2021年11月末に届いたソフトボールマガジンは、2022年1月号になっていました。1年はあっという間に過ぎてしまって、ソフトボールシーズンも最終盤になっています。
特集は日本女子リーグ決勝トーナメント
巻頭のカラー特集は日本女子リーグの決勝トーナメントとインカレ女子の様子を紹介していました。女子リーグは来年からJDリーグと日本リーグという新しい形で開催されることになったようです。これ以上のことは分からないので、これくらいにしておきたいと思います(笑)
冬のカラダづくり
いよいよ気温も下がってきてシーズンオフが近づいてきました。この冬にどれだけカラダづくりが出来るか、筋力を上げることが出来るかで来シーズンの結果が変わるかもしれません。
1月号では2つのトレーニングメニューが紹介されていて、QRコードを読み込むと動画まで見られるようになっています。本当に便利な時代になりました。誰でも、そしてどこにいても最新のトレーニングを知ることが出来ます。その分他人との差も出ずらいことにはなりますが、このあまり面白くないトレーニングをこつこつ出来る人もそう多くないので、来年もっと強くなりたい、負けたくないとい思う人はこの冬がチャンスだと思います。ぜひ頑張ってやってみてくださいね。
土佐中学校男子ソフトボール部
高知県は学力で言うと私高公低です。その中でも土佐中(高校もあります。)は最も頭の良い生徒が行く学校です。なので土佐中にソフトボールをやりに行く子どもはいません。土佐中に合格してからクラブ活動を選ぶときにソフトボール部を選んだ子どもたちがソフトボールをやっています。
なので記事にもあるようにほとんどのこともが、ソフトボール未経験者というところからの出発になります。しかしこの学校の子どもたちは理解力があります。運動能力がずば抜けて良いということはありませんが、指導されている時の言葉を理解する力はすごいものがあります。そこがこの学校の強みです。
分かっていないのにただ「はい」と返事をするのではなく、分かって「はい」ということとの違いとでも言うのでしょうか。最近は時々弘瀬拓生先生がピッチャーを指導していて、その様子が動画で紹介されていますが、大会でも結果が残っているようなのでその効果が出ているんだと思います。
高知県内は少子化が進んでソフトボール王国の礎になっていた、お山の小規模校が単独で試合に出られなくなっています。多くの学校が合同チームを組んで大会に出るしかなくなっている中、この土佐中は写真のように単独で試合に出られる数には困っていません。
この状況が続くと高知県内の中学校で単独で試合に出てくるのは土佐中と学芸中(ここも私立です。)だけになる日もそう遠くないのかもしれません。先日高知パシフィックウェーブが久し振りに日本一になりましたが、将来高知パシフィックウェーブに入る選手の供給源がどんどん小さくなって行っています。頑張れ高知県!
ここにも我がふるさとの後輩が
オレの変化球に豊田自動織機の近森投手が出ていました。この選手は我がふるさと大正(現四万十町)の出身です。デンソーの山脇投手もこの選手の先輩になります。
四万十川中流域のお山の中の小さな町ですが、この二人以外にも多くの選手をソフトボール界に送り出してきました。学校も小さいので男子は全員ソフトボール部みたいな環境も幸いしているんですが、最近は中学校まで地元、高校は高知市内というパターンが多くなりました。
山脇投手も近森投手も高知工業出身です。昔は大正高校出身も少しいましたし岡豊高校から実業団という選手もいたように記憶しています。先日の四国大会にも大正中学は単独で参加していましたので、もう少しはふるさとの子どもたちの活躍が見られそうです。
しかしたまに田舎に帰っても人より猪や鹿の方が多いんじゃないかと思うくらい、どんどん人が減ってきています。私が小さい時は猪ですらずっと山奥でしか捕れませんでしたし、鹿なんか見たことも聞いたこともありませんでした。それくらい人がいなくなってしまったということのようです。