100キロに挑戦の3日目です。頭の中のイメージはとっくに100キロは達成しているんですが、身体は思うように動いてくれませんし、「よし、行った!」と思ったボールでもスピードガンの球速表示ははるか下の数字しか表示してくれません。
全力投球
それでも先週よりは身体を大きく、そして強く使う感じは出てきたようにも思います。まだまだ全身の力をすべて使うということが出来ていません。さらに動きを連動させて加速させる、力をリリースに集中させる、動きを効率化させるなど単純に思いっきり投げるだけでなくて最大の力をボールに伝える投げ方が必要だと痛感します。
しかしこの全力投球にはリスクがあります。無理すると壊れるんです。大きな力とスピードで移動してきた身体をストップさせて肘から先を走らせるわけですが、こんなことをしていると身体のあちこちに負担がかかります。まず膝や腰ですね。
上手く身体を止めることが出来ていない現状でも、すでに左膝に違和感が出てきています。腰の疲れもなかなかのもので、フロアに寝てから立ち上がる時の大変さはこのまま続けていいもんかな?と思ってしまうくらいです。肩関節も最近は感じたことがなかった痛みと違和感があります。この3カ所は若い頃に痛めたところですので、頑張って投げているって証拠ではありますが、またいつ爆発するかという不安はつきまといますね。
西村信紀さんも現役中はあちこち故障しながら投げてましたし、弘瀬先生も上腕二頭筋が切れていますし、右の胸鎖関節はずれてしまっています。一生懸命投げると結局こんなことになるんです。私は幸い早くに西村さんに投げる場所を奪われ、そこまで無理をしなかったおかげで二人のような大きな故障もなく今も投げられています。そしてここに来て全力投球を要求されているって訳です。壊れるんかな?(笑)
運動・休養・栄養
この3つのバランスがとれて初めてトレーニング効果が上手く出るとされています。最近は週2回昼の休憩時間を利用してメディシンボールを使ったメニューを中心としたトレーニングと夜のランニング(約5キロ+坂道ダッシュ)、週1回のピッチングをやることが多いです。
毎日のストレッチや補強運動もありますが、疲れをためないように(毎日やると心が疲れるんです。)を意識してやるようにはしていますが、このところは暑くて動いて汗をかくと大量の冷たい飲み物を摂ることになります。そのせいでお腹の調子も少し悪くなりご飯がなかなか進まないという状態になっています。
大人になってからは夏でも食欲が落ちるなんてことはなかったんですが、大人から老人に進んできたからでしょうか今年はご飯が美味しくなくて、お茶でご飯を流し込んでいるって感じのことも多いです。こんなことすると噛まないのでさらに消化が悪くなってだめなんですけどね。
さらに悪いのはオリンピック中継です。あまり興味がない種目でもやっていると見てしまいます。先週は走りに行こうと思っていたんですが見入ってしまって気が付いたら夜11時。やめようかなと思ったんですが、やっぱり走っておこないとと思って走りに行って帰ってきたら12時前。こんなことしてたら疲れますよね(笑)さらにこんな深夜に60過ぎのおじさんがバイパスの坂道でダッシュしてるなんて怖いですよね(笑)なので今週はちょっとお休み(週1にしようかなって思ってます。)を増やすつもりです。
超えられないけど超えたい
なかなか100キロの壁は超えられそうもありません。しかしこの動画をどこで見つけたのか古い友人(昔は敵チームでした。)から突然電話がかかってきて「見ゆうぜ、早う100キロ出しよ。」と発破をかけられました。頑張らないといけなくなりました(笑)
出来ていないことがまだいっぱいありますので、これが出来るようになれば何とか100キロ出せそうな可能性は感じています。
①左足で踏ん張って移動してきた身体を止める。
②身体が止まることによって腕が速く振れる。
③腕がパワーラインを通過することで、最大のパワーが発揮される。
④腕が身体の近くを通過することで強いブラッシングが出来る。
⑤左手をもっと使うことによって、身体の動きが大きく、強くなる。
ざっと思いつくだけでこれだけで来ていません。逆に言うとだから私のボールは速くない、速くなかったってことです。もっと早く気が付くべきでした(笑)
それではいっぱい出来ていない私のピッチングの様子をご覧ください。
最速97キロ。それも最後の最後に出ました。普段ならもう一丁ってなるはずなんですが、暑くて早くやめたいって思って投げていたので止めました(笑)これからも壊れないように気をつけて続けて行きます。