新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除され7月から練習に参加しようかと考えいましたが、どうも気持ちが前向きになってくれません。緊急事態宣言が解除され人出が増えたのも気になりますし、大きな声でしゃべる人達の中へ出て行く勇気がないのも事実です(笑)
屋外で三密になることの少ないソフトボールの練習なので、チームの練習は毎週日曜日にいつも通りやっているんです。時期は梅雨真っ最中ですので天気予報は「雨」のことが多いです。「どっちみち雨なんで練習はないやろう!」と前日に心を決めて日曜日は起きてこないようにしています。しかしなぜだか天気予報は外れて曇りだったり晴れだったりして、チームのグループラインには「グランドも問題なく使えますので、練習やります。」と連絡が入っています(笑)
私はカーテンをしっかり閉めて外の天気が分からないようにして寝ていますので、外から雨の音が聞こえなくても「今日は雨なんだ!」と決めて昼前にゆっくり起きるようにしています。グループラインは練習が始まる時間を過ぎないと見ないようにしています。皆が練習をやっているのに行かないことに罪悪感はあるんです。でもどうしても練習に行く気持ちにはなれていません。
仲間には「7月からは行く。」と言っていました。でも行けていません。「8月からは行こうかな?」と思っていた矢先、東京を中心に感染者が増加してきました。今は「8月も少し様子を見てからに・・・」と思うようになっています。
体は動かしています
いつから練習に行っていないのか、もう覚えていません。3月からだったのか4月からだったのか?どちらにしても丸4カ月は練習には行っていません。しかし仕事が終わってからのランニングは続けていますし、スポーツクラブにも行けなくなってしまいましたが自宅での体幹と自宅でできる筋力トレーニングはやっています。
さらにキャッチャーをお願いしてのピッチングも出来ているので、ソフトボールから離れたという感覚はまったくありません。なので練習に行けてないことで焦ることもありません。まして今年は全国大会が中止になりましたので予選もありませんし、練習しないことによって失われる感覚を心配する必要がないことが、こんなに気持ちを楽にさせているのかもしれません。
それにしても現役を引退した35歳から少しの期間ソフトボールから離れたことはありましたが、いわゆるシーズン中にこんなに長く練習に行かない経験は今までしたことがありません。長く生きていると色んなことがあるものです。しかし日曜日にどこにも行かずゴロゴロして過ごすことにも飽きてきました。ただ日曜日は練習(試合の時もありますが)に行くことが当たり前だったのが、行かなくてもいいかな?って思えるようになっている自分がいるのがちょっと怖いですね(笑)
ピッチングの現状
このところソフトボールの動画をYoutubeにアップする人が増えました。ちょこちょこ覗いて見ているんですが、一番見入ってしまうのは平林金属さんの動画です。スポーツの常識って新しい理論とか考え方が出てくると変わるものだと思っています。変わると言うか昔のやり方、考え方は古くなるってことかもしれませんが、今ソフトボール界のトップを走っている平林金属さんのやり方、考え方はとても参考になります。
速いボールを投げるのには・・・切れの良い変化球を投げるのには・・・遠くにボールを飛ばすのには・・・道具の進化だけではなくて、何をどうすればそうなるのかを動画で説明してくれているのでとてもありがたいですね。
古いやり方、考え方の染みついた私の体が、動画を見たくらいで変化することはありませんが、今まで上手くいかなかった理由に気が付くことはできます。そういう意味でも松田投手の腕の使い方は参考になったというか、驚きの動きをしていました。
松田投手はプレートを蹴ってジャンプしたときに軸足が着地するまでの間腕を止めて間を作っていますね。このときに肘は伸びているんです。私がこれをやろうとすると(あまり上手く出来ないんですが)肘が伸びたまま腕を回すことになります。私がピッチャーを始めた高校1年生の時には「肘を伸ばして大きな円を描くように腕を回わせ。」と教わったので、それが当たり前ではあるんですが、こするとどうしても腕は体の外を回ってしまうことになります。結果「腕が丸見え!」ということになります。
松田投手のフォームのスロー再生があったので見ていた時でした。松田投手は伸ばしていた腕を曲げて頭の上から後ろに腕を回しているではありませんか。そしてその動きによって作り出された胸の張りを利用して、体幹の力を腕に伝えボールを投げていることに気がつきました。「この動きは誰かから教わったものなのかな?それとも自分で考えて作ったものなのかな?」と興味が沸いてきましたが、なかなか直接聞ける機会もありませんので、とりあえずやってみることにしました。
今年は大会がないということもありますし、不器用な自分としては飛んで投げるとなるとやることが複数になって一つも出来ないことになることは目に見えていましたので、しばらく飛ぶことはやめて腕の回し方、軌道を中心に投げてみて、胸が張れるのか?ボールに勢いが伝えられるのかをやってみることにしました。
現状はと言うと週に1回、密にならないようにキャッチャーをお願いしている先輩と二人で遠投を含めると1回約300球ほど投げていると思います。このところ暑くなってスタミナが持たなくなっているので、座ってもらって投げる球数は100~150球になっていますが、60歳を超えたおじいちゃん(今年中に3人目の孫が生まれます㊗)としては頑張っているんじゃないかな?(笑)
動画はこちらになります。
速いボールとは?
なかなか思うようなボールは投げられていません。3年前から「速いボールが投げたい!」と西村信紀さんに教えを請いやってきました。思うような結果は得られていませんが、日によって時々以前とは違ったスピンのボールが投げられる時もあります。しかしそれも安定しては投げられず、次の週にはまったくダメということの繰り返しを続けています。
最近気が付いたことがあります。ピッチングをしていて自分としては良いブラッシングが出来て、良いリリースの感触があってボールもまずまずだなと思ったボールよりも、どちらかと言うとビシッと切れたリリースじゃなくて押し込んだ感じのボールの方がキャッチャーには速く感じるということがあるんです。自分ではたいした感覚のボールじゃないのに受けたキャッチャーからは「今のボール速かったぞ!」と声がかかるんです。これはちょっと驚きの反応でした。「さっきのボール(自分ではナイスボールだと思った)より、今のボールの方が速い?
スピードガンの数字は切ったリリースの方が速いのかもしれませんが、バッターからするとそんなに速さを感じないのではないか。初速と終速の差が大きいとでも言うのでしょうか、投げたピッチャーとしては満足感があるんだけれど、バッターとしては驚異ではない。いくらスピードガンの数字が速くてもバッターを抑えられないのじゃ意味がありません。
バッターが「速い!」と思うボールを投げるには???また新しい課題が出来てしまいました(笑)