2022年12月18日(日)この冬最強の寒波が日本列島を襲う中、2022年最後のピッチングをしてきました。先週は気温17度、風もなく「12月か?」と思うような絶好のピッチング日和だったのに投げられず、こんな寒い日に投げ収めをすることなるとは・・・・来年の厳しさの予兆なのでしょうか?(笑)
とにかく寒い
気温は8度くらいなのかもしれませんが日が陰り、風が吹いてくると体感気温は5度くらいしかない感じです。アップしてもなかなか温まりませんし、動いてないとすぐに冷えてしまって動けなくなってしまいます。
北の山を見てみると雪が積もっていますので、高知県でこの冬初めての雪になった場所も多かったようです。高知市内は降ってなかったみたいですが、寒い冬がやって来たのを実感する1日になりました。
去年は11月で投げ収めをしましたので、こんな寒い中ボールを投げることはなかったんですが、12月に入って投げる機会もありませんでしたので、投げ収めが遅くなってしまったということです。やはりソフトボールはこんな寒い時期にやるスポーツではないってことのようです。
この寒い時期はじっくりと身体を鍛える、しっかり走って下半身を鍛える時期だと思います。夏場すぐに息が上がって走れなくなる距離だったり、ダッシュの本数も多くこなせるという利点もあります。面白くなくてきついトレーニングにはなりますが、寄る年波に中体力維持には欠かせないことだと自覚して、この冬も頑張ってみたいと思っています。
機械も身体も動かない
こんな悪条件の中ですからスピードを求めても出るはずもありません。球数も少なくして来年に向けての課題を確認するつもりの投げ収めでした。
車のトランクには常時スピードガンは乗せているので、とりあえず持って行きました。ただ電池が弱くなっているのは確認しました。この日はいつもと逆で弘瀬先生から投げてもらいましたが、その時から表示がおかしかったんです。
バッテリーは寒さには弱いとしたものです。私が投げる頃には電池残量の表示もあやしくなっていて、球速表示や距離もかなりあやしい表示になっていました。
投げている人間はと言うと普段よりたくさん着込んでいますし、アップしても汗もかかないような気温と時々吹いてくる強い北風によって動きは良くありません。遠投は先日から意識している「飛んでから投げる」がそこそこ出来ている感じだったので悪くはなかったんですが、距離を短くしてからはその間を作ることが相変わらず難しくて、来年以降に大きな課題と不安を残した投げ収めになりました。
飛んでから投げる
今年は去年より2キロ球速は上がりました。そして次は105キロと思ったんですが、世の中そんなに順調に進むはずがありません。102キロが2回目出た時に感じた「もっと行ける!」って感触はすぐになくなってしまっていました。
そしてまた堂々巡りが始まりました。そして最近「今は飛びながら投げている」が、もっと力をリリースに集中させるには「飛んでから投げる」にしないといけないのではないかと思い始めました。
言い方を変えると「飛んで右足が着地してから投げる動作に入る」「右足が着地してから左の股関節を内旋させることが出来れば、自然に右肩は後ろに引かれて距離が取れる。そこから左足の着地、右の内転筋の引き寄せに合わせて腕を引き下ろして行く。」ことが出来ればもっと身体を使った良いボールが投げられるはずなんです。
こんなことは以前からやろうとして出来なくて、そして今の投げ方に収まってきたということなんですけど、やっぱりもう少し速いボールを、強いボールをと考えるとやらないといけないことだと思い直しました。
以前は腕を止める(実際には止まっていなくてスピードが遅くなる感じが多い)ことで、この飛んでから投げるをやろうとしていましたが、今回は左の股関節の内旋を遅くすることでやれないかというチャレンジです。不器用な身体と頭がうまくこの動きを表現してくれればいいなと思っています。
来年やりたいこと
「飛んでから投げる」に加えて「肘から先の力を抜く」も課題の一つです。ボールの握り方、特に親指の使い方を変えたことで手首の力が抜けてきました。それでもやっぱり力で投げようとする癖は抜けないので、いかに肘から先の力を抜いて手首、指先が最後に肘を追い抜いていくって感じが出せるように意識したいと思っています。
速いボールが投げたいために「投げ急ぐ」「力む」が出てしまうと、肩が前に出る、肘より先に手が出てくるようになります。これでは腕をムチのようにしならせることは出来ませんし腕が身体から離れてしまいます。私の投げ方は基本この悪い投げ方なんです。だからボールが速くなかった!
57歳から始めたチャレンジですが、ここまでやってきてやっとこのことが理解できるところまで来ました。気が付くのが遅いんですが、気が付かないよりは良かったと思っています。まだチャレンジする時間は残っています。若さ、強さ、柔軟性など失ってしまったものも多いですが、それでもまだ動けますし投げられますから。
来年も今年より速いボールが投げられるように、意固地な不器用者のチャレンジを見ていただけると幸いです。
それでは2022年の投げ収めの様子をご覧ください。
これが今年最後のブログになると思います。1年間読んでいただいてありがとうございました。
それではよいお年をお迎えください。