【ソフトボールピッチング】ジャンピング投法への挑戦(8ヵ月目)
2017年8月暑かった夏でしたが、少し風が涼しくなってきました。8月最後の練習日であった8月27日は、練習開始時の12時半の時点では、いつものように暑くてとても何時間も続けて練習出来るような気温ではありませんでした。
休憩を多く入れて、水分補給をしながらの練習になりました。ただ15時を過ぎた頃から雲が広がってきて日差しを遮ってくれたこともありますが、吹いてくる風が少し涼しく感じられるようになりました。
少しずつですが秋が近づいているようです。セミもやっとクマゼミに変わって、ツクツクボウシが鳴くようになりましたし、夜は虫の声も聞こえるようになりました。
9月の全国大会に向けて、仕上げの季節になりました。
いつもと違うバッティングピッチャー
ランニング、キャッチボール、トス、ノックと終って、次はフリーバッティングになりました。
「お前、投げろ!」
という指示に、
「投げろじゃないろ!投げて下さいやろ!」(笑)
とすて台詞は吐いたものの、猛暑の中のバッティングピッチャーに出て行きました。
ピッチャーだから仕方ないのかもしれませんが、クソ暑い中、バッターに打ってもらうためにボールを投げるピッチャーの大変さを分かってくれているのでしょうか?
せめて「投げれるか?」くらいに言ってもらえないでしょうかね?(笑)
試合ではバッターに打ってもらわないと勝てないので、普段は何とも思わずバッティングピッチャーをやっていますが、35度を超えるような気温の中でただひたすら打ちやすいボールを投げ続ける大変さを、バッティングピッチャーをやらない人には少し理解してもらいたいものです。
そして一言
「ありがとう。」
って言ってもらえると、
「いえいえ、こちらこそ。」
って気持ちになれるんだと思いますけどね(笑)
さて、いつもと違うバッティングピッチャーという見出しを説明しなくてはいけませんね。
前週の練習のことになります。この日はバッティングピッチャーをすることはなかったのですが、実年対シニアの実戦形式に登板していました。最終的には8イニングくらい投げたんじゃないでしょうか。
少し飛ぶ意識を抑えてコントロールを重視した結果、そんなにひどいということにはなりませんでしたが、相変わらずのバラバラなピッチングを続けていました。
最初はシニアを相手に投げていましたので、まあそこそこ抑えていました。これで終了かな?と思っていたら、何を思ったのか次は実年相手に投げることになっていました。
最初は打ち取った当たりがエラーになったりでランナーが出て、そこで抑えようと力み始め、ピッチングが単調になってしまって打者一巡の滅多打ちにあってしまいました。
打たれるので球数は多くなり疲れて来る。そしてボールは走らない、コントロールは甘くなるの悪循環です。
この反省があってのバッティングピッチャーでした。
普段はバッティングピッチャーをする時は、バッターに打ってもらうのが仕事だと思っているので、コントロール良く打ちやすいボールを投げるように心がけています。
そのためには昔の腕の使い方が一番楽なんですね。だいたい思ったところにボールは行くので、球数も少なくてすみますし、バッターも気持ち良く打つことが出来ます。
しかしこの日は少し違っていました。前週上手くいかなかった腕振りを確認しようとしたんです。飛ぶことはしていませんがボールを縦回転させることを意識して、腕振りだけは今取り組んでいるやり方でやってみようとしました。
その様子がこちらです。
本当にバッターには申し訳ないようなコントロールの悪いバッティングピッチャーになってしまっています。
打ちにくそうに打っているのが分かると思います。
ジャンピングに挑戦の8ヵ月目の状態
この日も9月に全国大会を控えたシニアと実年の実戦形式の練習が行われました。ピッチャーが他に4人いましたので、私の登板はありませんでした。この日のお役目はバッティングピッチャーで終了だったようです(笑)
そしてすべての練習が終了した後、私の時間が始まりました。
今日のバッティングピッチャーの時の感覚と、先週の反省を含めて投げてみようとしていました。バッティングピッチャーをやっているところを撮影してくれていた弘瀬拓生先生も、また撮影してくれていました。
軽く腕を回した後、さあ投げようかとした時に弘瀬拓生先生からアドバイスがありました。
「もっと上体を倒してから投げや!」
大きく動くとコントロールが悪くなる(速いボールを投げようとしたら、体は力強く、そして大きく使うようにする)という意識から、投げ始めは右足のつま先を上げるだけにして、飛び方も小さくしようとしていました。
そこを見透かされてしまったかのようなアドバイスでした。けど自分のやっていることって、自分が一番見えていないことってありませんか?
やっているつもりなんだけど、ぜんぜんやれていない。こんなことってよくありますよね。
外から見ている人にとっては、「何やってるの?」みたいになってしまっているんです。
昔なら他人の言うことんか聞く耳はありませんでした(笑)
けれど今は少しだけですが、聞けるようになりました。そうしないとこのジャンピングへの挑戦は、進むべき道が見えてこないんです。
2017.8.27のピッチングの様子がこちらになります。
前からがこちらになります。
これ以外の動画はユーチューブにアップしてありますので、どうぞご覧になって下さい。
ユーチューブにアップしてある動画を最初から見ていただくと分かりますが、もう何カ月も「どこが変わったの?」って言うくらい変わっていません。
自分の中では、右利きを左利きに変えたくらい変えているつもりなんです。まるで別人になったかのような違和感の中で投げています(笑)
しかし動画で見てみると、自分でも「ほとんど変わっていないなあ。」って思ってしまうくらい変わったようには見えません。
本当にガッカリするんです(笑)
体は正直です!
見る限りフォームは変っていません。しかし体は正直です。痛みの出る場所と、痛みの感じが違ってきました。左の膝の痛みはまだあります。古傷ではありますが、痛みの出る場所がこれまでとは違います。
腕振りを変えました。するとこれまで40年投げてきて、一度も味わったことのないような筋肉のきしみを感じています。これまでは腕を回してしたのですが、腕を振っているために筋肉とそこに繋がっている関節がきしみます(笑)
ですから変ってはいるんだと思います。特にボールが速くなったような感覚はありません。ボールの回転はかわりました。そしてコントロールは相当に悪くなっています(笑)
投げて投げて、投げ込んで自分で答えを見つけるしかないようです。まだまだゴールは見えてきません。
この日は、頑張っている私へのご褒美もありました。弘瀬拓生先生がライズの投げ方のアドバイスをしてくれました。元々ライズボールは得意な方ではなかったのですが、フォームを変えてからはまったく投げられないようになっていました。それを見かねた弘瀬拓生先生が「こう握って、こう捻る。」と教えてくれました。
最初はまったくイメージが出来ませんでしたが、何回かやっているうちにライズボールらしい球筋になってきました。勝負球にはならなくても、このボールが使えるようになると投球の上下の幅が出てくるので、バッターを抑えられる確率が高くなりますよね。
続けてみます!