2019年8月20日高知新聞朝刊の1面にこんな記事が掲載されていました。
少子化は限界まで進んだ
以前から言われていたことですし、私も何度かこのブログでも問題提起したことがあります。高知県のソフトボールを支えてきたお山の小規模校が限界に達したということです。ここに紹介されている大正中学校は私の母校です。通っていたのは今から45年も前になりますから、当時と今とではまったく状況も違っています。昔は子どもたくさんいて、クラブも複数ありました。今多くなったのは鹿と猪です(笑)
先日の高知新聞には四万十町(窪川町、大正町、十和村が合併して誕生)の中学校の再編という話題が掲載されていました。窪川地区は窪川中学校に集約、大正地区は大正中学校と北ノ川中学校を大正中学校に集約、十和地区は昭和中学校と十川中学校を十川中学校に集約することになったそうです。町内に3つの中学校しかない、それでも大正中学校などではソフトボール部が単独チームとして編制できないくらいになってしまうということのようです。
審判は高齢化
ソフトボールをやる子どもたちも少なくなりましたが、審判員の方の高齢化も進んでいます。そして審判をやってくれる人も減っています。今年沖縄に行って沖縄のソフトボール仲間と飲みながら話しをしましたが、沖縄も同じような悩みを抱えているようです。これはたぶん全国的な課題になってくるんだと思います。
今日Facebookにどこかの県で来年からチーム内に審判員の資格と記録員の資格を持った者がいないと、登録できなくなるっていう記事がアップされていました。もう協会に運営を任せっきりに出来る時代ではないのかもしれませんね。試合に出る時はプレーをする以外にも審判と記録を手伝う、こうでもしないと運営は出来なくなるかもしれません。
少子高齢化はソフトボール界でも避けて通れない問題になりました。
高知県で戦う
これだけソフトボールをやる人口が減ってくると、1校1校で戦うというよりは高知県で他の県と闘う体制を作っていくしかないのかもしれません。なかなか全中などでは勝てなくなりましたが、県選抜チームで臨む選抜大会ではそこそこ戦えています。もう高知県全体で協力して戦うしか、全国の強豪に勝つ方法は残されていないのかもしれません。
勝つことだけがすべてではありませんが、勝つことで得られるものも多くあります。高い目標があればこそ、苦しい練習も続けられます。上を目指す選手には、そんな環境も提供できるようにしたいものです。高知ソフトボール協会岡本理事長の今後の施策に期待しましょう!