カナダ・ホワイトホースで平成29年7月7日から7月16日までの10日間開催されていた
「第15回男子ソフトボール世界選手権」
が終了しました。
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日本は定位置の5位で終了
プールBを2位で突破して、今回は上位進出確実かと思われましたが、終わってみればいつもの定位置の5位と言う結果になりました。
決勝トーナメントに進出したのは次の8チームでした。
カナダ(POOL A 1位)
オーストラリア(POOL A 2位)
アルゼンチン(POOL A 3位)
アメリカ(POOL A 4位)
ニュージーランド(POOL B 1位)
日本(POOL B 2位)
ベネズエラ(POOL B 3位)
ボツワナ(POOL B 4位)上位を狙うには?
日本代表が過去最高の成績をおさめたのは、南アフリカで開催された世界選手権の準優勝という成績です。
この時に参加していた杉本博司さん(元闘犬センター監督)と西村信紀さん(現環太平洋大学男子ソフトボール部監督)が、このことについて話してしるのを横で聞いたことがあります。
今のようなページシステムという変形トーナメントで勝っていくには、予選リーグを出来るだけ上位で抜ける必要がある。できれば1位通過をしたい。
4位通過とかぎりぎりの成績で予選リーグを抜けるようでは、なかなか決勝トーナメントを勝ち上がることは難しくなってしまう。
そういう意味でも、この南アフリカ大会は絶好の条件が整った大会だった。
こんな話だったと思います。
今回の世界選手権は、どうだったのか?
プールBを2位通過。出来れば1位通過を狙いたかったのですが、結果としては2位での決勝トーナメント進出になりました。
まずまずの結果だったということでしょうか。
初戦のベネズエラ戦が入国遅れということで不戦勝になったと聞いた時は、
「これはついているな。この大会面白くなるかもしれない。」
と思ったのは私だだったでしょうか?
ベネズエラも好投手を擁し、なかなかの実力のある国です。ここと闘うことなく1勝を手にすることが出来たなんて、これは岡本ヘッドコーチの持っている運かなとも思いました。
ニュージーランドには敗れたものの、他の試合は星を落とすことなくプールBの2位という順位を手にいれました。
試合の内容については、日本ソフトボール協会のホームページをご覧いただきたいと思います。
日本ソフトボール協会のホームページはこちらです。
https://www.softball.or.jp/world-mens-championship2017/tournament.html
世界のトップとの差はまだある
終ってみればいつもの5位という結果と、その戦い方、さらには日本代表の課題みたいなものは、実際戦ってきた岡本ヘッドコーチや選手たちに語ってもらうとして、結果をだけをトーナメント表だけで見てみると、やはり世界の強豪国(ニュージーランド・オーストラリア・カナダ・アメリカ・アルゼンチン等)とは、やはり少し力の差が存在するように見えます。
この強豪国の選手たちを見てみいると、日本人ではどうしようもない圧倒的な体格の差やパワーの差を感じてしまいます。
日本の特徴である速さとうまさだけではでは、どうしようもない壁のようなものがありますね。
そして135キロを超えるボールが投げられる、超S級のエースの存在も必要になってきます。
ピッチャーもバッターももう1ランクも2ランクも上に上がらないと、この5位という定位置から抜け出すのは難しいのではないででしょうか?
「運も実力のうち」ではありますが、「運だけでは勝てない」のも、勝負の世界の現実ですね。
今回の戦いを振り返って、5年後10年後の日本の戦い方を考え、選手強化を進めて行ってもらいたいと思います。
皆さん、お疲れ様でした。
今回のカナダでの世界選手権に出場された選手及びスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
気をつけて帰国して下さい。
帰ってきたらすぐに国内での戦いが待っています。
世界選手権で得た貴重な経験を、自分のチームに持ち帰ってさらに強いチーム作りをしてもらいたいと思います。
そしてその経験をたくさんの人に伝え、日本男子ソフトボールのさらなる強化につなげてもらえるように希望いたします。
最終の決勝トーナメント表はこのようになりました。
やはりニュージーランドは強いですね。
いつかこのトーナメント表の一番上に「JAPAN」という文字が来る日が来ることを祈って、今日のブログを閉じたいと思います。