ソフトボールマガジン2018年6月号の内容は?
ソフトボールマガジン2018年6月号が届きました。
内容を見てみましょう。
2018高校センバツ特集
巻頭のカラーページで特集されているのは、第36回を迎えた男女の高校選抜大会の様子です。
女子はこのところ力をつけてきた創志学園の、三期連続優勝を讃える内容となっています。
男子はお天気には勝てず、4校が入賞という形で修了してしまって、日本一の座はインターハイで決着させることになりました。
この大会の様子は、こちらでも紹介しました。
地の利を生かした高知県の高校が2校と、九州の高校が2校が残りました。高知県勢はインターハイにこのどちらかの高校が出場することになるのか、違う高校が出場することになるのかも楽しみです。
インターハイ出場を決める県体も近づいて来ましたので、各校の調整も進んでいることだと思います。
小学生の大会
次に特集されているのは、第11回を迎えた春季全日本小学生大会の男女のハイライトです。
これからのソフトボール界を背負って立つ子どもたちの戦いの様子が、白黒ではありますが写真もいっぱい使って紹介されています。
一つ一つの写真を見てみると、大人顔負けの素晴らしいフォームでプレーしています。どうかこのまま伸び伸びと成長して行ってもらいたいと思います。
今回初めて気がつきましたが、このソフトボールマガジンに掲載された写真が購入出来るんですね。これは嬉しいサービスです。
全国大会などは会場にいるフォトサービスの会社が勝手に撮った写真を、後から送られてくる見本のアルバムから選んで買うということしかできなかったので、これはとてもいいと思います。
私達はその見本がオーナーのところで止まって、自分たちのところまで来ないことを知っていましたので、チーム写真の撮影もずっとお断りしていたという過去があります(笑)
いつものことなので、慣れているカメラマンさんは言っても来なかったですが、初めてのカメラマンさんなどは
「写真?いらんで!」
とあっさり断られることに、驚きと戸惑いの表情を浮かべていたことが懐かしく思い出されます。
しかしソフトボールマガジンの写真実費で販売と書いてありますが、実費だとしたらちょっと高いと思いますけどね。どうでしょうか?
いよいよ開幕、女子1部リーグ
続いては華々しくナゴヤドームで開幕した、女子の1部リーグ開幕節の様子が紹介されています。
テレビなどでも紹介されていましたので少し見ましたが、上野投手の仕上がりの良さが際立っていましたね。やはり東京オリンピックも上野投手抜きでは戦えないなあと思ってしまいました。
レベルが違うを超えた、ラベルが違うという世界を見たような気がしました。
これから全国各地で、長くて熱い戦いが続いて行きます。選手の皆さんをはじめ、チームスタッフそして応援団のみなさんも体に気をつけて、半年間頑張って下さい。
男子リーグもあります
女子リーグの次は、男子の西日本と東日本のリーグに参加している全選手の写真名鑑が紹介されています。
女子のような別冊でもなければ、カラーでもありませんが、それは我慢しましょう(笑)
こうやって全選手が紹介してもらえるだけでも有難いことですね。
西日本は先週末に開幕しました。今年も平林金属中心の展開になるようです。自力通り平林金属が順調な滑りだしを見せていますが、その他のチームは勝ったり負けたりと、星を分け合っています。
今年から少しやり方が変わった決勝トーナメントには、まだまだどのチームも行く権利を持っています。見ごたえのある試合を期待しましょう。
男子ソフトボールの未来はあるのか?
最後は女子の1部リーグの開幕戦後に行われた男子のエキジビションマッチの様子です。
昨年の世界選手権メンバーを主体とした日本男子リーグ選抜と、4月末にアジア男子選手権を控える全に全日本大学男子選抜の試合が行われました。
中継もされていたので見ていましたが、両チームのピッチャーの好投が光っていました。後で知ったことですが、この試合女子のリーグの後で行われたこともあって、プレートは女子の設定のまま行われたようです。
一般も大学生もそれぞれのエース級が並んでいるわけですから、普通の距離でもなかなか打てないものが、女子の距離で投げてくれば、それはさらに打てないということになりますね。
であるなら、この日の1-0という結果もうなずけます。
女子に比べると日の目を見ない男子のソフトボールを活性化しようという試みと、男子ソフトボールを愛する人たちの気持ちはよ~く分かります。
分かりますけど男子も女子のようにとは、なかなかいかないとも思います。
女子のソフトボールと比較すると、男子のソフトボールはスピードもあってパワーもあるので、見ていて面白いとは思います。だからと言って男子のソフトボールで、今の女子の1部リーグのように有料でお客さんを呼べるとは思えません。
自分も長くその世界にいた人間として、もっと男子にも注目があつまったら嬉しいとは思いますが、要はどれと比べるかということになると思います。
女子ソフトボールと比べると男子のソフトボールは、スピードとパワーがあって面白い。これは間違いないことです。
しかしお金を払って見るよく似たものとして「プロ野球」があります。これと比べてみると瞬間的なスピード感は別として、全体のスピード、パワー、そして選手たちの体格、技術で、ソフトボールが勝てるものは一つもないのが現実ではないでしょうか。
ましてソフトボール界はオリンピック種目になるために、男子の野球と組んでIOCに働きかけを行いました。
あの時点で、男子が日の目を見ることはなくなったと私は考えています。
ただ頑張ってソフトボールをやっている小学生や中学生などの子どもたちのためにも、大人たちは頑張り続けないといけないとも思います。