世の中はお盆休みになっていますが、こちらは通常通り仕事してそしていつものように二人でのピッチングとなりました。ただこの日はボールを受けてくれる人が出現してくれたおかげで、ずいぶん楽をさせてもらいました。本当に助かりました。ありがとうございます。
これは暑い
天気予報は曇りでしたが気温の予想は何と35度。さらに土曜日の午後から強い雷雨があったせいで湿度も高く、吹いてくる風が生温かくて気持ち悪いという最悪なコンディションでした。
いつものように外周から始めましたが、もうここで息苦しくなっていました。グランドに入ってアップを始めましたが、身体が重くて動きません。こんな時は無理してはいけないと軽め、短めのアップにして一旦休憩です。
この日はこんなコンディションだと予想していたので、普段持ってこないクーラーボックスに多めの水分と氷、冷やしたタオルなどを準備していました。でも年を取って良くやる「一つやったら一つ忘れる」で、先週買ったファン付きベストを忘れてきました(笑)まあこんなもんです。でもキャッチャーをやってくれるので、投げた後は木陰で休憩でしましたので、ファン付きベストはなくても大丈夫でした。
今週はやれるぞ!
先週ドロップを投げて99キロが出たので、今週は「ストレート(ファストボール)の握りでドロップを投げるようなリリースをしたら、もっとスピードが出るはず。」と考え、そしてそれをやってみようと目論んでいました。
それを邪魔するとしたら「暑さで身体が動かない」ことだけでした。投げ始めましたがなかなか身体に力が入りません。これは困ったぞ!と思っていましたが、球数が増えていくごとにちょっとずつ力が入るようになってはきました。でも思ったようなスピードは出ません。
先週のようなリリースの瞬間に手首がくるっと返るようなリリースにならないんです。そして出ないスピードに力みが出てきて、そして身体を横に振るという悪い癖が出てしまいました。ただこれは投げている時はには気が付いてなくて、動画を編集していて初めて気が付いたことでした。速いボールを投げようとすると、身体を振ってしまうのが私の特徴のようです。
先週ドロップを投げていてもまったく指にボールはかかっていませんでした。なのでもっとボールの中心を押して切るように出来れば指にかかって、ボールのスピン量も増加するしスピードも上がるんじゃないかって考えたんですね。でもそうはならなかったんです。指にもかかりませんしリリースも思ったような感じではない、こんなはずじゃなかったんですけど・・・・・
え、111キロ?
そんな中弘瀬先生が投げている時に事件は起こります。「111キロ!」とんでもない数字が表示されました。でも投げた弘瀬先生も受けている人も「おかしい」「ウソやね。」と言い合っています。ローライズを投げたようでしたが終速が85キロ、どこかを計測したのは間違いありませんが、どうもこの数字は計測ミスと判断するしかないようです。弘瀬先生本人もそんな感触のボールではなかったようで、いったん「やった~!」とは言っていますが、表示された数字は信じていないようでした。
でも後ろ向きで投球を見ていなかった私はかなり動揺していました(笑)「おいおい、111キロはいかんろう。」「これはまずいことになったぞ。」と心の中で呟いていました。私の最終目標は110キロですが、それもまだまだ届かない数字ですし、現実としては今年5月に1回だけ102キロを出したのみですから、110キロははるか遠い数字なんです。それを軽く突破されたとなったら、それは困ったことになります。
まあこの日は非公認記録としておくことになりましたが、今後また110キロ前後の数字が表示されたらそれは認めるしかなくなります。怖い怖い!(笑)
ボールが押せるが切れない
ストレート(ファストボール)の握りでドロップのリリースをとやっていましたが、ボールはスライドしたり落ちたり伸びたりして良く動くんですが、急速表示はMAX98キロと伸びてくてませんでした。なので諦めて普通にドロップを投げることにしました。
でも押すエネルギーが強くなっているのと、速いボールを投げようと力んでしまって身体を横に振る投げ方になってしまっているので、ドロップも落ちてくれません。真っ直ぐ行ったり、横にスライドしたり、時々ちょっと落ちたりと不安定でした。
そんな中最終盤になって左肩をリリースの瞬間に止める、もっと言うと逆に手前に引く意識をしてみようとしました。これはどうもリリースの瞬間に身体が前を向いてしまっているような気がして、横を向いたままリリースしてみようとした結果出た動きでした。
するとリリースが少し鋭くなり、右手も振れるようになってきました。そして球速も98キロ、97キロ、96キロが連続して出るようになりました。でもここまでした。帰って動画を確認してみると振り上げ動作の後に腕を引いて「パワーポジション(と最近は言うらしいです。私たちの若いころにはこんな言葉はありませんでした。)」で一旦タメを作って振り下ろし動作に入っていくという感じがないんです。すっと投げに行っています。これでは西村信紀さんが良く私に言う「力入ります?」の力の入る場所のない投げ方になってしまっていると言うことなんですね。まったく困ったものです。
そして動画を見ていて分かった左肩を止めるという感覚は、今年の春先に「開いて締める」と言っていたあの動作なんです。それが出来そうになっていたから102キロが出ていたのに、それを忘れてしまってまた力に頼った身体を振る悪いフォームに戻ってしまっていたことが、最近の最速93キロという体たらくの原因だったことにここで気が付きました。いつまでたっても堂々巡りをしている私です。
それはその様子をご覧ください。弘瀬先生の111キロもちょっとだけ載せています。
来週は忘れものなしで
来週も暑いようです。来週こそは忘れ物なしで、万全な状態で100キロ超えを目指します。頭の中も整理して、これまで自分で言ってきたことやってきたことを忘れずに、速いボールを投げられるフォームで投げられるように準備したいと思います。
しかし弘瀬先生の強さには参りますね。私より学年で3つ、年齢で2つ上ですが、暑さにも強いですしこだわりも上です。おかげで今良い勝負をさせてもらっていますが、私が2年後に今と同じパフォーマンスをしてないといけない訳ですから、これは大丈夫かな?と思ってしまいます。
70歳で西村信紀に勝つが最終目標ですから、まだまだ先は長いです。心と身体を整えて、また来週から精進したいと思います。
みなさん、まだまだ暑い日が続きますのでどうぞお身体を大切にしてくださいませ。