2年目に入った私のジャンピング投法への挑戦の経過を報告したいと思います。
膝が腫れる、足の関節が痛い、体が思うように動かない(笑)
今年の11月に59歳になります。来年は還暦です。これまで動けていたのだから、今年も同じようにやれるだろうと思っていましたが、どうもそうはいかないよいうです。
ジャンピングによる負担は膝に来ています。左膝は常時腫れている状態で(痛みはありません)、右足の指の関節には痛みがあります。これは練習後のアイシングでなんとかしのいでいる状態ですが、今のところこれでなんとかなりそうです。
ただどんどん体が動かないという感覚が強くなってきました。もう少し暖かくなると動きやすくなるとは思いますが、ちょっと予定外の老化を自覚するようになりました(笑)
残された人生の中で「今が一番若い!」という言葉に勇気をもらって挑戦してはいますが、経験したことのない「老い」というものに直面して、本当にとまどっています。
止めたり、諦めたりする気持ちは全くないのですが、いつまでもつのかな?という不安は常につきまとうようになりました(笑)
絶不調になりました
30年4月1日(日)も通常通りの練習でした。アップ、キャッチボール、トスバッティング、ノック、フリーバッティングとやって、試合形式のレギュラーバッティングになりました。
ピッチャーも交代で登板して、私の順番になりました。今年はこの練習の形態が多くて、人数が多い時は壮年対実年(シニアが加わります)で、本格的な練習試合のようなことをやることもあります。
この日は人数が少なくて、5人程度が上って繰り返しバッティングをするという形でした。今年は調子の良い日には、コントロールも間違わないし、ボールにも力があるのでほぼ完ぺきに抑え込むような日があったりで、この日もドロップを中心に内野ゴロを打たせることをやろうと思ってマウンドに行きました。
ところがです、初球のドロップをキャッチャーが取り損ねて親指を突き指してしまいました。私も経験がありますが、これをやってしまうと親指に力が入らなくなってしまって、上手くキャッチングが出来なくなってしまいます。
ましてこの日は本職のキャッチャーが一人もいなくて、普段外野を守っている私の同級生がキャッチャーをやっていました。
低目にボールを投げるとポロポロ落球する、意味不明な配球を要求するなどにイライラし始め、さらに自分のボールが思うようにならないこともあって、ひどい内容になってしまいました。
打っていたバッターに申し訳ないような内容でした。
見たくもなかったんですが、弘瀬先生が撮影してくれていたのをDVDでいただきましたので、YouTubeにアップして見てみました。
「こりゃ、ひどい!」
「とても使い物にならん!」
私が指導者なら、こんな言葉を投げつけていたことでしょう(笑)
フォームのバランスも崩れ、さらには心が冷静でなくなると、こんなに簡単にボロボロになってしまうという悪い見本です。
こんな風に飛びたい
この日は弘瀬先生に指導してもらうために、県内の中学生が土佐土建の練習しているグランドに来ていました。
私は遅れての参加でしたので、グランドに行ってみるとすでにピッチングをしていました。
「どこの子かな?」
と思いながら見ていましたが、上手に飛んで投げていましたので、思わず撮影させてもらいました。
今の子どもたちは、本当に上手に飛びますね。
このブログに書いたこともありますが、ちょっと前までは
「日本人にジャンピングは合わない。」
と思っていました。
今でも飛んでも外国人と同じボールは投げられないと思っていますが、今の子どもたちを見ていると、そのうちに日本人に合ったジャンピングを完成させてくれるんじゃないかと思わせてくれるほど、簡単にそれも上手に飛んでボールを投げています。
将来が楽しみになってきました。
この動画を見て思うことは
「こんな風に飛べたらなあ。」
です(笑)
こんな風に飛んでいるつもりなんです。しかし実際はそんな風には飛べてない(笑)そして心中では、
「お前、本当に不器用やな!」
といつも思っています。
力入りますか?
30年4月8日(日)は愛媛県から砥部のチームが来て練習試合でした。このチームは土佐土建との練習試合で自信をつけて、どんどん強くなっています(笑)
2試合終って、もう5イニングやると言う事でしたが、それは無視して投げ込みをやりました(笑)
投げようとしたところに弘瀬先生が来て、撮影してくれようとしたので、少し今思っていることを質問してみました。それは肘の使い方でした。
今から43年前、初めてウインドミルと言う投げ方を教わった時、
「肘を伸ばして大きく腕を回せ。その遠心力でボールを投げろ。」
と日本体育大学卒業のハンドボールの先生に言われました。とても素直なお山の学校の高校生は、その通りの投げ方でこれまでやってきました。そして最近西村信紀さんの指導を受け、弘瀬拓生先生の指導を受け、自分なりにボールのキレやスピードを追及して行く中で、今の腕の使い方は自分がこれまでやってきたこととは全く違うのはないかと、今頃になって気がついた訳です。
それを弘瀬先生に伝えると、弘瀬先生は大学(日本体育大学)に行ったときに気がついたということでした。
このことについては別の機会に詳しくお話したいと思います。もっと早く気がついていたら、私のソフトボール人生も違ったものになっていたかもと思うくらいの、重要な内容になります。それはまたのお楽しみということにしますね。
この日のテーマは
「飛んでから投げる。」
でした。
右足が着地してから手が始動するくらいのイメージを持って投げる。これを意識しただけで、前週とは見違えるほどボールに力が伝わりましたし、体のブレも少なくコントロールも良くなりました。
西村さんの指導動画の中に良く出てくる
「力入ります?」
という言葉を借りるなら、この日は「力が入っています。」です。
前腕(肘から先)の内旋というもう一つの課題は出来ていないのですが、上の中学生のように飛べて、軸がブレずに、腕が西村さんや弘瀬先生の言うように使えたら、
「70歳で西村信紀に勝つ!」
は実現出来そうな感じになってきました(笑)
頭で理解出来ても、体で表現出来ないというのがスポーツですので、不器用者はコツコツ続けていくしかありません。
また経過をお知らせします。