このところ最速98キロ止まりが続いています。1回100キロが出てから1カ月以上100キロの壁、いや98キロの壁に跳ね返され続けているって言った方がいいですね。このたった2キロが出ないんです。
気温は夏ですが、風は秋になりました
2021年10月3日(日)10月だというのに気温はまだ30度くらいありました。最近は秋がどんどん短くなって、いきなり寒くなるって感じでしょうか。子供のころはあまり夏が得意でなく、夏痩せもしていましたし運動してもあまり良い成績が残せないって感じでした。
しかし秋になって気温が下がってくると身体が動くようになり、ボールの速度やキレが違って来たなと感じることが多かったです。
今どきの子どもたちは「夏痩せする。」って聞かなくなったのは冷房がどこにでもあるからでしょうか?寝苦しいこともなく、暑くて食欲がないってこともないんでしょうか?素麺くらいしか喉を通らないなんて、今はもう死語なのかな?
さて気温は高いんですが汗の量が違ってきました。さらに身体にまとわりついてくるようなイヤな感じもありません。吹いてくる風が爽やかで体温がそんなに上がらないって感じなので、球数を多く投げても息が上がることがなくなりました。この季節が最大のチャンスです。
今日のチャレンジ
この日のチャレンジは2つにしました。
一つ目はセットから飛び出す方向を一塁側にしてみようと思いました。このことによって身体の全面に腕を振るスペースが生まれるんじゃないかと思ったからです。一塁側に飛ぶことで腕がバッターから見えやすくなるというリスクはありますが、リリースの速度が上がり球速が上がることを選択しました。
そしてもう一つ先週たった3球ですが指にボールがかかった感覚があったのと、その瞬間を動画を止めて見てみたらいつもは伸びて手の平がパーになっているのが、指がちゃんと曲がってグーになりつつあったので今日はきちんと「地面に向けてグー」をやろうとしてみました。
結果はというと一塁側には飛ぶことが出来ました。着地点でいうと1足ほどですが、これでも投げている本人からすると30㎝くらい左に向けて飛んでいるくらい違和感がありました。動画で確認してみると自分でみても「変わった?」と思うくらい見た目は変わっていません。ただ右バッターの内角にシュート系のボールが行くようになったので、そこは想定通りの変化があったと言えます。
地面向けてグーはどうかというと、こちらは上手くいきませんでした。速いボールを投げようと力むと私の場合腕に力が入るので、ブラッシングでボールが手から飛び出してしまう感じになります。本来であればここから前腕、手首がしなって最後の最後に指でボールを押して切るをやりたい(実際にはそこまでボールは持てないので、あくまでもイメージですが)んですね。これはなかなか難しいです。この投げる瞬間にお腹(体幹)に力が入ると肩や腕の力が抜けるみたいなので、お腹に力を入れるも意識してみるんですが、これもあまり上手く行きません。私のボールが100キロを常時超えてこない理由はこのへんにもありそうです。
ボールは動いている
投げているのはファストボールだけです。理想はきれいな縦回転なので、そうなるとドロップ系の動きはするはずですが、私の投球を見てみると真っ直ぐ伸びていくボールがあると思えば、シュート、スライダー、時には弘瀬先生が「ライズか?」と聞いてくるほど浮き上がっているボールまであります。
これはリリースが一定せずにボールの真ん中ではなくてちょっと上や下を押しているからであり、横の変化は身体の開きや締めもまた一定じゃないことを証明しています。
受けてくれている弘瀬先生は大変なようで、左手の親指はほぼ破壊してしまったようです(笑)大変申し訳ありません。厳しいキャッチャーなら「ちゃんと投げろ!」って怒られているはずです。
若い頃の西村信紀さんも投げてみないとどっちに曲がるか分からないって時期がありましたが、その時は怒ってましたもんね(笑)レベルは違えど迷惑なピッチャーです。
今は試合で投げることもないのですが、来年以降普通の生活が戻ってくるとどうしても投げることになるはずです。それまでにどうするかを考えておかないといけません。きちんと投げ分けが出来るようにするか(投げ分けられないボールは使わない)、それとも荒れ球でどっちに曲がるか分からない(行先はボールに聞いてくれ)で行くのか?
試合になれば今やっているように全部全力で投げるようなことはないし、ある程度高さとコースを狙って投げることになるので、前者に近いピッチングになるとは思いますが、あまりまとまり過ぎると簡単に打たれてしまうことにもなりますから、ちょっと考えておかないといけないと思っています。
最後にこの日の様子をご覧ください。