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明けましておめでとうございます。
2022年もよろしくお願いします。
上半身の動きに気が付く
昨年の最後の動画が「下半身の動きの遅さ」でした。一部を隠して見てみるとこれまで見えてなかったものが見えるようになりました。股関節の動きの遅さを考えていたら、元々股関節は硬いということが頭に浮かんできました。
プロ野球選手が大成する条件に「股関節と胸郭の柔らかさ」というものがあるそうです。これも最近知りました。私の場合は股関節は硬い(涙)そしたら胸郭は?これも硬くて開かないよな!(また涙)どうしたらちょっとでも開くようになるだろう?といろいろやってみていました。
そんな時です。10年ぶりに日本一になった高知パシフィックウェーブの試合がYouTubeにアップされていました。見ていたら高知パシフィックウェーブの若いピッチャーのフォームに目が行きました。そして今度は下半身を隠して上半身だけを見てみようとしたところ、見えたものがありました。
その若くて勢いのあるピッチャーの肩の動きを見てみると、腕を後ろに引いた時に肩も後ろに引けているように見えるではありませんか。自分でもやってみました。硬くてうまくはいかないんですが、肩を後ろに引く動作は肩甲骨が動かないと出来ないことに気が付きました。
肩甲骨を背骨側に寄せる、この動きです。そしてこの肩甲骨を下に降ろす動作に繋がっていきます。この動作がスムーズで速ければ、おのずと腕のスイングスピードは上がっていきますし、この肩甲骨の引き寄せ動作によって胸も自然と張れることになります。
ちょっとやってみてください。腕を後ろに引く時に肩甲骨も後ろに引く。そこから肩甲骨を下に引き下ろすようにすると、腕は自然と身体の近くに降りてきますよね?さらに上腕骨と前腕は外旋と回外しているのが分かります。
こうなると腕は身体の近くを通って行くことになって、ブラッシングも強く鋭くなり、手も小指側から前に出ていくことになります。入口はここ(肩甲骨の引き寄せと引き下ろし)だったんです。
さらにこの引き下ろし動作が上手いとこの動きがさらに強調されるので、どちらかと言うとライズボールを投げるのに適した動きになります。高知パシフィックウェーブの若きエースは典型的なこのタイプです。この大会はこれが上手く行ったので、優勝投手になれたと言っても過言ではないでしょう。決勝戦を見てみても打たれているボールはドロップだったりチェンジアップだったりで、勢いのあるライズボールは打たれていません。若いうちはどんどん得意なボールを投げ込んで勝負して行ってもらいたいものです。
持ってないのは仕方ない
私にはもう若さもありません。持って生まれた身体も残念ながら柔らかい股関節や胸郭もありませんでした。それでも諦めるわけにはいきません。何とかならないかとあがいてみようと思っています。
動画で紹介したような日本のトップレベルのような動きは出来ないとしても、これまでとはちょっと違った動きにすることは出来るんじゃないか?ほんの少しの可能性にかけてみようじゃないですか(笑)
腕を回すと意識すると回転の中心は上腕骨の付け根(肩先)になりますが、これを肩を回すと意識すると回転の中心が首の付け根になります。この意識が肩甲骨を内から下に動かす動作に繋がり、腕が身体の近くを通過するようになればしめたものです。
弘瀬先生が「脇を締めて」ってアドバイスしてくれていますが、この動作が出来れば脇を締めようとしなくても自然に脇は締まった形になってくれます。そして「肩を下せ」も肩甲骨を引き下ろすことによって出来ることにもなります。
出来るかな?難しいだろうな!
でもやるしかありません。柔らかい身体は持って生まれてこなかったけど、この年になっても頑張れる心と身体はあります(笑)
それでは今回は下半身を隠して上半身だけを見られるようにした動画を見てみてください。