初投げは突然に!
昨年12月から相手がフルマラソンに専念したためと、冬の寒さのために独りぼっちの自主トレを続けてきました。初投げはいつになるのかと思いながらでしたが、これも相手次第ということもあって3月もこのままかな?と観念していました。
日本体育大学が高知にキャンプに来ていたので弘瀬先生はそちらに顔を出すことだろうし、13日(日)の天気予報は雨になるとのことでしたので、土曜日にやって日曜日はお休みにしようと思ってしました。先週は日曜日に仕事したので2週間ぶっ通し休みなしだったこともあって、今週は1日ゴロゴロしてやろうということもありました。
そしたら土曜日の夜に電話が鳴りました。「明日はどう?」「明日天気悪そうなんで今日走りましたよ。」「天気はね・・・雨は午後からやね。午前中にキャッチボールでもせんかえ?」
そう言われたらやらないとも言えません(笑)突然初投げが決まりました。
やってしまった!
9時集合でまず外周のランニングです。そして忘れ物のサッカーボールを蹴っての軽いアップ、それからダッシュになりました。
あちらはフルマラソンの練習で走り込みはバッチリですが、こっちも今年のオフはそこそこ走り込めていますので遅れることはありません。しかし気になることが一つあったんです。それは2月の中旬から坂道ダッシュと短い距離のダッシュをする時に右の太ももの裏(ハムストリング)の内側にピリッと来る場所があったんです。
軽い痛みなんですが無理すると肉離れになりそうな感じでしたので、様子を見ながらのダッシュになっていました。この日も右の太ももにはバンデージを撒いて予防もしていましたし、ダッシュも弘瀬先生の後ろかを心がけて無理しないようにやっていました。
ところが「ラスト!」と言う声に身体と頭が「1本くらいは勝ってやろう!」と反応してしまったんです(笑)これまでとは違った勢いでスタートして何とか前に出てやろうともがいた瞬間に「あ痛!」右の気になっていた箇所にこれまでには感じたことがない痛みを感じてしまいました。これは間違いなく肉離れです。
せっかく初投げ出来ると思ったのに・・・・
歩いて帰ってきて軽くストレッチ、頭の中は最悪でした。なんで勝とうなんて思ったんだ!(笑)
投げられました
歩く分には問題はないようでした。なのでやれる範囲で投げてみようとキャッチボールを始めます。この3カ月半肩を回すことは続けていましたが、それは1kgのメディシンボールを使ってやっていたので普通のソフトボールはとても軽く感じてしまいます。
私のYoutubeにアップしていた下半身の使い方、上半身の使い方の欠陥をなんとか克服、改善しようとこの冬取り組んできたことが、実際ボールを持って投げるときに生きるのかどうかです。この3カ月半一人でやってきた中で分かったこともありました。トレーニングの中ではそれが出来るようになってきていますが、まだまだ未完成ですし実際ボールを投げた時にその動きが出来るか、飛んで投げた時にその動きがボールの速さや強さになってこなければ意味がありません。
思いメディシンボールから軽いソフトボールに変わったので、ボールがどこに行くかも分かりませんでした。そのボールの軽さも影響しているんでしょうけれど、うまく下半身が使えた時には初投げとは思えないくらい勢いのあるボールが行っていました。本人的には下半身(特に内転筋)の動きはまずまずの手ごたえだったんですが、上半身はどうもうまく動いてくれませんでした。
何十年も間違った動きをしていた身体が、たった3カ月くらいで正しい動きをしてくれるはずもありません。そんな簡単なものじゃありませんよね。
脚の方は投げるには影響ないみたいだったので飛んで投げてみることにしました。するとどうでしょう、飛ばずに投げていた時に出来ていた下半身の動きも出来なくなり、まったくボールに勢いがありません。「飛ばん方がいいボールが行く!」本当にガッカリです(笑)でも最初から上手くいくはずはありませんので、まずは投げられて課題がいっぱいあるってことに気が付けたことに感謝です。
このオフは自分の投げ方の欠陥に気が付いた貴重なオフになりました。ここから何年かかけてほんの少しその欠陥が改善されるここで、どんな変化が起こってくるのかが楽しみです。新型コロナウイルスもステルスオミクロン(BA2)のまん延によって新規感染者数の下げ止まり傾向が続いていますので、今年もしばらくはこのまま全体練習への参加自粛が続きそうです。
それでは初投げの様子をご覧ください。