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平成29年5月13日(土)~14日(日)に、高知市春野運動公園で
「西日本壮年ソフトボール大会」
が開催されました。
金曜日からの雨が土曜日早朝まで残り、時間をずらしての試合開始になったために、一日目の予定は消化できず、二日目に持ち越しとなりました。
初日はヘルメット着用は義務じゃなかった
最近ではベースコーチのヘルメット着用が当たり前になっていたのですが、この大会は何故か初日審判から
「ベースコーチのヘルメット着用は義務じゃない。」
との判断があって(?)、それならわざわざかぶることはないということで、ベースコーチはヘルメットを着用せずに試合が進行したようです。
したようですというのは、私が所用で初日参加していなかったので、そのことを知ったのが翌日だったからです。
二日目はヘルメット着用に変っていた
一日目の試合に勝ちましたとの連絡を受け私は、翌日春野運動公園に行きました。
もともと壮年の試合でしたし、誰かがケガをしたとか、疲れた時の交換要員くらいしか用事のない私は、自ら進んで三塁のベースコーチに出て行きました。
当然昨日ヘルメットをかぶらなくていいとなったことなど知りませんので、いつものようにしっかりヘルメットをかぶって行きました。
すると一塁のベースコーチがヘルメットをかぶっていなかったので、
「おい、ヘルメット!」
と声をかけました。
すると、
「この大会はヘルメット着用は義務じゃないだそうです。」
という返事が返ってきました。
「え、なんで?」
とは思いましたが、かぶらなくていいということならとヘルメットを脱ごうとベンチに帰ったら、この試合で塁審をしていた審判が、
「ヘルメットはかぶらないかん。」
と言い出しました。
ルールはどうなっているのでしょうか?
「おいおい!どういうこと?」
「一つの大会で、それも日によってルールが違うなんてありですか?」
なんですね。
普段ならこのまま引っ込む私ではないのですが(笑)、昨日のやり取りを知らないこともありました。もともとヘルメットは、かぶるものだと思っていることもありました。
自分が試合に参加しているという気持もあまりなかったということも、エキサイトしなかった理由かもしれません。
審判がそう言うなら仕方ないということで、ヘルメットを着用してベースコーチを務めました。
1回裏になって相手チームのベースーコーチも、昨日のようにヘルメット着用なしでコーチャンフォーズボックスに出てきました。
「今日はヘルメットかぶらないかんらしいで。」
と教えてあげて、相手チームも不思議そうな顔はしたものの、ベンチに帰ってヘルメットをかぶってきました。
いったいどうなっているんでしょうか?
ルールブックでは
2017オフィシャルソフトボールルールの3-5項、マスク・プロテクター・レガース・ヘルメットには、次のように書かれています。
4.ヘルメット
(1)打者・打者走者・走者・次打者は同色のヘルメットを着用しなければならない。(一・三塁のベースコーチも着用することが望ましい)
高校生以下のベースコーチヘルメットを着用しなければならない。
驚きました!ルールでは高校生以下は義務とされていますが、それ以上は望ましいとしか記載されていなかったのです。
これまで壮年以上はヘルメットをかぶらないといけないと思っていましたが、ルールブックではあくまでも「望ましい」と規定されていただけだったんです。
どちらが正しい?
この大会の監督会議にも参加していませんし、審判からこの大会の運営についてどのような説明があったのかも知りません。
ただここ何年も「ベースコーチのヘルメット着用は義務」のようにされてきました。
なのにこの大会の初日に「ヘルメット着用は義務ではない」(望ましい)とされたのは何故だったのでしょうか?
関係者に聞いてみました。するとこういうことだったようです。
ヘルメットの着用に限らず、四国大会まではそこを所管している協会(例えば高知ソフトボール協会)の裁量で決めたり強制したりすることが出来る。
ということで普段は高知ソフトボール協会がベースコーチのヘルメット着用は義務としていた。
しかし西日本大会以上になると、日本ソフトボール協会の定めたルールに基づいた運営しか出来ないということになる。
これが正しい(?)運営方法のようです。正しいというか、このように運営されているということでしょう。
ということであれば、この大会でいうと初日の判断が正解であって、二日目の判断は間違いということになりますね。
「ヘルメットをかぶれ。」
と言った審判は他にもいたようで、そこでひと悶着あったようです。それを言ったのはどうもみんな高知ソフトボール協会の審判員だったそうです(笑)
きちんとしているというか、統一されていないというか、高知県人らしいと言えばそれまでですけど(笑)
ちゃんと事前に確認して統一してくれないと、やっている選手たちは審判への不信感を募らせることにもなりますから、よろしくお願いしたいものです。
あまりお金がかからないように
バットも高くなりました。ベースコーチのヘルメットまで準備すると、ヘルメットは打者・次打者・満塁の時の走者(3)で最低でも7個必要になります。
頭の大きい選手もいれば、小さい選手もいて、それを考えると10個以上のヘルメットが必要になります。
それでも足りなくなった場合のことを考えてベースコーチは、普段選手があまりかぶらないサイズのヘルメットを無理してかぶっていることが多いのではないでしょうか?
生涯スポーツとして長く、楽しくソフトボールを続けていくためのは、あまりお金がかからないようにしてもらう必要もあるような気がします。
気持ちよくソフトボールさせていただくためには、奥さんの機嫌を悪くしないようにして、笑顔で
「いってらっしゃい」
って送り出してもらいたいですもんね(笑)
試合前に審判が道具の点検に来てくれます。「JSA」のマークがあるか、消えてないかを細かくチェックしていきますが、そこまで必要でしょうか?
「このバットのマークが見えない!」
とか言われて、高圧的にバットを没収されたりすると、
「そんなことより、することがあるろう!」
と思ってしまうことがあります。まだまだ人間が出来ていません(反省)
ベースコーチorランナーコーチ?
オフィシャルソフトボールルールでは「ベースコーチ」になっています。
ベースに対してコーチングはしないので、普段「ランナーコーチ」って呼ぶことが多いのではないでしょうか?
もしかしてこれは野球が「ランナーコーチ」と呼ぶからじゃないかと、公認野球規則を調べてみたら野球も「ベースコーチ」となっていました。
ルールブックでは「ベースコーチ」、普段よく使われるのが「ランナーコーチ」
もう少し詳しく調べてみたいと思います。