2023年11月5日(日)久し振りに14メートルから投げる
2023年11月5日(日)の練習は試合を1週間後に控えた一般のチームの練習が中心になりましたので、そのお手伝いに徹した後、練習終了後にピッチングをすることになりました。もう今シーズンは試合もないとのことなので、試合もバッターのことも考えないで、自分の納得の行くボールがどうやったら投げられるかだけを考えて投げられる時期になりました。
脱力と集中
元々が腕の力に頼った投げ方であることは今更否定することは出来ませんし、これが私の投げ方だと言ってしまえばそれまでなんですが、あと10日で64歳を迎える男が球速を上げるためには「脱力と集中」「身体(特に下半身)を使った投げ方」をするしかないと考えています。
今あるものを最大限効率的に使って、何とか少しでも速いボールを投げたい。最近良く考えているのは「リリース時に加速するためには、そこまでをいかにゆっくりするか。」です。若い頃なら速く入ってもさらに加速させる筋力や瞬発力があるんでしょうけど、もうそんなものは存在しません。
気持ち的には速く動いている、腕を速く振っていると思って投げているんですが、映像を確認してみるとまったく加速していないんです。悲しいかなこれが現実です。絶対的に速いリリースは期待出来ないので相対的に速いリリースをと考えると、リリースまでをゆっくり(遅く)すればいいんじゃないか?と思いました。
ただゆっくりじゃなくて力を入れない、脱力した状態でリリースまでの準備をしておいて、リリースの瞬間に最大出力を集中させることをやりたいんです。でもこれ言葉では簡単なんですが、実際ボールを投げるとなるとなかなか難しいんです。
速いボールを投げたいんだったら力を抜け!でも頭の中には「速いボールを投げる」って意識が残っているので、どうしても投げるを意識した瞬間に力が入ります。この力がリリースの前に入ってしまって失敗するを繰り返してしまいます。
どこを意識するか?
腕のことだけを考えると「リリースまでは脱力」になるんですが、セットしてからリリースまでは「下半身で投げる」という意識の仕方もあると思っています。
人間の身体の中で最も大きくて力の発揮できる股関節、ここを強く、速く使うことが出来ると、速いボールが投げられるはずなんです。さらに下半身を意識して力を入れている時、上半身の力は抜けている。これも上半身、腕の力を抜く一つの方法じゃないのか?そうも考えています。
ただどちらもこれまでの自分の投げ方とは違った投げ方になるので、57歳からやってますけどなかなか思うような結果は得られていません。そんなことをしているうちに年を重ねてきましたし、さらに身体は動かなくなりつつあります。
特にこの1年の老化具合は、これまでの1年では経験しなかったものになりましたので、不安は増してきています。「いつまでやれるかな?」です。
しかしコロナのお陰で丸3年速さだけに特化することが出来ましたので、一昨年101キロ、昨年102キロを記録、そして今年は103キロと行く予定だったんですが、今年から全体練習に復帰することになりスピードだけに特化することが出来ず、スピードガンで計ることもないので記録更新となっていません。
先週ちょっと計った時には最速92キロがやっとだったので、どうもかなり遅くなってしまっているみたいな感じです。春先の感じだと簡単に記録更新となりそうだったんですが、今ではあの春先の良かった感覚がありません。迷い、試行錯誤する中で、また暗闇の中に迷い込んでしまったようです。
それではその様子をご覧ください。
まだチャンスはある?
久し振りに14メートルから、そして革ボールで投げてみました。革ボールはゴムボールに比べて重くて滑るので、リリースでしっかり「押して切る」が出来ないとボールが回転してくれませんし、前に進んでくれません。
今年あと何回投げられるか分かりませんが、少しこれを続けながらチャンスがあれば最速更新にチャレンジしてみたいと思っています。その時にはゴムボールを投げていると思いますけどね(笑)
来週末から気温が一段と下がるような予報になっています。最高気温が20度を切るようになると、なかなか身体が温まりませんし、一旦休憩なんかすれば身体がすぐに冷えてしまって二度と動けなくなりますので、チャンスはあまりありません。
11月の日曜日はあと3回、63歳中が1回と64歳になってからが2回。シーズンオフになるので壊れてもいいので頑張ってみますが、夏場ランニング量が減ってしまって足の力が落ちているのが懸念材料なんですよね。どうも足に力が入らない!