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2020年3本目の西村さんの動画になります。テーマは「腕の内旋」です。
野球のピッチャーのリリースやバレーボールのスパイク、そしてバドミントンのスマッシュを見ていると、共通した腕の動きがあります。それは腕の内旋運動です。どの競技でも素晴らしいボールを投げる、スパイクを打つ、スマッシュを打つ選手は、この内旋運動がキレイに、そして速く出来ています。
それではソフトボールのピッチャーではどうなんでしょう?それを西村信紀さんに聞いてみました。
ソフトボールの場合は?
ソフトボールのピッチャーの場合、他の競技とは違って腕が体側に接触する(ブラッシング)がありますので、少し難しくなる(腕が体側に接触することで、腕のスイングスピードが遅くなる)ようです。
それでは動画をご覧ください。
ブラッシングによって遅くなっても、一定以上のスイングスピードがある場合には、腕の内旋運動は自然と起こると考えた方がいいのかもしれません。この内旋運動はボールが手から離れた後に起こるものですから、実際のボールには関係ないとも言えますが、この内旋運動が起こるような腕の使い方、リリースでなければ生きたボール、スピンの効いたボールは投げられないと言ってもいいのかもしれません。
私なんかの場合ではまったく出来ていないと言わざるを得ません。と言うか、この逃がすという内旋運動が起こる必要がない弱いリリースになってしまっていると言うことでしょうね。これではいけません。
地面に向ってグー
正しい動きは「押して、切って、内旋」だったようです。それが全くできていない私に分かりやすく教えてくれた言葉が「地面に向ってグー」だったと、今回やっと気が付きました。結果としては同じ縦回転のボールが投げられるということですが、やはりボールのキレは違ってきますよね。
まだ全然出来てはいませんが、このことに気が付いたということは1歩前進したということではないでしょうか?それともいつもの「分ったつもり」で終ってしまうのか(笑)
動画の最後の方にある上からのキャッチボールでも、ボールが指にかかるなんてことはありません。若い頃に肩を痛めて上からはそんなに強く投げることが出来ないので、そこまで腕を振ることが出来ませんし、痛める前でも投げた後に腕が内旋するのが正しい動きだって気がついたのはつい最近のことです(汗)それを意識して投げるとボールはきちんと回ってくれるし勢いもあります。そんなこともあって今回の質問になりました。
もっと早く、若い頃、いや子どもの頃にこのことに気がついていたら、違った人生になっていたかも?と思わずにはいられません(笑)残念ながら私の周りにはそんなことを教えてくれる指導者はいませんでした。どちらかと言うとカラダは大きい方でしたし力もありましたので、それに頼って投げたり打ったりしていた感があります。年を取って力だけに頼っていては速いボールは投げられないし、遠くにボールは飛んでいかないとなって初めて気が付いたことでもあります。
理にかなったカラダの動きを見に付けることが出来れば、あと10年はやれそうです。それでもカラダに染みついた悪いクセが邪魔しそうですけどね(笑)
次回は今回の西村信紀さんに聞くシリーズの最終回、「肘をカラダの中で回す」になります。お楽しみに!