2020年4月号のソフトボールマガジンに恐い記事がありました。
2020年4月号のソフトボールマガジンが届きました。特集は「変化球のススメ」と題して元JAPANで現淑徳大学監督の増淵さんの「初心向け変化球講座」です。参考にしていただけたらと思います。
いよいよ高校センバツです。
高校のセンバツ大会がせまってきました。ソフトボールマガジンにも男女の大会展望と注目校、そして大会参加校が紹介されていました。
女子はパッと目を通したくらいでしたが、男子の高校の紹介のページで手が止まってしまいました。それは各県予選の記録を紹介しているところです。なんと参加校が1校のために予選無しという県が5県もありました。中には日本リーグの試合でほぼ毎年訪れていた山形県もありました。ソフトボールの記事が地元新聞のスポーツ欄にプロ野球と同じくらい大きく紹介されるのは高知県と山形県くらいと言われた山形県ですら、ソフトボール人口が減っているということでしょう。
さらに決勝戦しか行われていない(つまり2校しかない)県が12もありました。現在強い高校がある長崎県、福井県もそうです。これはピンチではないでしょうか?
男子ソフトボールの行く末は?
元々ソフトボールは日本では女子の競技と思われていた気もします。私たちが20歳くらいのときには「いいカラダしてますね。何かスポーツされていますか?」と聞かれ「ソフトボールです。」と答えると「男子にもソフトボールあるんですね。」と言われたことが何度もあります。中学生の全国大会はなくて西日本大会が実質の日本一を決める大会だった時代もありますので、全国で男子のソフトボールが実施されるようになってまだ半世紀も経っていないんだと思います。
しかし少子化の影響もあって、マイナースポーツである男子のソフトボールをやってくれる子どもが減ってくるのは仕方のないことであり、これからもこの傾向は変らないような気がします。
世界選手権での立派な成績もあって日本ソフトボール協会も「男子も盛り上げて行こう!」と頑張ってくれていますし、男子のソフトボールに関わる人たちがそんな声を上げているのも耳にします。一応長くソフトボールに関わった者として同じ気持ちは持っていますが、なかなか厳しい道が待っているなあと思ってしまうのも事実です。
希望もあります。
そんな中希望もありました。「我ら塁球部」という記事に千葉県四街道市の千葉フェニックスJSCという男子のクラブチームが紹介されていました。
千葉県四街道市と言えば高校や一般でも強いチームが存在した場所です。しかしこの千葉とか埼玉とかは野球が盛んで、野球を習うための塾まで存在するような場所なんです。そこでソフトボールやろうという子どもたちがいることに驚きます。そんな子どもたちを集めて、ソフトボールの楽しさを教えてくれる場所があるなんて素晴らしいことですね。
以前ソフトボール王国と呼ばれた高知県では、お山の小規模校(人数も少ない、グランドも狭い)がそれを支えてきました。しかし少子高齢化の進んだ高知県の山間部ではソフトボールがやれる9人が確保できない状況になっています。
ソフトボールをやる子どもがいるところはどこなんでしょうか?以外に人口が多くて子どももいる都市圏なのかもしれませんね。都市圏の子どもたちにソフトボールを選んでもらえるような環境を整備すれば、男子のソフトボールはまだまだ生き残れるのかもしれないと思うのは私だけでしょうか?(笑)