コロナ禍ではありますが、どの競技も感染対策を講じながら今年は大会を開催していく方向で進んでいるようです。しかし人が動くと新規感染者が増加するという傾向はありますので、大会を開催する協会も大会に参加する選手たちもヒヤヒヤしながらの運営になりそうですね。
各種大会が開催され、無事に日程を終了できる実績が積み重なっていけば、7月の東京オリンピックも開催出来るという機運も高まっていきそうです。これまで準備に頑張ってきた関係者の皆さんや選手のことを考えると、ぜひ開催させてあげたいと思いますが、国外から日本に入ってくる選手団、応援の皆さんを含めてコロナの感染対策をどうするのか?など、解決すべき課題は多そうです。
私たちに出来ることは必要な感染予防策をしっかり続けて、三度非常事態宣言などが発出されるような事態を避けることではないでしょうか?みんなで頑張りましょう!
スポーツは頭でするもの?
4月号には「2021高校センバツ展望」という特集が組まれています。その中に男子の注目校紹介で高知県代表の土佐高校が紹介されています。
高知で「土佐」と言えば頭の良い子が行く学校というイメージです。高知は私高公低で「土佐」「土佐塾」「学芸」といった私立の学校が学力の高い子供が行く学校とされています。
ですからソフトボールをする目的で土佐に行く子供はいません。入学した土佐(中学と高校がありますが、どちらも)でクラブをやろうとして、たまたまソフトボール部があったのでソフトボールをやったという感じだと思います。
基本学力優先ですから体力、体格、運動センスなどに身体的能力が他校より優れている選手が集まることもありません。しかし彼らにはたぐいまれなる頭脳明晰という武器があります(笑)
スポーツは今や科学の時代です。トレーニングもただ闇雲に頑張れば効果が出るものではないことを誰もが知っていますよね。きちんとした理論に裏打ちされた指導を受けることによって、生徒たちの時術や体力、筋力が効果的に向上する時代です。
ましてこの土佐なんかは練習時間もそんなに長く出来るわけではありません。あくまでも学業優先であり、塾に行くために練習を早退や休むこともあるでしょう。
ですから量より質を取る必要があります。この質を高めるのに必要な理解力が彼らにはあります。もうずいぶん前のことになりますが土佐の選手たちにソフトボールを教えに行ったことがあります。
練習量も多くないのでなかなかすぐに出来るとはいかないのですが、このプレーがなぜ必要なのか、これが出来るとどうなるのかというような説明を彼らは瞬時に理解することが出来ました。ここが違うんですですね。
高校の強豪校と言われる高校で指導していて、「分った?」と聞くと確かに「はい!」という素晴らしい返事が返ってくるのですが、どうもその表情には「????」が浮かんでいることがありました。しかしプレーさせてみると動きは改善されている。「分ったのかなあ?」と半信半疑(笑)
土佐高校ではこうはなりません。頭では理解出来ています。しかし身体の動きはなかなか変わってきません。しかしやろうとする姿勢は見られます。これが土佐高校でした。
これもずいぶん前のことですし、今回センバツに参加する選手たちは中学生の時に全中で素晴らしい成績も残しているようですから、頭で理解して身体でも表現できる能力を兼ね備えているかもしれませんね。期待して見てみようと思います。
そしてもう一校紹介されているのが愛媛県代表の愛光学園。こちらも土佐と同様の進学校です。名前だけは知っていましたが、記事を読んでみると創立から20数年間は部活動が禁止だったと知ってビックリです。もっと驚きなのがそんな学校のソフトボール部が予選を勝ち抜いて、全国大会に出場して来たことです。
この学校の勝ち方にも興味がありますね。両校の活躍に期待したいと思います。
そして他の学校も頑張って優勝を目指してもらいたいものです。こんな言い方は怒られるかもしれませんが、頭で勝てないのであればせめてソフトボールでは負けないように・・・・(笑)
頭は勉強だけに使うものではありません。ソフトボールなどのスポーツ、さらには生きて行くためにも使わないといけないものです。勝つためにどうしたいいのか?何が足りないのか?今されると相手が一番イヤなプレーは何?相手は今何をしようといているか?考えることはたくさんあります。
やっぱり頭は使わないといけないようですね(笑)