日本女子ソフトボールリーグ静岡大会に行っていたため、見ることが出来ないと思っていた男子西日本ソフトボールリーグでしたが、土曜日が雨で順延になった関係で月曜日に試合がありました。昼休み(ちょっと長めでした笑)に、春野運動公園まで行って観戦してきました。
最初に行ったのは西村信紀選手がいる「平林金属」の試合でした。優勝も決まった「平林金属」の試合には興味がなく(笑)、試合中ではありましたが西村選手(リーグは選手登録です。)に挨拶をして、早々に「高知パシフィックウェーブ」の試合会場に移動しました。
「高知パシフィックウェーブ」が試合をしているソフトボール専用球場に行ってみるとすでに大量得点を上げて、悠々リードしていました。そこに後輩の「梅下須崎工業監督」を見つけましたので、決勝トーナメントへの進出の可能性を聞くと「間違いないと思います。」ということでしたので、ここも早々に移動することにしました。
「ダイワアクト」の試合を横目で見て、岡崎投手が投げている「大阪桃次郎」の試合を見に行きました。高校生の時に練習をしているところを見かけたことはありますが、大人になって「すごいライズボール」を投げるところを見たことがなかったので、ワクワクしながら一番上にある通称「クジラ」のグランドに行きました。
そこには背番号「15」を付けた「岡崎投手」の姿がありましたが、ピッチングは期待したものとは違っていました。ボールもそんなに走っておらず、「ドロップ投手か?」と思うほどドロップが多いんですね。彼は今、上のレベルを目指すピッチャーのハマる罠にハマっているなと思いました。
そもそも「ライズピッチャー」である岡崎投手ですが、バッターのレベルが上がると「ライズボール」だけでは抑えられないという場面に行き当たります。ということで、「ライズボール」を生かすために「ドロップ」を投げたいと思うはずです。「ドロップ」でも三振が取れるようになれば、これは鬼に金棒です。
ところが、「ライズボール」と「ドロップ」では身体の使い方が違います。器用な選手はいいですが、そうでない場合「ドロップ」は投げられるようになるかもしれませんが、本来の最大の武器である「ライズボール」が浮かなくなる、切れがなくなるなどの副作用が生まれることがあります。今岡崎投手はそうなってしまっているのではないかと、私は思ってしまいました。けれど、ここで苦しんで「ドロップを」を身に付けてしまえば、ライズボールのキレを取り戻した岡崎投手は一段回レベルアップしたピッチャーになれるかもしれません。
ほんの少し見ただけですので、全く見当違いのことを言っていたら岡崎君、申し訳ありません。
目的を達成した私は「高知パシフィックウェーブ」のところに戻ることにしました。途中「ダイワアクト」の試合が終わるのを確認して、再度「平林金属」の試合を見に行きました。途中まで負けていたんですが、やはり実力のあるチームです。同点に追いついてタイブレーカーに突入していました。相手のエラーもあって満塁になって迎えるバッターは、強打者松田選手でした。
ここで打つのが持っている選手だよなと思いながらカメラを構えました。すると初球をレフトオーバーの満塁ホームランでこの試合を決めてしまいました。9月の全日本総合でも見ましたが、この松田選手の打撃は破壊力があります。出来ればまともには勝負したくないバッターですね。ほれぼれするホームランでした。
「平林金属」が逆転勝ちしたのを見届けて、ソフトボール専用球場に帰りました。すると予定より早く試合が終っていました。知り合いの顔がありましたので聞いてみると、5回コールドで終了したということでした。これで4位確定で、決勝トーナメントに進出かと思い、岡本監督にお祝いを言って帰ろうとベンチに向ったら、ベンチ裏が何やら騒がしいというか、おかしな雰囲気なんです。
そして私の顔を見つけた関係者が「早く行っちゃって!お通夜になっちゅうき。」とおかしな事を言うのです。4位になってなんでお通夜?4位が不満で岡本監督が怒りゆうがかな?なんて思って、ベンチに行きました。するとどうも「5位」になったということのようでした。
訳が分からない私はそこにいた「梅下監督」に「お前、俺に言うたがはガセネタか?」と聞くと、少し語気が荒かったんでしょうか、慌てて梅下監督が「あの時点では間違いではなかったんです。ダイワアクトがジェイテクトに負けたので、3チームの成績の比較になってしまって5位になってしまいました。」と必死で言い訳していました(笑)いつまでたっても先輩は怖いようです。
この後のベンチでのやり取りがあるんですが、長くなってしまいましたので日を変えて詳しくご紹介したいと思います。