2016年7月20日(Wed)
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西村信紀投手のピッチング動画4本目(ドロップとライズボール)です。
投げ方 / 2016年7月20日(Wed) / 管理人
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この記事の目次
この無料動画シリーズの4本目になります。
鋭いドロップ
前半はドロップになっていますが、右バッターの内角にシュートしながら落ちていくボールが、西村投手本来のドロップの軌道だと思います。
ニュージーランドで習得したドロップですが、
「インステップして、上体をかぶせてそのまま腕を振りぬく」
と、表現していたように記憶しています。
決して捻るとか、押すとかという感覚ではなくて、いかにするどい縦回転をボールに与えるかだったみたいです。
全盛期、このドロップを捕らえて外野に打てるバッターは、日本には存在しませんでした。この動画の頃はまとまっている印象ですが、若い頃は
「どっちにどのくらい曲がるのか、投げてみないと自分でも分らない。」
といったとんでもないボールでもありました。
キレのあるライズボール
後半はライズボールになっています。
回転数がドロップに比べると多いので、動画で見てみるとすごくキレがいいようにみえます。
日本人ピッチャーに比べて外国人ピッチャーのボールは、ボールの回転数が多くてその分変化の仕方も違います。実際にバッターボックスで見るとその違いは歴然です。
日本人ピッチャーの中では、西村投手が比較的外国人ピッチャーに近いボールの回転をしていたんじゃないかなと感じています。
外国人の指導を受けても、日本人の筋力では同じような軌道や変化はなかなかしないものなんですが、西村投手の日本人離れした筋力が、その技術を自分のものに出来た要因かもしれません。
今の若者たちは体も大きいですし、もっともっとトレーニングで体づくりや筋力アップをして、外国人ピッチャーに負けないボールが投げられるようにしてもらいたいです。
体格と筋力では勝てない分部はありますが、体の使い方は日本人の方が上だと思います。