先週のピッチングの動画を切り取りして、左足の着地した時の手の位置の低さを確認しました。そしてその低さが腕を振る距離の短さに繋がり、最終的にはリリースでの加速を生まないのでボールが速くないと実感しました。そこでその気づきをもとに今週のピッチングを行い、そしてまた分析してみました。
意識は右側
前に投げることばかりを意識するとどうしても身体は前に突っ込んでいきます。当然その動きに合わせて右肩も前に行こうとするので、自然と腕も早く回り、そして振り下ろされてきます。なので意識としては左側は前に行くんだけれど右側が後ろの残すくらい、頭の中の意識は右にだけ置くくらいで投げようと思ってました。
これが出来ると右肩が前に出ることを抑えられ、肩が残ることによって腕も高い位置に残ってくれればいいなと思っていました。
投げ始めは良い感じだと思ったんですが、スピードガンの数字が上がらなくなると腕の力で振ってスピードを上げようとしてしまい、右側に残すという意識も薄れていきました。
左足が前に行って右肩が後ろに残る体制が作れると、上半身と下半身が捻じれる形になるのでとても良い感じになります。どの時代でも良いピッチャーはこの形が上手く出来ているみたいです。
相変わらず低い
動画を切り取って見てみると先週よりは多少手の位置が高いかな?と思ったりもしますが、まあ誤差の範囲くらいの違いです。(笑)実際球速が上がってないのでほとんど変わってないと言ってもいいと思います。そんなに簡単に変わるはずもないのですが、せめて15㎝くらいは変わっていて欲しかったですね。
あまり変わってないのは投げている時には分かっていないので、必死で腕を振ろうとしていました。そして起こったことはいつもより高目のボールが多くなったでした。
西村信紀さんの説では上から下に投げ降ろす、強い接触動作が必要、身体の回旋に腕を巻き付けるようにする。リリースに最大の力を入れる等々が、速いボールを投げるために必要なこととされました。
これが一つもまともに出来ていません。投げ降ろすには手が高い位置にないと投げ降ろせません。まずここが出来ないと次の動作、その次の動作も正しいコースを通ってこないので必然的にどれも出来なくなります。今の私がこれです。
身体が勝手に腕を振る距離を作る
左足が着地した時の手の位置が低いままということは理解していませんでしたが、身体は勝手に速いボールを投げようと頑張って動いてくれています。
見てみると低い位置にある手を振ろうとすれば、言い換えると腕を振る距離を作ろうとすると、低い位置kから前に手を振り、そこからさらに上に向けて手を振るようになりました。これは自分では何にも意識してなくて、これまで投げてきた経験と染みついた投げ方が勝手にそうしているだけです。
なので本人は意外に手ごたえのあるボールだと思っているんです。ただ手の軌道が横から上になっているので、普段より高目のボールが多くなっていました。これはピッチング後自分の動画を見て初めて気がついたんですけどね。さらに着地した時の腰の位置が低いのも気になります。これが低いので投げ降ろせないのかもしれませんし、ここが低いので上に向けて手が振れるのかもしれません。
上に向いて振り上げているので身体も浮いていますし、これでは全然ダメです!
来週はどうしよう?
来週の日曜日は久し振りに晴れのようです。気温も高そうですが湿度はましだと思います。8月最後のピッチングになりますが、高い位置から振り下ろし動作をどうやってやるかが鍵になります。さらにはリリースに力を入れるために、どこの力を抜くか?腕のスイング自体も硬いので、ブラッシングとともにパッと離れてしまっている感じです。
ムチのようにしなやかに振ることができれば、もっと最後の最後までボールが持てて指にかかるようになるはずなんです。弘瀬先生は右手の中指の先に血豆が出来ていました。それだけしっかりボールに指がかかっている証拠ですし、必死で投げている証拠でもあります。そこまでやらなくてもいいと思いますけどね(笑)
私の指にマメが出来る日は来るのでしょうか?しっかりマメが出来るようになれば100キロは軽く超えそうな気もするんですけど、現状ではまだまだ先のことのようです。頑張らねば!!!!!