2018年10月27日(土)群馬県高崎市で開催された、3回目の同窓会の様子をご紹介します。
高崎集合
雨が心配された土曜日でしたが、高知を出発する時に高知は晴れになっていました。羽田に到着すると曇っていた空から太陽が顔を出し、群馬の大木さんからも
「雨上がりました。」
との連絡があり、これで予定通り開催することが出来ることが確定しました。
順調に事が進むかなと思ったら、ここからちょっと小さなトラブルが続くことになりました。
高知からの便が羽田空港に到着して、レンタカーのカウンターに移動している途中に熊本から飛んできた深見さんからラインが入りました。
「到着しました。」(第1ターミナル)
「第2ターミナルの到着ロビーにある、レンタカーのカウンター前で杉本さんが待っているので移動してきてください。」
「了解しました。」
ここまでを確認したので、安心して私はレンタカーを借りに営業所まで移動しました。しかしいつまでたっても合流したという連絡が入らず、やっとつながった深見さんとの電話では、
「迷子になっていて、今やっと第2ターミナルに到着した。」
とのことで、それを杉本さんに伝えて、合流したら1階上の出発ロビーの外に出て来てもらうことにしました。少々時間はかかりましたが、無事合流して岡山から来る西村信紀さんを待つことにしました。
レンタカーの営業所で時間調整したので、あまり待たなくても良い計算になっていたのですが、ここからが長い待ち時間になりました。
飛行機到着を確認して、15分くらいで来るかなと思っていましたが、なかなか姿が見えません。あんまり遅いので確認すると
「まだバスで移動中。」
とのこと。到着後到着ロビーまでバスで移動になると、結構時間がかかります。其れなら仕方ないと待ってしたら、
「荷物を待っています。」
と連絡がありました。
「荷物預けた?たかが1泊の予定やに、どんな荷物持って来たがや!」
3人の先輩も少々待ち疲れて、イライラし始めていました(笑)そしてやっと日本の大エースが合流して、予定より大分遅れて羽田空港を出発しました。途中関越自動車道で渋滞にはまり、会場の高崎市立佐野中学校に到着したのが14時でした。
親善試合
14時半試合開始予定でしたので、何とか間に合ったという感じでしょうか。着替えをしてグランドに出てみると、懐かしい顔があって挨拶をしたり、知らない人から声をかけられたと思ったら、群馬教員の元キャプテンの石井さんだったりして、恐縮してご挨拶するなどとなりました。
(石井さんです。)
するといきなり集合の声がかかり、試合をはじめようとするではありませんか。アップもなしでやろうとしているわけです。
「おいおい、アップもしてないぞ。」(山崎)
「大丈夫、大丈夫。」(大木)
性格の違い丸出しです(笑)
結局ちょっと走っただけで(それも深見、山崎だけ)試合開始になりました。過去日本体育大学、トヨタ自動車に2連敗していますので、今回勝って有終の美を飾って終わりにしようと思っていましたが、世の中そう上手く行かないものです。
相手をしていただいたのは地元のママさんチームでしたが、事前に中田まりさんを通じて情報収集したら、そこそこやりそうな感じでした。相手はすでに集まっていてアップも十分にしていた感じでしたし、何かおかしいと思ったら何名かの男性が混じっていました。それもどう見ても若者で、バリバリやりそうな雰囲気がありました(笑)
さあ、いよいよ試合開始になりました。最初簡単な挨拶をとすすめられた岡先生(当時の全日本監督)も含め、審判、世話役の大木さんからも
「くれぐれもケガのないようにお願いします。」
という発言が続きました。それならしっかりアップさせてくれよって思いました(笑)
同窓会チームの先発は元三菱重工名古屋の山本さんでした。御年71歳、どんなピッチングを見せてくれるのかなと思っていたら、やはり天才は天才でした。聞いてみると上腕二頭筋の腱(2本あるうちの1本を切っているそうです。)を切ってしまって投げていなかったそうですが、今回この話しがあってから調整していただいたそうです。
山本さんいわく、
「もともとライズしか投げられないピッチャーだったのに、腱を切ってしまったので、違う捻り方でライズを投げる練習をしている。」
「今日はピンチになった時はドロップで勝負しようと思っていた。」
との言葉通り、ピンチでは内角低目にきちんとドロップを投げて、見事な三振を取られていました。さすがです!
結局試合は山本さんの後投げた私と、私の先輩の田中誠一さん、同級生の大木さんがバタバタして3回に5失点してしまい、2-6で負けてしまいました。最後勝って終わろうという我々の計画は無残にも砕け散りました(笑)
最終回は私に変わって西村信紀さんが登板して、締めていただきました。相手チームや見学していた中学生なども西村さんのボールを打ってみたい、バッターボックスで見てみたいだろうと、急遽スリーアウト後も投げてもらう(投げさせる)ことになりました。
西村さんは普段ゴムボールを投げることはありませんし、バッター相手に投げることもありません。そしてそのためにトレーニングすることもしていませんので、途中から息が上ってきました(笑)
「何人打つんですか?」
「いつまでやるんですか?」
「こんなのありですか?」
という西村さんの嘆きは誰も相手しません。だって実績は誰もが認めていますが、グランドで守っている連中の中では、西村さんが一番の若造なんですから(笑)
あまりに西村さんがかわいそうとなってやっと終了となりました。
試合後はお手伝いいただいていた中学生と、この日わざわざ東京から来ていただいた日本ウェルネススポーツ大学の選手のみなさんへのクリニックが始まりました。
昔の人間たちが、これからのソフトボール界を背負ってくれる人たちに技術の伝達です。試合ではさんざんだった方も、生き生きと指導されていました(笑)
最後に全員での記念写真撮影して、宿泊と懇親会をする旅館に移動となりました。
懇親会開始
宿舎に到着して同窓会のメイン行事である「懇親会」まで1時間くらいありましたので、とりあえずお風呂に行くことにしました。
偵察に行ってきた西村さんが
「4、5人は入れそうです。」
と言うので、早速1番乗りで浴室に行きました。最初は4人でしたので良かったのですが、結局次々に入って来るのでどんどん交替しながら入浴をすますという感じになりました。1番驚いたのが71歳の山本さんの身体でした。
右腕の上腕二頭筋には腱が切れてしまった跡が見えるほかは、足の筋肉も立派、胸の筋肉も立派なもので、もともとあまり大きな人ではありませんが、今でも今日のような素晴らしいボールが投げられる理由がわかりました。西村さん以外はやはり節制と努力で、なんとか自分の思うようなボールを投げることが出来るということですね。
定刻の6時半になって懇親会が始まりました。最初は型通りの岡先生の挨拶から始まって、乾杯(実は3回やりました(笑))、それぞれの挨拶と続きましたが、一人一人の挨拶(思い出も含めて)には途中他からのちゃちゃが入ったり、時にはヤジが飛んだりで、なかなかの時間をかけて、一緒に頑張っていたころからこれまでの空白の時間を埋める作業が終らなかったという印象です。
私のように皆勤賞もいれば、今回初めての参加という方もいらしゃいましたので、それも長くなった原因でしょう。
まあ良く飲んで、良くしゃべった懇親会でした。
2次会開始
全員参加の懇親会を終了して、私たちの部屋を会場に2次会が開催されました。お酒を飲まれなかった岡先生、大河原さん、高井さんを除く全員が参加していたと思います。
しかしこの2次会は笑いました。おそらく9時くらいから夜中1時までやりましたが、途切れることなくしゃべって、笑ってという2次会になりました。
3回目の同窓会になりますが、懇親会の主役は初回から田中誠一先輩になりました。なぜこんないじられキャラになってしまったのかというくらい、全員にいじられ、反論しようとすれば杉本さんに押さえつけられるということを繰り返しています。
この2次会も途中からはずっと田中誠一いじりで、大爆笑の連続でした。期待を裏切らない田中誠一先輩の言動は、世界選手権3回連続出場していた頃のりりしい姿とは別人のかわいらしさです。たぶんトヨタ自動車の後輩には絶対見せない姿だと思いますね。
12時も回ったのでそろそろと思っていた頃、12時半になろうとした頃だったと思います。突然杉本さんが女子のスローイングについて語り始めました。するとそれに何人かが食いつきました。
みんな年は取りましたがソフトボールの大好きな、それもそれぞれそこそこの実績を持った人間の集まりです。どんどん話しがヒートアップしていきます(笑)
「おいおい、さんざん飲んでふざけておいて、夜中1時前にスローイングの話しかよ。」
と私は思っていましたが、話しを始めたのが杉本さんなのでそれは決して口には出せません(笑)
しかしこのままではいつまでたっても終らないと思ったので、
「1時になりました。そろそろにしませんか。」
と終了を告げました。みんなも疲れたんでしょう、何の抵抗もなくお開きとなりました。
それぞれの部屋に帰って行く人、歯磨きをする人などいましたが、杉本さんは「寝る」と言って布団に入ったかと思ったら、あっという間にいびきをかいて寝ていました(笑)
この日久し振りに元闘犬センター5人で寝ました。もうこんなことはないでしょう。
戦い済んで
一夜があけました。同部屋の後輩が朝6時くらいから、嫁さんに電話をしている声で起きました。遠慮するでもなく普通の声でしゃべっています。
「まだみんな寝ゆうきよ。」(まだみんな寝ているので)
それなら外で電話せんかい!!!!(笑)昔なら大怒りです。本当に怒ろうかと思ったんですが、私が怒鳴るとみんなを起こしてしまうと思って我慢していました。あとで聞いたらみんな起きていたそうでです。みんな大人になりましたね(笑)
楽しいお酒は二日酔いにもならないようで、みんな普通に起きてきて朝ごはんもしっかり食べてました。
少しすると昨夜の懇親会には参加されなかった三宅さん、浦野さんが訪ねてこられて、そこからまた昔話や昨日の試合の話しに花を咲かせました。
軽井沢にでも行ってきたらというご提案もいただきましたが、結局少し早い飛行機を予約していた西村さんの時間に合わせて一緒に羽田空港に向かうことになりました。
愛知に帰る山本さん、田中誠一さんともここで分れて、楽しかった久し振りの群馬を離れました。
本当にみなさんお疲れ様でした。そして本当に楽しい時間をありがとうございます。若いころに同じ時間を共有したこと、切磋琢磨してきたことによって、こんなに素晴らしい仲間とこの年になって集まれることに感謝しています。
今回で終りと思っていましたが、お酒の勢いは恐いもので、次回は高知で闘犬センターの社長の墓参りを兼ねて開催するということになったようです。しっかり幹事も仰せつかりましたし、準備を始めてみたいと思います。お願いですから、次で最後にしましょうね(笑)
前回も豊田で懇親会やっていた時に大木さんから電話があって、
「岡先生の体調が思わしくなくて、遠出は出来ないんだよね。」
という言葉から、岡先生にも1回は参加してもらいたいというみんなの優しさを動かして
「それなら来年群馬でやろう。」
ってことになりました。ところが群馬に来て岡先生に体調を確認したら、
「みんなに聞かれるけど、俺はどこも悪くないんだよ。」
「確かに心臓にペースメーカーが入っているけど、鉄の心臓だから強いよ。」
って言われました。大木さんは俺は言っていないと否定していましたが、去年の懇親会で来年群馬開催となったのは、間違いなくあなたの電話からでした。そのおかげで久しぶりに群馬に行けたので、これ以上追及するのはやめますね(笑)
送られてきた写真が多くて整理出来ません。今回の様子を写真を中心にして、またご紹介するようにします。