10月9日(日)の試合で転倒したせいなのか、試合でおかしな腕の使い方をしたからなのかは分かりませんが、試合後夕方から右肘がうずき始め、翌朝には伸びない、曲がらないという事態に陥りました。年を取ると故障した時が分からない(若い年は「あ、痛めた!」ということがはっきりしています。)ことが多くあります。私の大腿四頭筋が切れた時も時に痛みも何にもなく帰宅して、翌朝膝が腫れて、その膝の腫れが取れたら大腿四頭筋が一部無くなっていたことで切れたことが分かりました。今回もいつ何が原因なのか全く分かりません。そしてこんな肘で投げていいのか?と思いながら、お誘いの通り土日連投となりました。大丈夫だったんでしょうか?
土曜日(1日目)
この日は時間も短かったので「ちょっと投げてみて様子を見よう。」「痛みがあればすぐにやめよう。」くらいで行きました。別に弘瀬先生のボールを受けるだけでも良かったんです。弘瀬先生はもう今月末の試合に向けて準備をしようといているくらいのことは分かっていました。
気温は29度くらい、暑くてアップしていても汗が出て来るので身体は動きます。来週からは最高気温も22度くらいになるみたいですから、この気温だとちょっと寒くて動きずらいかもです。
キャッチボール、ピッチングとなる訳ですが、肘はキャッチボール(上から投げた時のリリースが痛い。)でちょっと気になるくらいで、ウインドミルで投げるのはほぼ問題なさそうでした。ここで恐いのは翌日の肘の状態です。いい気になって投げて、翌朝また肘が・・・ってことになるのが一番心配でした。
肘を捻るのはさすがに恐かったので、ストレート系だけを投げることにしました。さらに無理しないようにスピードガンは車のトランクの中でお休みしてもらいました。
投げた感覚としては「普通に投げられる。」でした。これで一安心です。年寄りはなかなか治らないのが普通なので、故障しないように、無理しないようにしないといけません。でも無理しないと速いボールなんか投げられないんですよね(笑)
それでは土曜日(1日目)の様子をご覧ください。
バッターがいないと普段のように投げられています。これを克服しないと試合で良いパフォーマンスが発揮出来ません。
2日目(心の乱れ)
心配していた肘は全く問題ありませんでした。しっかりアイシングもしたんですが、関節の腫れもなく、筋肉の過緊張、痛みもなく2日目も投げられました。ただ上から投げた時のリリース時の痛みは転倒直後から続いていますので、これは間違いなく転倒による打撲によるものだと思います。
さて2日目は最初高校生の指導から始まりました。これまで来ていた一人に加えて、さらにもう一人「教えてください。」と連絡がありました。お母さんが二人とも故田中先輩の教え子で、私も少々教えたことがある関係でこんなことになっている訳ですが、実際指導するのは弘瀬先生ですから私は見ているだけです(笑)
ただこの日はこの高校生とご父兄の存在が私の心を乱しました。私が勝手に乱れただけなんですけどね。以前から来ている一人は初心者なんですが、この日参加したもう一人は経験者で、そこそこ良いボールを投げていました。そして置いてあったスピードガンで計ってみると最高102キロを計測しました。私の今シーズンのベストと同じ記録なんです。これを見て私の心が乱れ始めます。
「負けてたまるか!」
そして周りで見ている父兄に
「ちょっと良い所を見せてやろう!」
と余計な力が入ってしまいました。これがダメなんですよね!
案の定余計な力みが入ってしまって、ボールが大暴れします。投球中にはどうしても修正出来ないと判断して、いつもより少なめの40球で前半を終了しました。ここで一旦心を整えて後半勝負です。
後半は高校生たちが帰ってしまったので、いつものように二人きりのピッチングになりました。ここで今週木曜日に確認したセット、ゆっくり入る、後ろでためて左足で踏ん張ったところに腕を強く振り込んでいくを実践しようとしてみます。
しかしどうしてもリリースの時に最大の力を集中させることが出来ません。感覚としてはちょっと早いんです。さらに腕は良い感じで振れても左足の踏ん張りが足らない時もあります。これらが全部うまくマッチして初めて、力のこもった、指にしっかりかかったボールが投げられるはずなんです。
「力を入れたいなら力を抜け。」
「力は入れるものじゃなくて、入るもの。力が入らない(伝わらない)のはどこかおかしいから。」
言葉にするとこんな感じになってきました。少し私の中で感覚も違ってはきているんです。
それでは2日目の様子もご覧いただきましょう。
まずは一安心
2日続けて投げましたが肘は問題ありません。長引くかな?と心配していましたが、どうもその心配はなさそうです。ただ私の心の弱さには困ったものです。これは一朝一夕に治るようなものではなさそうです。
今月末の試合では少し投げることにはなりそうですが、弘瀬先生に頑張ってもらって、私はあまりプレッシャーのかからない状況で気楽に投げさせてもろうと思っています。
ここに来て握りを変えていますし、チェンジアップの握りと投げ方も変えようとしています。今変えなくてもとも思いますが、先のことを考えると今からやっておくほうがいいと判断しました。
今シーズンも残り少なくなりましたので、あともう少し頑張ってみたいと思います。