2023年10月29日(日)1週間では疲れは取れない!
先週(10月21日~22日)2日間で4試合をして、高知―長崎間を往復してきた負担が身体を疲れさせました。休んで回復を待ったんですが、もう木曜日までは普通に歩くのがやっと、座ったり立ったりの動作させ辛く、1球も投げなかったとは言っても、そして満足のいくプレーが出来なかったとしても、身体は年齢以上に頑張ったということのようです。
足が象さんのようになった
試合を終えた直後が大丈夫だったんですが、それから7時間半弱ずっと運転して帰ってきたら足がかなりむくんでいました。帰宅後すぐに酸素カプセルにも入りましたし、回復は早いな?と思っていましたが、久し振りの遠征は相当身体には負担だったようで、翌日から両足が象さんのようにむくんでいました。
足のむくみなんてしたことがなかったんですが、10年弱前に一度東京から高知まで夜行バスに乗ったことがあって、お盆の渋滞もあって10時間を超えてずっと座り続けてやっと高知についてみたら、見たこともないむくんだ自分の足に気がついたのが最初です。
最近は仕事で1日座っていると夕方になると、必ず足がむくむようになりました。まったく足を使わないからですね。走ると足の筋肉を使うのでむくみは解消されるんですが、走るのは週に2回なので残りの5日はむくんだままになってしまっています。
先週の月曜日から木曜日までは走りたくても左右の股関節が痛いし、そんな気力も湧かず普段は膝から下なんですが、下肢全体がむくんで「足が大きくなった?」と思うくらいになってました。
金曜日になってやっと自分の足で歩いているって感覚になってきて、日曜日に練習に行ってちょっと走ってみようって気持ちになっていました。
身体が動かない
日曜日になりました。足のむくみは相変わらずですが股関節の痛みが軽くなってきましたので、動けそうでした。
グランドに着いてストレッチしますが、あちこち関節が動きずらいし痛みもあります。少しずつ動かしてグランドの外に走りに行きました。でもまったく足が動いてくれませんし、気温が下がって楽なはずの呼吸も苦しくて仕方ありません。今すぐにでも歩きたい衝動にかられます(笑)
なんとか予定のルートを走って、普段坂道ダッシュをする場所に来ました。こんな時に止めておけばいいものを、「ちょっと筋肉に刺激を入れておこう!」と坂道を走ろうと思いました。ただダッシュと言えるような走りは出来そうもないので、とりあえず3本走りきることを目標です。
相変わらず動いてはくれません。坂道の角度も普段より急に感じましたが、何とか3本走りきりました。走っているうちに足が軽くなってきましたので、もう2本走ろうか?とも思いましたが、無理する時じゃないと自重しました(笑)
グランドに帰ってみるともうノックが終わっていてフリーバッティングの前の休憩に入っていました。普段ならフリーバッティングに投げる準備をするんですが、後輩が準備をしていたので今日は任そうと外野に行きました。ボールを追いかけて足を動かす方がいいと思ったのもあります。
時間がかかる
いつもフリーバッティングは私と弘瀬先生が先に投げることが多いです。この二人だと打ちやすいボールをそこそこコントロール良く投げるので、時間がかからないんです。この日弘瀬先生のところには女子中学生がピッチングを習いに来ていて、弘瀬先生はそっちに行ってましたし、私は出来ることなら他人に任せようという姿勢だったので、実年の2人が先に投げることになりました。
この二人のピッチャーが投げると時間がかかるんです。ずっと外野にいましたがあまりにもフリーバッティングが長いので、ついに前に出ていきました。「時間かかりすぎ、替われ!」全く準備もしていませんでしたし、外野からの返球を下から投げていたりしてリリースもおかしくなっていて、最初コントロールがおかしく「おいお前もかわらないぞ!」と自分に突っ込んでいましたが、それでも前の二人よりは早く終了しました。
ピッチャーって大変なんですよね。試合はもちろんですが、練習でも自分のピッチング以外にフリーバッティングで投げたりもしないといけませんし、その分体力や持久力がないとダメなんです。だから走らないといけないし、トレーニングしてないと身体を痛めてしまうんです。
走ったってボールは速くなりませんし、トレーニングしたってバッターを抑えられるわけじゃないんですが、自分の身体が壊れないようにするためには準備しておかないとダメなんです。と私は思っています。
予定外の練習
フリーバッティングが終わって試合形式になりました。途中から人数が少なくなりましたので、レギュラーバッティングのようになりましたが、再来週西日本大会に参加する一般組を中心に打って終了したかのように見えました。
いつもならそうなんです。なので「50球くらい受けて。」と後輩にお願いしてピッチングを始めました。そして何を思ったのか久し振りにスピードガンを持ち出してきました。私なりに試合を想定してのピッチングを続けてきていましたので、もう試合もないなら本来の目的である「球速を上げる」に戻してやろうと思ったんです。
まあそれをこの日にやることもなかったんです。疲れが残って身体も動かない日にやらずに、もっと条件の良い日にやればよかったんですが、練習も早めに終わったのでちょっと計ってみようと思ってしまいました。さらに今年はほとんど投げていない革ボールで投げてみようとしました。
投げ始めてみると身体は動かないし、革ボールは重いし「これはダメだな!」と思いましたが、始めてしまったことなので続けることにしました。でも結果は思わしくありませんでした。
出る数字は90キロ前後。88キロ、89キロもありますし、ちょっと抜けが良かったというボールでも最速92キロしか出ませんでした。去年の最速102キロからすると10キロも遅い。今年も最速更新と考えていましたが、全体練習に復帰してバッターを意識して投げるとなれば「どんなボールでも速ければいい」とはなりませんので、当然スピードは落ちて来ます。
さらに去年までのように投げるだけ、自分のことだけをしていればいいわけじゃないので、さらに条件は悪くなります。どうも今年は無理かもしれないと思う自分もいます。でも去年より技術的に良くなっているところはあるんです。思った以上に老化が進んでしまった印象もありますが(笑)
もうチャレンジ出来る日は何回かしかないと思いますが、体調の良い日に目一杯投げてみたいと思っています。
そうやって投げていたら練習が終了したと思っていた一般の連中のノックが始まりました。何か嫌な予感がします。一人遅れて参加してきた選手がいたので、その選手のノックにみんなが参加した形ではありましたが、ひょっとすると次もあるかも?って思いながら投げていました。
どこまで飛ぶの?
球速上がらず四苦八苦していたら後ろで「フリーバッティング」って声が聞こえてきました。でもこの時点で投げられそうなピッチャーは私くらいでした。若いやつらには遅すぎるので、練習にはならないけど、気持ちよく打つには最適のピッチャーではありました。
下半身、足に力が入らない、力がなくなってきつつありましたが、投げることにしました。フリーバッティングではありますが、ちょっと頑張って投げることにしました。チェンジアップを混ぜるとタイミングがずらぜるんですが、フリーバッティングなのでチェンジアップは封印です。
ストレート系はほとんどカット気味に投げます。それにドロップとライズです。なんとかこれで芯を外して打ち損じてくれればと思っていましたが、この若い連中には私のキレがないボールなど変化してないかのように見えているようで、「おい。それでそこまで飛ばすか?」「どこまで飛ぶの?」というくらい飛ばされてしまいました。
フリーバッティングなので!って自分を納得させてはいましたが、さすがに気持ちが折れそうにはなります。なんとかこの連中を抑えられるように、もっと自分を鍛えないといけません。壊れるかくらいまでやらないといけませんけどね(笑)
それでは遅いボールしか投げられないピッチングの様子と、気持ち良いくらい飛ばされるフリーバッティングの様子をご覧ください。
練習せんといかん
土佐土建のダメなところ。
試合前になったら「練習せんといかん」「練習せえ!」と言い出すところです。練習は大切です。練習しなくて勝てるほど世の中は甘くありませんが、練習は急にやっても上手にはなりませんし、こつこつ積み重ねてこそその効果があるというものじゃないでしょうか?
特に年を重ねるほど動いてないと動けなくなります。昔こうだったとかいうことは通用しません。年齢が高くなればなるほどやり続けてきた人が強いです。
今の練習は3カ月先に効果が出る、3年先のために練習するって言葉もあります。人間急に上手になったりしませんし、急にやると怪我したりもします。
普段は適当に練習していて、試合前になると急に「練習せえ!」と言い出してノックがきつくなったり、打つ量が増えても上手にはならないと思いませんか?普段からやれよ!です。
コロナ前に全国大会に参加する時なんかで、開会式(前日)に間に合うように夜中高速を走って大会が開催される場所に行くことがありました。途中仮眠しながら行くんですが、私なんかほぼ寝られませんので徹夜状態です。そして午前中に到着すると「練習するぞ!」って必ず言い出すんです。
「今日1日練習せんかっても下手にはならん。」
「体調を整えさせてくれんかな?」
といつも思っていました。
練習しないといけない、私もそう思いますが、それはいつやるかも考えないといけないんじゃないでしょうか?
走ったことと、予定上に球数も投げて足を使ったおかげでしょうか、帰宅してみると足のむくみがすっかり取れてすっきりした足になっていました。これで足の血行が良くなったので、心臓の負担も軽くなったはずです。残りは心のモヤモヤだけです(笑)