Youtubeにアップしていた自分の動画をスマホで見ていた時でした。持ち方が悪くて画面の上の方が隠れてしまって下半身しか見えないようになったんですね。普段投げている動画を見る時って目が行くのが上半身、特に腕になります。そして次はボールになるんでしょうか?
その自然に目が行く上半身とボールが隠れてしまったので、見えている下半身に目が行きました。そして気が付きます。
「なんだか動きがすごく遅いような気がする!」
そうなんです、一生懸命に速いボールを投げようとしているとは思えないくらい、下半身の動きが鈍いと言うか遅いんです。速いボールを投げようといろいろやってきたつもりでしたが、なかなかその効果は現れてきませんでしたが、この下半身の動きの遅さがその原因の一つではないかと気が付きました。
他のピッチャーも見てみよう!
自分の下半身の動きに気が付いたので、そこからは他のピッチャーの下半身の動きを見てみようと思いました。
まずはいつも一緒に投げている弘瀬先生です。投げ方も違うし身体の使い方も違いますが、前に出て身体を横に向けてから投げるという基本は同じです。愕然としました。圧倒的に下半身の動きが速いんです。「これか、ずっと負け続けている原因は!」
何度見ても、どの角度から見ても脚の引き付け、股関節の回旋が鋭くて速い。
さらにYoutubeにアップされている日本を代表するピッチャーの動画を見てみました。現役のピッチャーたちですし、彼らは120キロを超える球速を出しているわけですから私などと比べるレベルではありませんが、参考に出来る身体の使い方はしているはずなのでじっくり見させてもらいました。
さすがです。腕より先に腰が動き始めて、ブラッシングの時に腕の動きをストップすることなく逆にリリースで加速させるかのような動きをしています。そうなんです、この動きが必要なんです。
私と他のピッチャーの下半身の動きを比べてみました。ご覧ください。
ボールは下半身で投げる
女子の絶対的エースの上野投手がどこかのインタビューで「ボールは下半身で投げる。」って言っていたのを聞いたことがあります。
腕の力より脚の力の方がはるかに強いのはみなさん知っていると思います。そして人体の中で一番大きくて出力の大きい関節は股関節です。この二つを上手に使える投手は速くて強いボールを投げることが出来る人です。
さらに下半身リードで投げるということは上半身の開きを抑える効果もありますよね。下半身の大きな力を利用して投げられれば上半身、特に腕の力を抜くことが可能になります。そうです、力まなくてもよくなるんです。もう良いことしかありません。
悪循環になっている私の投げ方
こうやって見てみると私の投げ方は上半身の力に頼って投げてしまっていて、さらに下半身の動きが遅いので下半身の動きを使って加速させて投げるということが出来ない投げ方になってしまっているってことになります。
元々がこんな投げ方だったと言ってしまえばそれまでですが、ここをどうにかして改善するようにしないと求めている結果は得られないと言うことのようです。
右肩の力に頼って投げようとするので肩が先に出るのか、それとも下半身の動きが遅いので仕方なく肩で投げにいくのか?前者の要因が強いとは思いますが、今の投げ方では限界がありそうです。
下半身の動きを速くするためにはどうしたらいいのか?セットからの飛び出し方を変えた方かいいのか?前に行く勢いを強くして、その勢いを下半身の動きにつなげることが出来ると下半身主導に変わるのか?
どこをどう改善したらいいのかは分かっていません。変えたからと言ってすぐにボールが速くなるとも限りませんし、逆にフォームがバラバラになってしまってボールが走らなくなるってことも考えられます。
それでもやってみないと分かりませんし、やらないと変わりません。
オフの過ごし方
先週から弘瀬先生とのピッチングがオフになり、一人でトレーニングをやっています。なのでアップする動画がないのがもっぱらの悩みです(笑)ただ走っている動画では仕方ないですしね。
最後のピッチングの後肩と肘にイヤな痛みがあったのでここ2週間はボールは握らず、肩肘のトレーニングもやっていません。ちょっとお休みです。
やっているのはもっぱらランニング。それも短いダッシュ系のランニングを中心にやっています。すべては下半身の動きを速くするためです。
しかしなかなか年老いた身体は速くは動いてくれませんし、ちょっと頑張ると膝や腰に痛みが出て来ます。本当に困ったものです!
意外に昼間の最高気温は高い日が続いているので動いているとすぐに汗をかきますし、寒くてケガしそうな感じではないのは嬉しい限りです。来週からはちょっと気温が下がるって言ってますので、しっかり保温しながらケガしないように走ってみるつもりです。
来年の春にはちょっと下半身の動きが良くなっているといいな!