第72回 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体ソフトボール競技の結果

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第72回 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体のソフトボール競技(成年男女・少年男女)が、平成29年10月1日(日)から3日(水)までの3日間、愛媛県内のそれぞれの開催地で開催されました。
雨の影響で成年男子と少年女子は準決勝までになりましたが、成年女子と少年男子は決勝戦までの競技を終了することが出来ています。
各会場の担当のみなさんの頑張りで、競技が終了したことを感謝したいと思います。みなさん、お疲れ様でした。
国体のソフトボール競技とは?
日本ソフトボール協会のホームページには、次のような説明があります。
国民体育大会は、成年男子・成年女子・少年男子・少年女子の4種別で行われ、全国各ブロック(地区)の予選を勝ち抜いた13チームにより、覇が競われています。
昔より参加チーム数も少なくなり、競技日程も短縮されています。経費節約という側面もあるようですが、会場周辺の飾りつけも少なくなり、まるで県全体でのお祭りのようであった国体はなくなってしまいました。
成年男子・成年女子は、革ボールが使用され、日本リーグ、実業団、クラブ、大学のチームが主体となり、基本的には各都道府県が選抜チームを編成(単独チームで出場する場合もあります)します。北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州のブロックを勝ち抜いたチームが、本大会へ出場することができます。
少年男子・少年女子は、ゴムボールが使用されます。高校生が対象となり、成年男子・女子と同様に、基本的には各都道府県が選抜チームを編成(単独チームで出場する場合もあります)します。北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州のブロックを勝ち抜いたチームが、本大会へ出場することができきます。
また、国民体育大会の成年男子・成年女子の種別に限り、「ふるさと選手制度」という制度があり、現住所、勤務地以外の卒業中学校、または卒業高校のいずれかの所在地が属する都道府県から出場することもできることになっています。
この「ふるさと選手制度」というのは平成16年の第60回大会から始まっていて、日本体育協会の規則によると、「ふるさと選手制度の活用については、原則として、1 回につき 2 年以上連続と し、利用できる回数は 2 回までとする。」となっています。
地元に強いチームがなくて県外の実業団を選択した選手が、自分を育ててくれた地元に恩返し出来る良い制度ではないでしょうか。
さて2017年の第72回 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体のソフトボール競技の結果はどうなったんでしょうか?
第72回 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体 成年男子の結果は?
成年男子の会場は愛媛県の八幡浜市と大洲市でした。
雨の影響で2日目の高知県対宮崎県の試合が翌日に順延となって、最終日は決勝戦を行わず2チームが1位となりました。
その2チームは地元愛媛県と栃木県です。
勝ち上がり表は次のようになりました。
地元開催で「優勝が義務」というプレッシャーの中、2チーム1位という形になりましたが、愛媛県チームの喜びは大きかったと思います。
初戦はなかなか苦戦をしいられていましたし、終了後石村監督と少し話をすることができましたが、
「いや~、難しいですね。」
と言われていました。
杉本さんはこの日、まるで愛媛県チームの関係者かのようなオレンジ色のポロシャツでした(笑)
石村監督、おめでとうございます。良かったですね!
第72回 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体 成年女子の結果は?
成年女子の会場は西伊市でした。
読み方は「セイヨシ」で、愛媛県の南予地方に位置する西予市は2004年に東宇和郡4町(宇和町・野村町・城川町・明浜町)と西宇和郡1町(三瓶町)の5町が新設合併して誕生したそうです。
競技は雨の中予定通り進められて、決勝戦は地元愛媛県と愛知県の対戦になりました。試合はふるさと選手として参加している長崎望未選手(トヨタ自動車)のホームランなどで順調に得点した愛媛県チームが4-1で勝って、見事優勝を果たしています。おめでとうございます。
伊予銀行が日本リーグの1部で頑張って強化を進めて、ついに国体の優勝を手にしましたね。県の協会と地元企業が協力して強化してきた成果だと思います。
勝ち上がり表は次のようになりました。
第72回 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体 少年男子の結果は?
少年男子の会場は東温市でした。
東温市は2004年(平成16年)9月21日 に 重信町、川内町が合併して東温市が発足しています。松山市の東に隣接し、東は桜三里と呼ばれる峠で西条市に、南は皿ヶ嶺連峰を境に久万高原町に、北は高縄山地を境に今治市に接するところにあります。
合併して新しい市が多く誕生しましたが、なかなか市の名前も聞いただけではその場所が分からないことも多いですね。
さて少年男子も雨の影響はありましたが、競技は順調に消化されて3日の決勝戦には、広島県と地元愛媛県が残りました。
競技開始前から広島県のピッチャーがいいらしいという情報はありましたが、その予想通り広島県は決勝戦を含めて4試合無失点で相手チームを抑えています。点取りゲームであるソフトボールで相手に点を取られないというのは、限りなく負ける可能性がゼロに近いということになりますね。
タイブレーカーというシステムがありますので、こちらも得点ゼロの場合負ける可能性が出てきますが、1点取れば勝てるというアドバンテージは強いですね。
見事な優勝だと思います。おめでとうございます。
準優勝の地元愛媛県も、国体開催に向けて地道な強化の結果立派な成績だと思います。
勝ち上がり表は次のようになりました。
高知県は、初戦が優勝した広島県が相手だったということもあって早々の敗退でした。愛媛県には国体強化のお土産が残っています。来年以降も四国予選突破という高い壁が残るはずですから、頑張って強化を進めてもらいたいと思います。頑張れ高知県!
第72回 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体 少年女子の結果は?
少年女子の会場は西条市でした。少年女子も成年男子と同様に雨の影響で準決勝までの実施となって、2チームが1位ということになりました。
1位となった2チームは、長崎県と千葉県でした。
地元の愛媛県は初戦で兵庫県に敗れてしまいましたが、すべての力を結集した愛媛県が種別優勝を果たしています。勝負は時の運です。たまたま国体本番では負けてしまいましたが、これまでの強化は財産として頑張った個人にも、地元にも残るものです。
他の成年男女、少年男子のように笑顔で終ることは出来なかったでしょうけど、決して下を向くことなく、これからもソフトボール続けてください。お疲れ様でした。
勝ち上がり表は次のようになりました。