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真夏の日差しが降り注いて気温は30度超え。グランドに行ってみると予約が入っていたはずなのに人っ子一人いませんでした。試合に行ったのか急遽休みにしたのかは分かりませんが、私たちがピッチングをしていた12時から3時半くらいの間、この広いグランドには65歳と62歳の初老の二人しかいませんでした。年寄りの冷や水と言いますが、こんな炎天下に年寄りが頑張っていていいもんでしょうか?(笑)
暑いけど大丈夫!
気温は先週より高かったのかもしれませんし日差しもきつかったです。でも先週のような蒸し暑さがないのと、風があったので動きやすかったです。
先週は前半後半合わせても100球投げられませんでしたが、今週は110球しっかり投げられました。ただし球速は先週も今週も93キロ止まり。さらに途中で電池切れでスピードガンが使えなるというアクシデントまで発生しました。
ただ球速に縛られないことで余計な力が抜けたせいなのか、ボールの質は上がって行きました。「速いボールを投げたい。」という欲が邪魔をしているのかもしれませんね。心と身体のアジャストも難しいものです。
しかし暑さのせいなのか昼前にグランドに行ってみると誰もいませんでした。予約を取りに行った時には午前中は予約がいっぱいで午後の西だけ空いていたんですが、この日グランドにいたのは私と弘瀬先生の二人だけ。夏休みに入ったことで平日練習になったのか少年サッカーも姿がありませんでした。
ここ数年夏の気温は35度を超えるのが当たり前になりました。この日はまだ30度そこそこでしたが、35度を超えると炎天下のグランドの温度は50度近くになるんじゃないかと思うくらい暑いです。もう老人が運動する気温ではありません(笑)
そんなこともあって暑さ対策もしてみました。この日着ているTシャツは「赤」です。白が一番暑くならないという印象がありますが、時間が長くなると赤が白よりも暑くならないみたいだったんです。なので何十年ぶりかに自分でTシャツを購入してみました。私にとってTシャツは買うものではなくてもらうものだったんです。
さらに普段はアップからピッチング終了まで着替えないんですが、汗で重たくなったシャツよりも乾いたシャツの方が腕が振りやすいのではないかと思って、こちらも久し振りにアンダーシャツを購入。それも速いボールにあこがれているので中日ドラゴンズの根尾投手の使ってするアンダーシャツにしてみました。もう何でもありです(笑)
結果はTシャツは効果があったような気がしましたが、アンダーシャツの効果は感じられませんでした。実力以上のものが出せるアンダーシャツは存在しないようです。
腰を回せ!
「腰を回せ!」良く聞く言葉ですね。先週の自分の動画を見ていて、上半身の横ぶり、腕が身体から離れる原因を考えていたら、「腰を回すからそうなるんだ!」と気が付きました。
言葉遊びのようになってしまいますが、腰は回すんじゃなくて切る。この方が鋭い感じが出ますね。この腰のキレも鋭い内転筋の引き寄せから発生するものであれば、身体の回旋は鋭く小さくなり、それに合わせてリリースも内側から強くて速くなります。
気が付いたことを水曜日のトレーニングでやってみました。感覚は良くなりました。プレートを蹴って始動して右腰、右肩を後ろに引きます。ここで胸郭を開いて(肩甲骨を引き寄せて)胸を張る。左足で壁を作ってそこに右の内転筋を鋭く引き寄せる。この動作によって腕が体側に近く引き下ろされ、強くて鋭いブラッシングが出来る。
結局正しい入り方でないと正しいところに足も腕も、さらに身体もはまってくれないってことのようです。もうこのことは以前から何回も言ってきたことなんです。でも球速にばかり目が行ってしまうと、ここの使い方がっ出来てないとかここの使い方を改善しないとダメだとか、動きの中の一つの動きに目が行ってしまって、それでまた自分を見失い苦しむを繰り返す。
動画を切り取って見てみると、一つ一つはそれなりに形になってきました。でもどれも納得いくレベルではないんです。動きは連動しています。ストップモーションのように止まっているものをつなげるのではなくて、動きの連動によってエネルギーを加速や増幅させれることが出来ると、良いボールが投げられるもののようです。
あの短い時間の中で正確に正しい入口から正しい出口までの一連の動作をやれるピッチャーが、良いボールをなげられるピッチャーになれるようです。もう一度このことをしっかり意識して来週はやってみたいと思います。
それでは今週のピッチングの様子をご覧ください。