2023年9月10日(日)は夜中雨が降っていて、午後からも雨が予想されていました。見に行ってくれた人からの連絡ではグランドに水は浮いておらず、とりあえず練習をするつもりで集合とのことだったので行くことにしました。グランドに着いて歩いてみるとかなり水を含んでいて、もう一雨くればすぐにグチャグチャになりそうな感じでした。
雨雲レーダーでは15時くらいから雨が降ると予想されていましたので、とりあえず降るまでやろうと始めました。ランニング(グランドはやめてグランドの外を走りました。)、ノック、フリーバッティングをやって、まだ降らないのでレギュラーバッティングをすることになりました。15時前からポツポツ雨が落ちてきましたので、「ほら予報通り雨になった。」と終わりも覚悟したんですが。これがポツポツで終わってしまい、結局最後までやることが出来ました。
高橋速水登場
元ジャパンの高橋速水投手をご存じだと思います。彼は今土佐土建の一般チームに所属しているんですが、普段練習に来ることはまずありません。その高橋速水投手が珍しく練習に途中から参加していました。
最初軽くキャッチボールをやっていたのに気がついて、急遽ビデオを回しました。彼の投げ方はワンステップです。でも普段投げている感じよりこのアップしている時は、体重を後ろに残して投げているように見えました。
しかし私がビデオを回し始めたころにはもう少し力を入れて投げ始めていましたので、映像ではそこまで後ろに残してという感じは映っていません。本人に聞いてみましたが、そこまで意識して投げてはいないそうです。ワンステップだとスーステップに比べて、そこまで後ろに体重を残してっていうよりは、飛び出す勢いをボールに伝えるという意識が強いのかもしれませんね。
彼くらいのピッチャーになると、そんなことを考えなくてもボールは速いし、変化球はキレるしなので、いかにスムーズにボールが投げられるのかだけを考えていればいいんだと思います。羨ましい限りです。
その後レギュラーバッティングにも登板して若手(ほぼ一般、一部壮年と実年)に投げていました。ゴムボールと革ボールの違いにはまだ完全アジャストしているとは言えないようですが、それでもはまった時のボールは手も足も出ないって感じでした。
それではその様子をご覧いただきましょう。
ボールの速さや変化球のキレに目が行きますが、動画の最初に出てくる軽く投げている場面のブラッシングの音に驚きます。鋭くしなやかな手首のリターンが生まれるためのブラッシングですが、動画を止めて見てみると「ここまで返るか!?」というほど手首が使われています。私にはないものです。またない物ねだりがはじまりそうです(笑)
イリガリーピッチの矯正
ソフトボールのピッチャーの動作はセットして動き始めたら停止してはいけないと規定されています。私のフォームは見ていると上げたグラブと右手が一度制止しているように見えます。これはこのコロナ禍の3年、いかに速いボールを投げるかという命題に対して、一番投げやすい投げ方を探した結果こうなったものです。
試合で投げることを想定してませんので、止まろうがどうなろうが関係なかったんです。でも昨年からちょっとずつ試合にも参加するようになり、時々投げることもありました。実際試合でイリガリーピッチを宣告されたことはないんですが、私自身は「大丈夫かな?」と思って投げていました。
手は制止してますが足は動いているんです。踵をあげて投げに行く動作をしているので、身体の全部が止まっていないとは思いますが、ここで力を溜めるように意識してますので、止まっていると言われても仕方ないくらいだと自覚してました。
水曜日に投げて、その後金曜日だったと思いますが、ふと強く踏み込むにはどうしたらいいかと考えていて、足の踏みかえ、体重移動について思いついたことがありました。左足から右足に体重を移動させる前に右足に体重を乗せてみてはどうかなです。まあこれも過去にやったことなんですが、その後の動作を変えているので、やってみようと思いました。
最初はとてもぎこちないというか、どうやったらいいのか分からない感じでした。そのうちなんとか投げられるようにはなりましたが、違和感だらけは変わっていませんでした。ただこれで動きが停止する心配はなくなりました。ルールは守らないといけませんからね。
低めに行かない
レギュラーバッティングに登板です。選手の半分はもう終わろうって感じだったので、私としてはバッターがいないくても良かったんです。いやバッターがいない方が良かったのかもしれません(笑)しかしさっきまで投げていた弘瀬先生が打ってないので、レギュラーバッティングになりました。
一人で打つのは大変なので、高橋速水投手を打っていた若手も一緒に打つことになりました。相手にとって不足はないんでですが、高橋速水投手を打っていた選手にとっては私のボールなんか止まって見えるくらい遅いので、これはどうしたものかと思っていました。
距離は来月の試合を想定してシニアの距離から投げますので、1メートル近く前からにはなりますが、そんなものではたいしたアドバンテージにはなりません。普段14メートルから投げている身としては、変化する距離がなくなりバットに当たりやすくなるというハンディキャップを背負うことになりました。
そして身体が覚えている距離感が14メートルなので、ボールがちょっと高目に行くんです。14メートルならちょうどの高さになるんですが、13メートルでは通過地点なのでちょっと高い。「ボールが高い。」「低めに行かない。」とは思ってましたが、この距離の違いには最後まで気がつきませんでした。そして甘いボールを痛打されます。
打たれれば打たれるほど恐れが出てきて、投げ急ぎ、力むという悪循環も出てきます。せっかく追い込んでも最後のボールが甘いというヘボピッチャーが良くやることもいっぱいやりました。もう少し冷静に、今やることは何なのか、何を意識すべきなのかを考えて投げないといけません。
もうすぐ64歳だというのに、若造のようにおろおろしているようでは話になりません。来週はもっと力を溜めて投げに行くということを意識して投げたいと思っています。
それでは若者たちとの闘いの様子をご覧ください。