今年最後のブログ更新と言ってしまいましたが、どうもそうはいかなかったようで、定期割で購読しているソフトボール界唯一の専門雑誌「ソフトボールマガジン」の最新号が手元に届きましたので、中身を少し覗いてみようと思います。
日本リーグ総決算
日本リーグ総決算特集は「2018日本リーグ総決算」になっています。今年は紙質の違いはあるにせよ男子リーグの様子もほぼ女子リーグと同じ扱いをしていただいていますので、男子リーグOBの私としてはとても嬉しい内容となっています。結果については今更ご紹介する必要もないとは思いますが、女子はトヨタ自働車が2年振り10度目の優勝を飾り、男子は平林金属が3年振り4度目の優勝を果たしています。
たまたま女子の決勝戦はBSで放送していたのを見ていました。アボット投手と上野投手の投手戦になり、やはり良いピッチャーからは、なかなか点が取れないという典型的な試合になりました。最後はタッチアップからの得点でトヨタ自動車がサヨナラ勝ちになりましたが、最後のバックホームがカットプレーでなければ・・・とビックカメラとしては悔いが残る幕切れになったような気がします。久しぶりに真面目に女子の日本リーグの試合を見ましたが、思ったほど打力は上ってないなあ、小技を使ってなんとかしようとしている様子もないし・・・やっぱり女子は分かりません(笑)専門家にお任せしましょう。
一方の男子は平林金属が決勝戦でホンダエンジニアリングに対して14-3、5回コールドという圧勝をしています。平林金属の充実度を示す結果と、試合の流れが一気に平林金属に行ってしまった結果だとは思いますが、今のボールとバットの恐さを示しているとも言えると思います。決勝戦でコールドゲームになるなんてあるの?と思ってしまいますが、決してこの両チームに得点差ほどの力の差があるとは思えません。来年の決勝戦は7回まで白熱した試合が見られることを期待します。
優勝インタビュー&レポート
特集に続いて女子1部優勝のトヨタ自動車中西監督と男子1部(?)優勝の平林金属の吉村監督のインタビュー記事が掲載されています。さらに続いてトヨタ自動車のモニカ・アボット投手のインタビュー記事も掲載されています。彼女なんと来日10年目になるそうです。彼女も毎年進化しているんだと思いますが、東京オリンピックでも宿敵になるであろうアメリカのエースのアボット投手に、ここまで抑え込まれているJAPANとしては、なんとかアボット対策を進めてどうすれば得点が出来るかを追及する必要がありますよね。
そして女子2部優勝チームレポートとして、来シーズンから1部復帰を決めたNECプラットフォームズの記事が載っていました。今年はお邪魔することは出来ませんでしたが、顔見知りの選手たちの充実した顔がそこにありました。来年は1部でまた厳しい戦いになると思います。今年1部に上がった大垣ミナモが1部で大健闘して最終節の結果次第では入替戦に残れるというところまで行きました。1部の壁は高くて厚いようで、2部から昇格してもすぐにまた2部に降格するということが続いています。NECも来年同様の結果にならないように、このオフシーズンにしっかり戦える体制と体力を作ってもらいたいものです。来年は応援に行きたいと思っています。
来年の課題
男子リーグは体制が変わるようです。東西に分けて開催していた日本リーグを以前のように1部・2部に分けて開催するようになると聞きました。どちらがいいのかは一長一短なので、やってみて改善していけばいいのではないでしょうか。みんなで切磋琢磨してレベルの高いソフトボールを目指してもらいたいと思います。
女子は東京オリンピックの1年前になります。金メダルを取るにはアメリカに勝つ必要があります。今年の成績を見てみると、このままではどうもあぶない!なかなかアメリカのエース級からは点が取れないし、アメリカ打線を抑え込めるのは、結局上野投手しかいないという現実をどうしていくのか。メディアの盛り上がり方を見ても、銀メダルでは「負けた!」という評価になりそうな怖さがありますよね。打力と投手力両方の大きな底上げが望まれます。頑張れJAPAN!