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今年2回目のピッチングをしました。数日2月とは思えない暖かい日が続いていて、この日も日中は動きやすい気温になっていました。
急なお誘いではありましたが投げる機会もあまりないので、急いでグランドに行ってアップをしていました。ただ問題は新型コロナだけではなくて、気温が上がったことによってスギ花粉がたくさん飛散するようになったことです。
数年前から幸せなことに花粉症の症状があまり出なくなりました。原因は「老化」でしたがくしゃみ、鼻水に悩まされることもなく熟睡できる幸せに感謝しています。しかしシーズン初めは目がかゆくなり、くしゃみも出ます。これがおさまるとあとは楽なもんなんですけど、今そんな状況になっています。
コロナの関係もあってくしゃみや咳をすると、他人の厳しい目が気になります(笑)なのでなるべく症状が出ないように、この日はスポーツ用マスクを着用してのピッチングになりました。映像を見てみるとサングラスとマスクでまったく表情が分かりません。あやしいったらないんですが、これ試合ではバッターに表情が読まれなくていいなあと思ってしまいました(笑)
下半身リード
私はどうしても上半身の力に頼った投げ方をしてしまいます。いくら腕に力があると言っても足の力にはかないません。さらに人体の中で最大のパワーを発揮する関節は「股関節」です。これを上手に使わないとボールにパワーは伝わりませんし、加速もしていきません。
こんなことに今になって気が付いても遅いんですが、なんとかカラダの使い方を直してこれまでにはないボールを投げられるようになりたいと思っています。
キーワードはいくつかあります。左側の壁、右足の引き寄せ、下半身リードなどでしょうか。左足が着地したときに地面から受ける反発力を利用して左の股関節が外旋する。その勢いで右の股関節は内旋する。この動作に合わせて右足を素早く引き付ける。
そしてこの下半身の動きで上半身が回旋してきて、最後に腕が引き出されてくるようになれば大きなパワーがボールに伝えられることになるはずです。
さらに動画の中でも説明してありますが、左足が着地したときに右手(ボール)が左足から一番遠いところにあるようならベストじゃないかと思っています。しかしなかなかこうはなりません。投げ急いだり、腕に力が入る(力み)があると、手(右肩)がどんどん先に出てこようとします。
そいうなると上体も突っ込んだ状態になっているので、体重移動も出来ない感じになってしまいますし、本当に手投げの状況でボールを投げることになってしまいます。私の悪い時は完全にそうなってしまっています(涙)
頭は右股関節の上
この日は自分が投げる時に自分の頭がどの位置にあるかを確認したくて、横からのフォームを撮影してみました。
特に左足が着地した時の頭の位置です。この時に頭が左の股関節の上にあるようでは上半身が突っ込んだ状態になっています。そうなるとあと振れるのは腕だけになってしまいます。
ここで頭が残っていれば、理想とする左股関節→右股関節→内転筋→上半身→腕という良い流れの動きに繋がっていける可能性が出てきます。可能性と書いたのはこの一連の動作を上手くつなげるために動きの順番だけでなくて、カラダの柔軟性も必要なってくるからです。
身体が硬いと一つ回すと全部一緒に回ってしまうものです。元々硬いカラダが年を取ってさらに硬くなってきました。ストレッチしても「こんなに曲がらないか?」って思うほど柔軟性が失われています(笑)
腰が回っても上半身は残っていたい、上半身が回旋を始めても腕は後ろに残っていたい。しかし硬くなったカラダでは、それがままなりません。
やっと正しい動きが分かったとしても、こんなことと戦わないといけないんです。本当に年は取りたくないものです。