【ソフトボールピッチング】ツーステップ投法への挑戦:アクシデント発生
57歳の男が始めた「ツーステップ投法への挑戦」ですが、ここに来て恐れていたことが起こってしまいました。
左膝に痛みが!
元々私の膝は両膝とも痛めた経験があり、今は良くなったと言っても正座はまったく出来ません。
最近はずっと調子が良かったので、サポーターもテーピングをすることなく練習や試合をしていました。
ツーステップ投法へのフォーム改造に取り組んでも、膝に何かが起こることもなかったのですが、この飛ぶ投げ方では着地に大きな負担がかかることは不安に思っていました。
古傷もありますし、なにせ年を取ってしまっています。痛くならなければいいなと思いながらやっていました。
そして先日の壮年の大会で突然の登板指令で、ろくな準備もせずに投げてしまったことによって、恐れていたことが起こってしまいました。
やはり練習とは違って試合でバッターに向かって投げる時は力が入ります。
「打たれたくない」「抑えたい」という欲もあります。ましてこの日のように、暴れ馬のようなボールを投げている時はバランスも悪いフォームになってしまっています。
それが古傷を持つ左膝に、思った以上の負担をかけてしまったのでしょう。
試合の2日後ランニングして帰ってきて、スクワットをしようとした時のことでした。
「あ、左膝が痛い!」
そのうち痛みは無くなるだろう!?
これまでも膝の痛みは何度も経験していますので、痛みとしてはたいしたことがないので、そのうち痛みは無くなるだろうと思っていました。
ランニングもスピードを落として、膝に負荷をかけるメニューはしばらくお休みにしてやっていました。
しかしなかなか痛みは消えてはくれませんでした。
触ってみると膝の下がブヨブヨしています。
「あれ?これは膝に水が溜まっているじゃない!」
明らかに炎症を起こして、膝の中が腫れている状態になってしまっていました。この状がなかなか良くならないんです。
そして何か今までには感じたことのない嫌~な鈍い痛みが出てきました。
あ、痛い!
日曜日も練習でした。
普通にランニングして練習を開始しましたが、この日は最初から左膝には痛みがありました。
これくらいの痛みなら投げられないことはないな!と思っていました。先週の不甲斐ないピッチングのこともあります。
しっかり投げ込んで、自分で動きを再確認したいところでもありました。
ところが事件が発生したのです。
練習前に後輩が
「山崎さん、先週の試合の後から右の太ももの内側と鼠径部が痛いんです。」
と相談して来ました。
場所や症状からすると「内転筋の肉離れ」が考えられましたので、無理をしないようにとアドバイスしておきました。
アップのランニングも軽めにして、ストレッチをしていましたので、ヨシヨシと思っていましたが、その後ノックが始まると外野の守備についていました。
ノッカーに
「足が痛いので軽めでお願いしま~す。」
と言って始めたノックでしたが、ボールが来ると見ているこっちが怖くなるような勢いでボールを追いかけていました。
ノッカーももう少し簡単なボールを打てばいいのにと思っていましたが、何とかやっていましたので、止めることもせずにいました。
バックホームで終了という最後の1球を投げた瞬間でした。
「あ、痛い!」
声のした方を振り返ると、その選手が倒れていました。
「ブチって音がしました!」
「あ。しまった!止めておけばよかった。」
「無理するなって言うたのに!」
もう後の祭りです。
心配して駆け寄りましたが、すぐに立ち上がって歩いていましたので、ちょっと安心しました。
今日は投げません!
これを見てしまったものですから、ついさっきまで投げる気満々だった気持ちがしぼんで行きました。
そしてこの日はピッチャーが私の他に3名いましたので、バッティングピッチャーも無理してやる必要もありませんでした。
バッティングピッチャーの時は飛んでいませんので、そんなに膝に負担はかからないのですが、やはり投げる時は力が入ります。
投げる人がいないと無理してでも投げることになるのですが、この日は人がいましたので早々に
「今日は投げません!」
と宣言してしまいました。
周りからは
「珍しい、ヒロシが投げんなんて言うがは。」
という反応でした。
「膝が痛い!」
ということでバッティングピッチャーもお休みして、恒例の練習終了後の投げ込みもお休み。とりあえず膝の腫れと痛みがなくなるまでは、自重しようと思っています。
やっぱり投げてしまいました(笑)
あまりの暑さに練習は早目に終了となりました。それにしても最近の暑さは異常ですね。
昔は暑いと言っても30度くらいでした。最近は真夏の練習は35度が当たり前みたいになってきていますね。
グランドの陽の当たっている場所は、いったい何度になっているのでしょうか?50度近くになっているのではないかとさえ思います。
とても運動に適した気温だとは思えません。まして私たちは決して若くないんです(笑)
なんとかならないもんでしょうかね。
バッティングピッチャーはやりませんでした。けどこのまま帰るのは何かもったいないというか、物足りないというか、楽した自分が許せないという感じだったかもしれません。
先週の試合後すっぽ抜けたボールの原因が、腕の振りにあるのではないかと気になっていたところがありましたので、グラブとボールを持ってマウンドの近くまで行きました。
そして足は着地した時の足の位置に固定して、腕の振りだけを確認するようにボールを投げ始めました。
きちんと良い場所を通った腕は、きちんとリリースまで出て行って、ちゃんと回転をしてキャッチャーのミットに収まります。
考えていたことは間違ってないようです。この腕の振りを飛んだ時にもできるように。そして飛ぶエネルギーを腕の振りに伝え、さらに加速させるような絶妙のタイミングを身に付けられないと、このツーステップ投法は完成されません。
今は膝の状態が良くなることを待つだけなのですが、飛べない期間でも腕の振りの改良は続けておきたいと思っています。
全国のみなさん、ケガには十分に注意して練習や試合をしてくださいね。
そして十分に給水もして、熱中症にならないようにして下さい。