「大人になれや!」と良く言われました。一旦言い出すと他人の言うことを聞きませんでした。なぜだったんでしょうか?自分がこうと決めたことを変えることが怖かったのもあります。自分が間違っていることを認めることを極端に嫌いました。結局弱かっただけなんですけど、身体が硬いだけでなく心も余裕がなく、竹や柳のように吹き付ける風雨に対して自分の身体を揺らせてしのぐ強さがないので、自分を固くしてかたくなになって耐えていた人生だったような気がします。
ずるさもあるので他人に指摘されないように、自分のことはしっかりやっておくという用意周到さは持ってました。それでも抜けたり間違ったりすることはありますので、それが怖くて小さなことまで気をつけていたような・・・そうなんです、小心者だったんです。
かたくなな生き方は不器用な生き方です。自分は自分の世界に閉じこもっていればいいんですが、周りには扱いにくくてご迷惑をおかけしたと思います。今となっては取り返しもききませんが、この場を借りてお詫びしたいと思います。すみませんでした。
さて人生と同様ソフトボールもこの身体の硬さと不器用さで、なかなか思うような結果が出ていません。今は残された能力をすべて使って速いボールが投げたいんです。バッターも関係なく、ただただボールが速くなればいい。基準は自分が満足できるボールが投げられればOK。こんな自分勝手なことなんです。
まだまだやってないことがいっぱいある。
なかなかボールが速くならない。なぜなんだろうと困って過去の動画を見ることにしました。そこに見落としているヒントがあるんじゃないか?忘れていることがあるんじゃないか?と思ってです。
するといっぱいあるじゃないですか!必要じゃないと思って勝手に捨ててしまっているものや、やっては見たものの自分には出来ないと諦めてしまったもの、そもそもまったくチャレンジすらしていないものまでありました。
不器用だから出来ないは仕方ないって思いますが、実際そこまで突き詰めてやったのか?という疑問があります。何せやって週1回の練習で投げるだけですので、そこまでこだわってやることもなく、ちょっとやってみたけど出来ないので諦めたってやつばかりのようにも思えてきました。
なのでちょっと続けてやってみようと思いました。新型コロナウイルスの関係で全体練習に参加出来ない。試合にはもちろん行けない。こんな悲しい状況ですが、現役やめてからこんなに投げ込みが出来ている年もありません。仕上げる必要がないのでどんなにバランスを崩しても大丈夫なのもコロナのおかげです。ということで「左手を上げる」=「左手を使えるとボールが速くなる」をやってみようと思いました。
どうやっても上がらないと思っていました。しかし以前の動画を見ていたらしっかり上がっている動画を見つけてしまったんです。「上がってるじゃないか!」動画の中では「しばらくこれを続けてみるしかない。」とまで言っています。しかしいくら思いだしてもそんなことやった記憶がありません(笑)ならやってみるしかありませんよね。
動画はこれです。
28分21秒くらいのところでしっかりこれをやるしかないってはっきり言っていますよね。なのでやってみました。
不器用な身体は思ったようには動かない(笑)
やることは明確になってますからあとはやるだけです。この日は最初の遠投から左手を上げることだけを意識して投げ始めました。しかしなかなか思うように身体は動いてくれません。何か変えるとそれに続く動きも自然に変わってしまいます。バランスがおかしくなるんです。それを少しずつ調整しながら、あきまでも頭の中は「左手が上がっているか?」だけを確認していました。
飛ばずに投げている時はこれでも良かったんです。しかしいざ普通に飛んでなげようとしたら問題が発生しました。セットしてから腕を一旦おろして上げようとすると遠投の時にやっていたように両手をクロス出来ないんです。と言うかクロスしようとするとボールが投げられないんですね。
これはセットからの動きを変えないといけないのか、それともクロスさせないで左手が上がる投げ方を探すようにするのかという問題です。投げられるのはこの日だけですので、とりあえず投げられる動きで左手が上がるフォームを探すことにしました。
その一連の様子がこちらになります。
なかなか苦労しているでしょう?本当に不器用な男です(笑)
左→右→左と移動させる
「左手」「左手」ばかり意識していると左にしか意識がいかない不器用者です(笑)途中弘瀬先生からアドバイスがあります。「左手上げたら意識は右手に持っていかんといかんで。」言葉では簡単なんですが、頭の中も不器用な私にはこれもなかなか難しい問題になります。
悩んでいた時にこれも最近見ていた動画を思い出しました。平林金属の松田投手の体重移動の動画です。
この中で松田投手が体重移動は左→右→左だと言っていたことを思い出しました。「ん、これって意識している所は違うし、やってることも言葉も違うけど、最後の出口は一緒じゃない!?」と思いました。
人によって言い方、やり方は違うけれど良いピッチャーは結局正しい身体の動きをしているってことじゃないんでしょうか?ということは私は良いピッチャーじゃないから、こんなボールしか投げなれないってことになりますね。
まあまあ、まだまだこれからってことです。直せるとこ直して、出来ないこと出来るようにしたら良いピッチャーになれるかもしれないって思って頑張るしかありません。
しかし少々左手は上がっていますが、グラブの方向が良くありません。松田投手のサムネの写真のように一塁側を向くのが理想ですが、せめてキャッチャー側、地面側を向くくらいにならないと肩甲骨が開いてくれませんね。どうも私は肩甲骨を使えていない人のようです。これも良いピッチャーじゃない理由の一つです。
身体づくりの重要性
さてピッチングが終わって帰ってきてお風呂で汗を流しました。本当はアイシングを先にやりたいんですが、気温が上がってきて汗びっしょりで帰ってくるようになったので、まずは身体をきれいにしてからアイシング、栄養補給になります。
その後酸素カプセルに入って疲労回復に努めることになるんですが、最近は身体を大きく使うようになったせいか、無理して力んで投げているせいか身体への負担が大きくなっています。日曜日の夜や月曜日の朝の身体の痛みや重さ、関節や筋肉が硬くて動きづらいなど相当なものがあります。
そうなるともう少し身体を鍛えておく必要があるようです。少なくなっていたランニング量も元に戻す必要もありますし、補強トレーニングも増やさないと壊れてしまいそうです。しかしそんなことしようとしたら毎日何かやってないといけなくなりますよね。そうすると今度は心が疲れてしまいます。何か悪循環・・・
この年になってそこまでする必要があるんでしょうか?(笑)
しかし今年になって150球くらいしか投げる体力しかありません。去年は200球くらい平気で投げていたような気がします。これは全体練習に行かなくなり、長い時間練習する体力がなくなってしまったこと、自分のピッチング以外にもバッピなどして数を投げていたのがなくなったことなどが影響しているのかもしれません。
新型コロナウイルスはいろんなところに影響しているようです。