まだ腰の調子が良くありません。負担のかかる動作やランニングメニューを外して、痛みがなくなるのを待っています。6月最後の練習には出張のため参加できないと決まっていました。天気予報も梅雨入りしたため「雨」でしたので、どっちみち練習は出来なかったと諦めもつきました。
まず今回のブログのアイキャッチ画像を見てください。私が一番良かった頃(最少投球数や完全試合を達成していた頃です。)の投げ終わりの写真になります。ここまで腕を擦り上げて投げていたんだということが良くわかりますね。それに比べると今のフォームは全く別人くらいのフォームになっているんですけどね(笑)
ボールを押すための距離
長い飛行機での移動中に、投げ方、特に肘の使い方について考えてみました。私はソフトボールのピッチャーを始めた高校1年の秋に「肘を伸ばして大きな円を書くようにして、その遠心力でボールを投げなさい。」と指導されました。ですから腕の振り上げ動作の時は手の平を外に向けて、肘が曲らないように使っていました。これが全てのスタートだったんです。
今やろうとしているのは振り下ろし動作で投げ下ろす(リリースは腰の回転に合わせて腕を巻き付けてくる。リストターンはお腹の方向で、投げ終わりは手の平が下でじゃんけんのグーの形)投げ方をしようとしています。この時に肘から先を加速させるのがスピードボールを投げる肝になるんだと思いますが、この加速させるために必要な距離というものを作るのが、ブラッシング前の肘の曲がりじゃないかと思うようになりました。動きで説明するとこんな形になります。
で肘が伸びてしまっているとリストだけのターンになってしまうので、加速させる距離がない=ボールを押すための距離がないことになります。
一方昔の投げ方だとブラッシングから擦り上げる動作でボールを押すことが出来ますので、肘は伸びていても投げられることになります。動作で言うとこうなります。私は間違いなくこうやって投げていました。
肘が曲れば投げ下ろし、曲がらなければ擦り上げ
今後もスピードを追及すると言ってしまったので、ウエイトトレーニングも続けますしジャンピング・ツーステップも諦めませんが、それ以外に重要なことは「ブラッシングの時の肘の曲がり」を作れるかどうかが、今後のソフトボール人生を左右しそうな気がしてきました。
現在はあまり曲っていません。もともとカラダは固くて、関節をしならせる(柔らかく使う)ことはで出来ないタイプです。これを何とか努力して肘を曲げた状態でブラッシングさせて、肘から先を加速させるように出来れば自分の描いている投げ方、ボールに近づくような気がします。
しかし長くやってきた腕の使い方からどうしても脱却出来ず肘が伸びたままブラッシングに入るのであれば、それは弘瀬先生の言うようにテイクバック投法のようにブラッシングを擦り上げるようにして、ボールにスピンをかける(ボールを押す)投げ方にするしかないことになります。肘が曲らなければこうするしかない、いやこうした方が良いボールが投げられる可能性が高いと思います。
最終選択までの時間は?
さてさて、やっとここまでたどり着きました。上のどちらの投げ方に行きつくのでしょうか?腰の痛みと雨のためにしばらく投げることも出来そうもありませんし、肘を曲げるという動作の習得までどれくらい時間がかかるか分かりません。
どうもこれは今シーズンで完成しそうな感じではなくなりましたね(笑)未完成なまま、どっちつかずな投げ方でやって行くことになりそうです。チームのみんなには不安定なピッチングでヒヤヒヤさせそうですが、今しばらく長~い目で見てやって欲しいと思います。
あんまり諦めが悪いと思ったら『お前、ええ加減にせえ!』と一喝していただいても構いません。その時点でもう無理と自分でも観念していたら、あっさり止めて元の投げ方に戻すことになると思います(笑)ただ器用ではないので、これまでやってきたことが邪魔をして簡単に元に戻すとはならいのは目に見えていますけどね。