
第65回全日本総合男子ソフトボール選手権が、令和元年9月14日~16日の3日間、 岡山県 新見市で開催されました。昨年大学勢初の総合選手権制覇という偉業を成し遂げた日本体育大学が、今年も インカレを勝って総合選手権も連覇を狙っていました。社会人が意地を見せて、この勢いのある大学生を止めるかに注目していた大会でしたが、結果はどうなったんでしょうか?
日体大を止めたのは高崎市役所
準々決勝まで勝ち上がってきた日体大の相手は高崎市役所でした。結果は4-3で高崎市役所の勝利。きわどい戦いにはなりましたが、これでやっと大人の力を示すことができました(笑)
残念ながら試合経過が出ていないので、どんな試合展開だったのかは分かりませんが、なんとか社会人が大学生に負け続けるという展開に終止符が打たれました。ただ日体大のエース小山投手は来年が4年生です。まだまだ成長してくる可能性があります。今回勝てた社会人も来年勝てるという保障はどこにもありませんので、来年も大学生に足元をすくわれないようにしっかり練習しておいてくださいね。
優勝はホンダエンジニアリング
優勝したホンダエンジニアリングはこれで4回目の優勝で、なんと19年振りになるそうです。おめでとうございます。元々は埼玉県のチームでしたが、現在は栃木県に移っていますね。丸山物産、環太平洋大学、平林金属、大阪桃次郎、高崎市役所を倒しての優勝ですから、立派な優勝だと思います。
今年も戦力充実で優勝候補の筆頭だった平林金属に3-0で勝って、勢いに乗ったようです。組み合わせの厳しいゾーンに入ると苦しい試合が続きますが、意外にその方が勝てることが多いのもあると思います。勝ってどんどん勢いが出てくるってことありますよね。

準優勝は高崎市役所
準々決勝で昨年の覇者日本体育大学を破った高崎市役所は、準決勝でもYKKを4-0と下して決勝戦に進みました。
0-2で迎えた7回裏もツーアウト、しかしここから2者連続のフォアボールで1、2塁となって1発出ればサヨナラ勝ちというところまで行きましたが、最後はレフトフライになってゲームセット。残念ながら準優勝で終りましたが、今大会の最大の功績は日体大を止めたことです。
大学生が勝つことが悪いとか言っている訳ではありません。しかし社会人が何回も続けて大学生に負けているようでは、男子のソフトボールは大丈夫?って追ってしまいますよね。大学生のように毎年多くの選手が入れ替わることはないので、続けて強化できるはずなのが社会人です。
それを達成してくれた高崎市役所でしたので優勝して欲しかったですが、勝負の世界は意地悪ですね(笑)優勝は来年のお楽しみということにしておいてください。おめでとうございます。

ライブ配信もありました。
今大会は男子には珍しく動画のライブ配信もありました。日本ソフトボール協会のホームページにも動画が貼り付けられていますので、勝ち上がり表や準決勝以降のスコアとともに、こちらでご確認してください。
なんとこの動画6時間もありますよ。とても全部は見られません(笑)
https://www.softball.or.jp/game/championship_mens/tournament2019/tournament.html