく飛ばないといけないことになります。だから前に飛ぶのではなく上に跳ぶという意識が必要になるということだと思います。
動作を完成させる時間が必要だということですね。この一連の動作にもスピード感が必要です。
そしてブラッシングをして、リリースの時に手の平を地面に向ける。
リリースの時には左手(グラブ)を後ろに引くようなイメージが出来れば、右肩が前に出てきて力強さが強調される。
これが私が求めていることに対する西村さんの答えです。あとはこれが私に出来るかどうかだけなんですね。
それはやってみないと分かりません(笑)ですから来年もやり続けることにしました。
幸せな環境
この1年このブログを見ていただいた方はご存知でですが、私はすごく恵まれた環境でソフトボールをしています。
西村信紀さんに年に何度も指導してもらい、さらに弘瀬拓生先生とは同じチームで常に一緒に練習をしています。この2人からアドバイスをもらって投げているのですから、もっともっと上手くならないとおかしいのですが、それはあくまでも私の能力の問題です。
このお二人の言うことがすべて同じということはありません。どちらが正しくてどちらかが間違っているということもありません。それぞれ素晴らしい実績の持ち主であり、理論をお持ちの方です。
そのお二人が出来の悪い私の投げ方を見て、それぞれアドバイスをしてくれます。あとは私がそのアドバイスを生かして、自分にあった投げ方を見つけていくしかありません。
来年も1歩進んでは2歩下がるようなことの繰り返しにはなると思いますが、諦めずに西村さん、弘瀬先生にくらいついて、58歳のシーズンを頑張ってみたいと思います。
みなさんも頑張ってくださいね。