【プロが指導】ピッチャーの脱力についての回答に感想とお礼のメッセージをいただきました。
先日の「ピッチャーの脱力と力の入れ方」について回答をしたところ、質問者の方からメッセージをいただきましたのでご紹介します。
脱力と力の入れ方について質問した○○です。
この度は大変丁寧なご回答をいただき誠にありがとうございました。
セットポジションからの力の入れ方。トップで脱力し、リリース時に最も力を入れる腕の動き。体の動きに合わせた呼吸法など大変勉強になりました。DVDで学んだ正しいフォームと合わせてぜひ練習していきたいと思います。
次の練習が待ち遠しくなりました。良い報告ができればと思います。
回答していただいた弘瀬先生からは「分るかな?」という問い合わせがメールと電話で入っていました。分かりにくかったら書き直すので言うてとも言われましたが、この質問者の方は「脱力と力を入れる」ということに気が付いているので、これでいいんじゃないかと勝手に判断して、こちらはスペースを調整するだけで記事をアップしました。弘瀬先生には事後報告という形をとらさせていただきましたが、お礼のメッセージを見る限り、理解していただいたと喜んでおります。
あとは頭で分かったことを、どうやって体で表現するかになります。これはこれでかなり難しいことになります。「やっているつもり。」だったり「変えたつもり。」で本人はやっているけれども、他人が見ると全く出来ていないや、ぜんぜん変わっていないってことがよくあります。
フォームを変えるということは、本人からすると全く違ったフォームに変えたくらいでないと、他人からみて「変わったなあ!」と言われるこらいにはなっていないものです。
ということは投げている本人からすると、相当な違和感を持って投げることになります。ともすると全くボールが走らない(スピードが落ちる)とか、変化球が曲がらないとかの状態に陥ることさえあります。
一つ変えることで全体のバランスやタイミングが変わってしまって、それまでの良さを失ってしまうこともあります。ここからが踏ん張りどころです。これまでになかったものを手に入れるために、これを続けるのか、これはどうも自分には合わないと捨てて元にもどるのか。どちらが正解でどちらが間違いということではないと思います。
その選択は本人がするしかありません。周りの第三者からのアドバイスはとても参考にはなりますが、最後は自分で決めてやるしかないんです。
ソフトボールで自分で決めてプレーが出来るのはピッチャーだけになります。あとは受け身です。バッターは来たボールを打つしかありませんし、野手は飛んできたボールを処理するだけです。
即断即決で、やるやらないを決める能力はピッチャーに必要な能力ではないでしょうか。