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11月15日今年も1年に1回の誕生日がやってきました。これで63回目の誕生日になりました。たくさんのお祝いメッセージをいただき感謝しております。自分的には「もう年はいらない。」と思っているので、誕生日が来ることを喜ばしく思っていない部分があるんですが、こうやって祝っていただける人がいるということでちょっと違った感慨にふけることがあります。本当にありがとうございました。
63歳も彷徨う予感
2022年11月20日(日)真っ青な空の下で63歳初めてのピッチングが始まりました。気温は20度くらいになっていたとは思いますが、吹く風が涼しくて動きを止めていると汗が冷えてきて身体が硬くなるので、動き続けていないとすぐにパフォーマンスが悪くなります。
この日のテーマは二つ、一つ目は振り上げ動作の腕の上げ方です。腕を回そうとすると(特に投げ急ぐと)腕が身体から離れて上がってしまうので、回すというよりは頭の上に上げるという感覚であげること。そうすれば引き下ろし動作の時に自然と身体の近くを腕が通ってくれるはずです。
二つ目は下半身の使い方です。投げられなかった間にYoutubeで見た元デンソーの村里投手の左股関節(左足)の使い方を取り入れることです。人体の中で最大のパワーを発揮する股関節を上手に使うことで、もっと大きな力をボールに伝えることが出来るはずだったんです。トレーニング時に1kgのメディシンボールを使ったネットピッチングでは、良い感じだったんです。
でも実際ボールを持って投げてみるとなかなか上手く使うことが出来ませんでした。不器用な私が1回や2回で出来るはずもなく、それらしくなるのは何年か後になるかもしれません(笑)その動きはこれになります。
振り出した左足が着地のちょっと前に内旋する動きがありますよね。この捻りが私にはありません。この動きをやりたいんですが、この短い時間に鋭くて強い左股関節の内旋と右の内転筋の引き寄せをすることはそう簡単なことではありません。
身体の動きをちょっと変えることで、投げるタイミングも変えて行く必要があります。これが出来ないとせっかく良い動きを取り入れても、前よりボールが行かなくなった!ってことになりかねません。そうやってまた元の投げ方に戻すなんてこともありますよね。63歳はまずこの動きからチャレンジですが、いつものように迷い、戸惑い、いつの間にか元に戻ったりを繰り返すことになりそうです。
もっと飛ぶしかないのか?
前述の村里投手もワンステップ時代のピッチャーです。今はツーステップの時代です。そして私は元々飛べない時代のピッチャーです。そんな投げ方自体が違う時代を超えて今ツーステップにチャレンジしてみると、いつまでも身体に染みついた昔の投げ方(タイミング)が、どこまで行っても顔を出してしまうという悲しい現実があります。
飛ぶと同時に振り上げ動作に入ってしまうと腕が先に回ってしまいます。なのでどこかで腕を止めて(実際には止まってはいないようですが)待つ時間が必要になります。私の場合はそれが苦手なので飛ぶ時間を少なくしてタイミング合わせるようにしています。と言うか身体が勝手にそうしてしまっています。
前述した左股関節の内旋もそうですが、ちょっと前から取り組んでいる左足(左膝)を上げて着地の強さを出す動作にしても、それをやろうとする時間を作る必要があるんです。そうするにはもう少し長く(高く)飛んで、上げたり捻ったりする時間を作らないといけないんですが、腕を回すタイミングがあるので、いつの間にか飛べない投げ方に戻ってしまっていることになります。
これはこの何年か繰り返してきたことです。何かを変えようとしてみるものの出来なくて、結局元の投げ方に戻る、いわゆる堂々巡りを何度も繰り返してきたような気がします。
63歳もこれになるのか、それとも新しく取り組むことのために少し変わることが出来るのか?期待と不安の入り混じったスタートになりました。頭では求める姿は形になってきてるんです。でもそれを身体が表現できない。なんとももどかしい状況が続きそうです。
それでは63歳、思ったようにいかない最初のピッチングの様子をご覧ください。
求めるものはただ一つ
コロナのおかげということも言えなくはないんですが、全体練習に行けなくなりただただ投げるだけの練習が続いたことで「スピードに特化する」練習が出来るようになりました。
昨年弘瀬先生が「100キロ出すまで帰れません!」と突然言い出してから、その傾向は強くなりました。そして61歳で100キロ、62歳で102キロを計測することが出来ました。これは普通に全体練習していたらとても到達出来なかったと思います。
今のところ全体練習への復帰は見えていませんので、63歳は引き続きコントロールなどは無視して、あくまでもスピードガンの表示を上げることに集中したいと思います。出来ることなら早めに105キロ、そして110キロに限りなく近づけるようなチャレンジをしたいと思っています。
頭の中でイメージしているような投げ方が出来れば不可能ではない、そんな希望の灯を胸にこの1年頑張って行きます。どうか暖かい目で見守ってやってください。よろしくお願いします。