2月1日に処分が決定するはずだった高知商業高校野球部の商業的利用についてですが、何とここに来て処分保留になって、2月13日に再度検討することになったそうです。これはいったいどうなっているんでしょうか?
わたしもこれまで2回この問題についてはブログを更新してきました。
処分保留=延期
報道によるとこうなったそうです。
「日本高野連は18日、大阪市内で審議小委員会を開き、昨年12月に高知商野球部員が同校ダンス同好会主催の有料発表会にユニホーム姿で参加していたことを審議したが、処分対象となる同校野球部長への処分を保留。2月1日の日本学生野球協会審査室には上申せず、同13日の全体審議委員会で再度、議論することを決定した。
当初、高野連は「日本学生野球憲章が禁じる部員の商業的利用に当たる」とし、1月16日の審議小委員会で審査室に上申することを決めていた。しかし高知商以降、複数の高校から同様の報告、問い合わせが上がってきたこと。さらに主催者である学校の同好会が営利団体に当たるかどうかを慎重に議論するため、結論を一旦保留した。」
この報道を見た人からは、学校の同好会が営利団体じゃないってことは誰でも分かることといった発言や、一番多いのは甲子園をタダにしろって意見でした。どうも高野連は世間を敵に回してしまったようです。さて2月13日まで答えを出すのを延期した形になりましたが、この四面楚歌のような状態でどのような結論を出してくるのでしょうか?
入場料収益7億円以上
気になったので日本高校野球連盟のホームページを覗いてみました。そこには事業計画書も決算書も載っていました。収益のところを見てみると事業収益が約7億6千9百万円あって、その中の入場料収入が約7億1千5百万円(平成29年年度決算報告書)ありました。すごい金額ですよね。高知商業ダンス同好会がどれだけの収入があったか分かりませんが、500円×1500人だったとしても75万円です。これが営利団体の商業活動での収入で、公益財団法人(非営利団体)の高校野球連盟の入場料収入が7億円以上っておかしくないですか?支出も見てみました。給料手当は日産のゴーン会長のような高給取りはいないようで、金額的には旅費交通費の約7千2百万円と業務委託費の約1億8千4百万円の二つの項目の多さが目につきました。もし腐敗があるとすれば業務委託先と高野連(もしくは高野連で大きな利権を持っている人)との関係かなと疑いたくなりますね(笑)まあこんなことは私が書くようなことではなくて、どこかの週刊誌が書くことなんですけどね。
スポーツ庁長官の出番かも?
ネットのコメントにはスポーツ庁長官の鈴木大地さんの出番だ!というものもありました。公益財団法人を管理監督しているのはスポーツ庁でしたよね。相撲協会の問題の時に言っていたような気がします。2月13日の処分結果や、その後の高校野球連盟の動きをしっかり見ていてもらって、やはり世の中の多くの人たちがおかしいと思うようなことになれば、ぜひ出てきてもらって高校野球をやっている選手たちのための高校野球連盟という形に変えて行ってもらいたいですね。いわゆる選手ファーストの時代です!
私ごときがブログで書いたところでどうにもならないのは分かっていますが、ものすごく影響力のある川淵三郎さんなんかも声を上げてくれています。高野連が変わる絶好の機会だと思いますし、誤解があるようであれば説明して理解していただける、これまた絶好の機会じゃないでしょうか?世の中は「高野連=悪」になってしまってますよ。今はメディア対応を間違うと、世の中から袋叩きに合う時代です。どうか高校野球連盟の関係者のみなさん、しっかり検討して対応していただけることを見守りたいと思います。どうか良い方向に行きますように。