高知県は緊急事態宣言が解除されて土佐土建も5月17日(日)から練習再開の連絡があったのですが、仕事柄いきなり元の生活に戻るのはどうかと考え、5月末までは様子を見て練習はお休みにさせていただいております。なのでソフトボールのネタがありません。
先日Facebookでツバメの巣が落ちたことをお知らせしました。そこでまったく場違いではありますが、そのツバメの巣の顛末をご紹介しますね。
突然の落下
もうこの巣が出来て7、8年になるんじゃないでしょうか。ツバメが何かやっているなと思っていたら、あっという間に巣が完成して子育て、巣立ちと順調な1年目でした。そこから毎年ツバメが子育てをするようになり、一昨年だけ途中で親鳥が巣を離れてしまって巣立ちのない1年がありましたが、去年は無事5羽のヒナが巣立っていきました。
いつもなら3月末には戻ってくるはずのツバメがいっこうに姿を見せず、4月になっても巣は空のままでした。「今年はもう入らないのかなあ?」と半分諦めていた5月になって2羽のツバメが巣にはいりました。「お、これで今年もかわいいヒナが見られるぞ!」と思ったのも束の間、朝会社に行くと巣が落下しているじゃありませんか。
8年も使うと落ちることもあるかと思って見ていました。当日と2日目は近くでツバメの姿を見かけましたが、3日目以降は全く見えなくなりました。「巣を直して使うかな?それとも作り直すのかな?」などと期待して見ていましたが、どうもそんな気配はありませんでした。
カラスにやられた!?
「ツバメの巣 落下」で検索してみると、巣が落ちてまだ産まれたばかりのヒナを戻したとか、壊れた巣の代わりに籠などを使って巣を再生したとかのブロブなどがヒットします。原因の多くが天敵であるカラスの襲来のようでした。
巣が壊れて落ちたと思っていましたが、落ち方もおかしいですし、どうもこの巣もカラスにやられたようです。ツバメが巣に入って日にちが浅かったために卵もありませんでしたし、ヒナもいませんでした。それは救いでしたが、ツバメたちにとってはカラスに襲われたような危険な巣に戻るという選択肢がなかったのは当たり前ですね。
ヒナが産まれて大きくなってきるとたくさんの糞を下に落とします。なにせ正面玄関の真上に巣がありますので、下に人がいるときに糞を落とされては大変と糞よけの板を毎年設置するのですが、どうもこの板をカラスが利用したんじゃないかと思います。ヒナが糞を落とし始めてからで良かったかなと後悔していますが、これまで1度もカラスの被害(姿を見かけたこともありません。)を受けていないので、無頓着に早目に設置したのが悪かったようです。
結局撤去しました
もう今年はツバメが帰ってくることもないだろうと諦め、そのままにしていた巣をどうしようかと考えました。「人間に直せるものかな?」「ボンドみたいなものは使えないしな。」などと考えていましたが、とりあえず近くで見てみようと思いました。
良く出来ています!人間のように手が使えるわけでもないのに、くちばしだけでよくこんな物がつくれるもんだと感心しました。カラスにつつかれたせいなのか、落下の衝撃なのか触るとボロボロ落ちてくる部分があったり、弱くなっている感覚はありますが原型はきちんと留めていました。
そこで近くの田んぼから土を少しもらってきて、土だけだとくっつきそうもないので100均の糊をまぜて粘着力を高めてみました。た落下した部分が大きいのでこれでくっつけても耐えられるかな?という心配はありました。
まあやってみないと分からないのでやってみます。とりあえず壁にはくっついたような感じなんですが、あちこち土のない部分があったり、はがれそうになっている部分があったりするので、残った土でその部分を埋めようとしてみました。しかしこのおまけがいけませんでした。土と糊が乾燥するまで補強しておいておけば良かったんでしょうね。作業を終えて手を洗いに行っている間に、再度巣が落下してしまいました。巣の破損も大きくなってしましました。
「もうダメだ。完全に撤去して、またツバメに巣を一から作ってもらおう。」と観念しました。そこからは残った巣と土の撤去です。撤去が終って壁の掃除もしておきました。頭から土も被りましたし水も被りました(笑)
人間は無力
自然の力のすごさは毎年思い知らされています。台風、大雨、地震等々、人間の力ではどうしようもないパワーです。さらに今は目に見えない小さなコロナウイルスに、世界中が苦しめられています。
そして人間は接着剤のようなものを使わないと、ツバメの巣のようなものを作ることが出来ません。なんと無力なんでしょう!
そして今はソフトボールの仲間ともなかなか会えない時間が続いています。4月、5月の2カ月もソフトボールをしないなんて、考えてもみませんでした。毎週日曜日はグランドでわいわいやっていることが当たり前だったのに、今は日曜日はテレビを見てゴロゴロするのが日課です。
コロナウイルスの感染拡大がこのまま抑えられて、普通にソフトボールが出来る日曜日が帰ってくること、そしてまたツバメが巣を作ってくれてかわいいヒナが巣立っていく姿が見られることを信じて待つことにします。