2018年11月15日本日59歳を迎えました。たくさんの方からお祝いのメッセージをいただき、心よりお礼申し上げます。Facebook、メッセンジャー、LINEなど、朝からあたたかいお祝いのメッセージでいっぱいで、幸せなスタートを切っています。1通1通お返事を返しているつもりですが、もし漏れていたらごめんなさい。
還暦まであと1年、もう少しソフトボールだけでなく、心も大人になるよう修行を続けてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
60歳までの1年をどう過ごすのか?
「70歳で西村信紀に勝つ!」
を宣言して、フォームの改善(?)に取り組んでから約2年近くになりました。この挑戦には2つの大きな条件があって、
一つは私の投げるボールがフォームを変えることや、ブラッシング、リリース等を改善することで、ボールの球速や威力を増して、それを70歳まで出来るだけ維持すること。
二つ目は西村信紀さんが老化等によって、投げるボールのスピードと威力を失うこと(笑)
この2つの条件が私が70歳の時に整っていれば、人生で初めて私が西村信紀さんに勝てるチャンスが訪れるだろうと、姑息な私が思いついた挑戦でした。
60歳や65歳じゃ無理だろう。私が70歳までこつこつやり続けて、西村信紀さんはこれまで通り走ったりすることがなければどこかおかしくなって、なんとか勝つ可能性が出て来るのではないかです。
今年西村信紀さんに、完治不能な肋骨骨折が見つかりました。群馬での同窓会では思わず
「どっかおかしくなれや!。」
と言ってしまいました(笑)
私の身体も腰痛(中学生から)、肩の痛み、両膝の痛み(もう正座は出来ません。)など五体満足ではありませんが、これまで大きなケガもなくきましたので、「無事これ名馬」という言葉にかけて、長くコツコツやることで何とか光明を見つけたいと思っています。
速いボールを投げるためには
ピッチャーであれば誰もが、速いボールを投げたいものです。そのためにはやはり、腕のスイングスピードを速くするのが一番必要とされます。ゆっくりとした腕の動きから、ものすごく速いボールが投げられると、それは打ちにくいボールになりますが、それは物理的に難しいことになります。
そしてさらにリリース時に加速するということができると、スピードだけではなくてスピンのきいたキレの良いボールが投げられるようになります。
しかしこれだけ腕をぶん回し、手首を使って指先に力を入れてボールを投げようとすると、ボールの行先をコントロールすることが容易ではなくなります。
ある程度コントロールしようとすれば、MAXの70%~80%くらいの力で投げている時が一番良い感じになるのではないでしょうか。
私の経験では、意外にこれくらいが力みもなく、スピード自体は少し落ちるものの手元でボールが伸びたり鋭く変化して、良いピッチングが出来たような気がします。
MAXの70%~80%でバッターに速いと思わせるためには、練習やトレーニングによってMAX(100%)のスピードを上げる必要がありますね。
良いピッチャーの胸の張り
先月群馬で久し振りに西村信紀さんが、バッター相手にボールを投げているのを見ました。
「僕のピッチングは指導用ですから。」
と言って、日本リーグ(平林金属に選手登録しています。)などで、
「1イニングでええき投げろ!」
と何度も言いましたが、
「無理です。バッター相手に投げたことないですから。」
と投げるようなことは決してありませんでした。
今回の群馬では日本を代表する西村信紀さんと、山本さん(元三菱重工名古屋)のピッチングフォームを見ることが出来ました。それぞれその年齢ではけた違いのスピードボールと変化球を投げられていましたが、その様子を撮影した写真を見ていて、自分にはないものを発見してしまいました。
それが「胸の張り」でした。
まず山本さんのフォームがこれです。
なかなかちょうどいい写真がなかったのですが、横向きの身体を下半身のリードで上体を前に向けて手を出しています。
西村信紀さんのフォームがこちらになります。
素晴らしい胸の張りですね。
山本さんはどちらかと言えばツーステップ、西村信紀さんはワンステップです。ツーステップ投法の方が横を向いている時間が長くて、そのまま腕を振ってくる感じが強くなるような気がしますが、この胸の張りがあるとないといではボールに体幹の力を伝えるという意味では、大きな違いが出てきますよね。
この写真を見ていると、西村信紀さんのボールが強くて早い理由が分かる感じがします。ただ強力な背筋力で後ろに引いた腕を前に引き出すために、この胸の大胸筋はズタズタに切れてしまっていますけどね(笑)何回治療させられたことか・・・
さてこの西村信紀さんに挑んでいる私はと言うと、こんな感じになっています。
この群馬での写真はこれだけでしたので、先日の練習の時に何枚か撮影してもらいました。それがこちらになります。
大きく見劣りしますね(笑)連射で何枚撮影しても、しっかり胸を張ったところが写らないんです。
これでも群馬の時より「胸の張り」を意識して投げてはいるんですよ。それでもこの程度です。改善の余地があるとすると、左手(グラブ)の位置ですね。
西村信紀さんはグラブが左肩より高い位置にありますが、私は下にあります。これが上ってくるともっと胸が張れるようになるとは思いますが、なかなかこれが難しいんですね。染みついた昔のフォームが邪魔をして仕方ないんです(笑)
去年の1月に西村信紀さんに指導してもらった時に、「左手を上げろ。」と言われたことがここにつながっていることを、あらためて思い知らされている私です。
還暦まであと1年、もう少し頑張ってみることにします。