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9月最初の日曜日です。空を見上げてみると秋の空です。でも気温は相変わらず高いまま、吹いてくる風は確かに8月の熱風ではないんですが、気温は1~2度低いだけなんです。そして8月の下旬であれば午後になると入道雲が湧いてきて、太陽が雲に隠れる時間があったんですが、今の空には雲がないのでずっと炎天下の中で動かないといけません。これではたまったもんじゃありませんね。
今週の天気予報を見てみても毎日32度から33度になっています。最低気温もずっと25度、これは昔の真夏の気温です。でも人間良く出来たもので、35度を超える気温に慣れてしまうと、この32度が涼しく感じるようになってきます。
本当に秋はどこに行ってしまったんでしょうね?
疲れ果ててからの登板
試合が来月に迫ってきたからでしょう、普段見ない顔があったりして、いつもより多い人数が練習に参加していました。
普段より早くグランドに着いたので、アップ、ランニングを終えてグランドに帰って来ても、まだキャッチボールが始まったところでした。ということで普段あまりしないキャッチボール、トスから練習が始まり、ノック、フリーバッティングと、いつもより多いメニューをこなすことになりました。
そしていつもならレギュラーバッティングなんですが、試合も近いし人数もいるので2チームに分かれて試合形式の練習が始まりました。雰囲気からして私の出番はないなと判断して、練習終了後にちょっと投げて帰ろうかと思っていました。
4イニングくらいやっていた時に「次投げろ!」と突然言われました。「そう来たか!」時間的にはもう4時前、体力的にも気力的にもかなりバテた状態で投げろと言われましたが、投げろと言われれば投げないわけにはいけませんので、ゆうくりと準備に入りました。しかしなかなか身体はすんなり動いてくれません。
そしていよいよ登板です。先週から使っているケンコー社のボールにてこずっていることもあって、なかなか気の重い中での登板になりました。
最初はシニア中心の相手に投げます。ボールのせいにする訳ではありません。でもこのケンコー社のボール縫い目が低いせいなのか、ボールがあまり変化しないんです。元々大きな変化をするボールは投げられないので、バッターの手元でちょっとだけ沈んだり、滑ったり、浮いたりしてバットの芯を外して打ち取るのが得意なピッチャーなんですが、このボールだと真っ直ぐ行ってしまうんです。これだとバットの芯に当たってしまうんです。
そしてこのボールがとても良く飛ぶんです。バッターにとっては楽しいボールですが、ピッチャーからするととんでもないボールになります。でもこのボールが試合球に決まっているので、何とか少しでも動いてくれるような投げ方を見つけないといけません。
シニア相手(一部一般の選手が混じってました。)に投げているので、長打をくらうことはあまりないんですが、普段ならショートゴロ、セカンドゴロになるはずのものがバットの芯に当たって外野に抜けて行きます。最後だけショートゴロに打ち取りましたが、ボールはほとんど変化してくれませんでした。
一旦休憩と思っていたら、もう他のピッチャーは複数イニング投げていたので続けて投げろと言われ、再びマウンドに向かいました。今度は一般の選手が中心で壮年、実年の上位を打つ奴らがずらり並んでいる打線になります。もう疲れてバテバテなんですが、1回投げたばかりなんで身体は動きそうでした。
最初は何とかずらしてと思ってましたが、いきなり初球簡単に緩いボールでストライクを取りにいったらライト前にヒットを打たれてしまったので、「もうええか!」になってしまって、この若者たちに性懲りもなく力勝負を挑みに行ってしまいました。これが悲劇を呼ぶことになります。
64歳のおじいちゃんが30歳代の若者に挑んで行っても、ボールが動かないのであれば彼らにとっては打ちごろの真っ直ぐ来るボールでしかありません。打たれて当たり前なんです。でもまだ打たれると悔しいんです(笑)
ではその打たれまくっている所をご覧いただきましょう。
試合まで1カ月
実際試合はほとんど弘瀬先生が投げることになるはずなので、私が投げることはないとは思っています。
でもこれからは練習に参加してくる人数が増えてくるはずなので、そんな中で何度もこの若者たちに挑んでみようと思っています。打たれてもボールのせいにしておけばいい(笑)
「このボール変化せん。」
「このボール飛びすぎ!」
64歳が30歳代の若者と勝負出来るなんてそうあるもんじゃないし、練習なんで打たれたところでどうってことはないんです。外野を守っている人が遠くまで取りに行かないといけないのは大変申し訳ないんですが・・・・・
何とかボールが変化する投げ方、捻り方を見つけて、もう少し若者が凡打するシーンをお見せできるよう頑張ってみます。応援してください。