今回ご紹介している動画は、今年の6月頃(まだそんなに暑くなる前)に、土佐土建の練習の様子を弘瀬先生が撮影してくれたものになります。
今年の暑さは尋常ではなくて、夏の暑さにも慣れた高知県人であっても長く練習を続けることは厳しい暑さになっています。
確かに夏は暑いものですし、たまに35度とかいう気温を記録することはありましたが、こうも毎日毎日、そして7月初旬からなんてことはありませんでした。
年齢も高くなってきた土佐土建にとっては、この暑さの中で日曜日の12時半からの練習は自殺行為ではないかとさえ思えたりします(笑)
少しでも涼しい午前中にやるか?とか、ナイターでやるか?という意見も出たりしますが、この時間でないとなかなか人数が集まらないという問題もあって、今年も猛暑(グランドレベルでは40度を超えていると思います。)の中、休憩ばかりしながら練習を続けています。
通常メニュー
土佐土建の練習はアップ(ランニング、ダッシュ)の後キャッチボールとトスバッティングを行います。
その後ノックを行います。
ノックの後休憩。そしてフリーバッティングになります。だいたい一人5~7球打つこととになりますが、最近はピッチャーの負担が大きいので5球になっています。
ふたたび休憩してその後レギュラーバッティングになりますが、人数が多い時は試合形式の練習をすることも最近は多いです。壮年・実年・シニアの3カテゴリーの選手が一緒に練習していますので、2チームに分かれてやれる18名くらい集まることが多いですね。
12時半に開始して、早い時で4時まで、遅い時は5時前までやっています。今年は暑いので休憩ばかりして、3時を過ぎた頃にはみんなバテバテ(笑)早々に終わることもよくあります。
フリーバッティング
この日は私と弘瀬先生の二人がフリーバッティングで投げています。コントロールの良い二人が投げると、時間もかからず、そしてバッターも気持ち良く打つことが出来ますね。
その様子を撮影したものが次の動画になります。
2人ともそんなに力を入れることもなく、バッターが打ちやすいボールを投げていると思います。
注目して欲しいのは弘瀬先生の力の抜き方です。後で紹介する試合形式で投げている時とどこがどう違うかが分かると、強いボール、キレのあるボールを投げるには、ここを速くするとかここに力を入れるという部分が良く分かると思います。
それに対して私はというと、フリーバッティングの時の投げ方と試合形式の時の投げ方が全く違います。フリーバッティングの時の投げ方が元々の投げ方であり、試合形式の時はフォームを変えようとしているジャンピングになっています。
これが私のフォーム改造の邪魔をしているのは気がついています。どちらにも悪影響を及ぼしています(笑)フリーバッティングではコントロールミスが出ますし、フォーム改造では以前の投げ方の亡霊に悩まされています(笑)
試合形式での練習
2チームに分かれて試合形式での練習を行いました。その様子を撮影したものが次の3つになります。
注目して欲しいのは弘瀬先生の身体の使い方です。私もこの動画を見て改めて始動からリリースまで徐々に加速するような感じとか、リリースの瞬間の速さとかを実感しました。
ぶれない身体から投げられるボールは、ちゃんと思ったところに投げられています。そして力強い!
このコントロールとキレで、今でも壮年・実年・シニアのどの世代でも通用するピッチャーとして君臨しているんだなあと思います。まあ練習量もその内容も、そしてこだわりも半端じゃないので、なかなかこんな人はそんなにいませんけどね(笑)
それに対して私のピッチングはと言うと、まず始動からリリースまでのスピード感が全く同じ。これでは少々速いボールを投げたとしても、バッターはそんなにスピード感を感じないはずです。
リリースの瞬間の加速みたいなものが出ると、球速も上がるしキレも出てくるような気がします。
そして身体の使いかたが投げるたびに違うために、ボールもどこへ行くやら(笑)体幹をもっと鍛えて、安定した着地をしてしっかり腕を振るようにならないと、思ったところにボールは投げられないと思います。
頑張れ、ヤマサキ!広瀬先生より2歳も若い!(笑)
土佐土建の弱点
土佐土建と対戦したことのあるチームならご存知かもしれませんが、土佐土建には弱点があります。
この日は弘瀬先生と私が投げていますが、この2人以外にアイキャッチ画像の有吉という天才投手がいます。さらに全国大会で優勝投手になったことがある和田というピッチャーもいます。
ですから練習ではいつもそこそこ速いボールしか打っていないんです。なので試合でスピードのあるピッチャーが出てきてもまいったなあって思うことはありません。試合ですから打てないことはありますが、スピード負けすることはないんです。
ところがベテランのピッチャーがのらりくらりと上手にかわしてこられると、土佐土建は間違いなく苦戦します(笑)
そんなところもソフトボールの面白いところだと思います。
土佐土建と対戦する時は、是非どんどんスピードボールを投げてきて下さいね(笑)