【2017】第12回全日本ハイシニアソフトボール大会の結果
第12回全日本ハイシニアソフトボール大会が、平成29年10月7日(土)から10日(火)までの4日間(降雨により1日順延になりました。)岩手県花巻市で開催されました。
結果はどうだったんでしょうか?
ハイシニアソフトボール大会とは
日本ソフトボール協会のホームページには、次のように紹介されています。
ハイシニアとは、(公財)日本ソフトボール協会・チーム登録規程で「同一都道府県内に居住または勤務する66歳以上(当該年度4月1日現在)の男子によって編成されたチーム」と定められています。
男性の生涯種別の最上級(最高齢)のカテゴリーであり、昨年(2016年)まで、「65歳以上」であった年齢制限を1歳引き上げ、「66歳以上」としていますが、この年齢制限は、2019年に「67歳以上」に引き上げられ、2021年には「68歳以上」に引き上げられることが決定しています。
これは、平均寿命・健康寿命の延伸に伴うもので、従前の「65歳以上」では年齢を重ねた選手たちの出場機会がどうしても少なくなってしまうことから、このような措置がとられることになりました。
この「ハイシニア」も生涯種別であり、生涯種別の試合・大会はゴムボールを使用して行われています。
ハイシニアの全国大会は、現在「全日本ハイシニア大会」が開催されており、各都道府県予選を勝ち抜いた48チーム(開催地は2チーム出場)が一堂に会し、例年10月中旬~下旬に開催されています。
この大会は、2006年に創設された大会で、壮年・実年・シニアと出場してきた選手たちが、徐々に年齢を重ね、さらに「上」のカテゴリーを求める声に応えて創設された大会です。
平均寿命・健康寿命の延びた今日では、「古稀大会」(70歳以上)の大会の創設を求める声もあり、すでに「スーパーシニア」等と銘打って「ハイシニア」より上のカテゴリーで大会を実施している地区もあって、主催は日本ソフトボール協会ではないようですが、今年も9月23日24に和歌山県で「全日本シニア古希ソフトボール大会」が開催されています。
これもソフトボールの素晴らしいところですが、いったいいつになったら「引退」出来るのかと思っている選手もいるのではないでしょうか。
大会結果を振り返ってみると、2006年の第1回大会から2011年の第6回大会まで毎年優勝チームが変わっていましたが、2012年の第7回大会から清水九十九クラブゴールド(静岡)が大会3連覇を達成しています。
2015年の第10回大会は四日市ハイシニア(三重)が優勝を飾り、昨年(2016年)の第11回大会では、この「両雄」が決勝で激突しました。四日市ハイシニア(三重)が清水九十九クラブゴールド(静岡)を5-2で破り、「連覇」を成し遂げています。
さて今年はどうなったんでしょうか?
雨によって1日順延があって4日間の大会となりましたが、決勝戦に残ったのは静岡県代表の清水九十九クラブゴールドさんと、熊本県代表のSC熊本さんの2チームになりました。
決勝戦はSC熊本さんが初回に1点を先制して始まりました。しかし清水九十九クラブゴールドさんが3回裏に一挙4点をあげて逆転。
そして6回に両チームが1点ずつを取り合いましたが、ゲームはそのまま5-2で終了して、清水九十九クラブゴールドさんが3年振り4回目の優勝を飾りました。
優勝した清水九十九クラブゴールドさん、おめでとうございます。
そして惜しくも準優勝には終わりましたが、SC熊本さんもおめでとうございます。最近の壮年以降の熊本県勢の充実ぶりには驚かされますね。何か強さの秘密があるのでしょうか?
第3位は大阪府代表の岸和田クラブさん、準決勝では優勝した清水九十九クラブゴールドさんと1-2の接戦を演じていますので、優勝まであと少しのところまで来ていますね。来年また優勝を目指して頑張って下さい。
もう1チームの第3位は福井県代表の旭球友会さんです。こちらも準優勝されたSC熊本さんとの準決勝は2-3の惜敗でした。
この4チームの実力差は紙一重だったのかもしれませんね。早くも来年のこの大会が楽しみになってきました。
勝ち上がり表は次のようになりました。
大会の詳しいことは、日本ソフトボール協会のホームページ等でご確認下さい。
ハイシニアにもなると
ハイシニアにもなると、選手のみなさんのほとんどが仕事をリタイアされて、本当にソフトボールを楽しまれている年代になっています。
家にいても邪魔もの扱いされ、ソフトボール行くことが唯一残された自分の居場所という方もいらっしゃるのかもしれませんね(笑)
若い頃には感じなかった10歳の年齢差が、体力、筋力、スピード、柔軟性、持久力のすべてに表れてくるようになると、この壮年、実年、シニアというカテゴリー分けが有難くなります。
年寄り扱いされていたものが、一つカテゴリーを超えると
「お前は若い!」
と言われ、補欠扱いだったものがいきなり主力選手になることさえあります。なんて素晴らしいシステムなんでしょう!
5歳刻みだったハイシニアも、みなさんが長生きになったせいでその幅が広がって行くようです。そのうちハイシニアは69歳までになって、「スーパーシニア」「グランドシニア」と続いて、周りから「いいかげんにシニア」と言われるようになるのかもしれませんね(笑)
みなさん、くれぐれもケガの無いように気をつけて、ソフトボールを楽しんで下さい。お疲れ様でした。