いよいよ我々おじさんの全国大会が始まりました。この壮年大会に始まり、シニア、マスターズ大会、実年とほぼ毎週続いていきます。カテゴリーをまたいで参加することが可能ですので、毎週家を空けてソフトボールに明け暮れ、奥さんから出て行けと言われないように気を付けてもらいたいですね(笑)
壮年大会大会とは
日本ソフトボール協会のホームページには、
壮年とは、(公財)日本ソフトボール協会・チーム登録規程で「同一都道府県内に居住または勤務する40歳以上(当該年度4月1日現在)の男子によって編成されたチーム」と定められています。
この「壮年」も生涯種別であり、生涯種別の試合・大会はゴムボールを使用しています。
壮年の全国大会は、現在「全日本壮年大会」が開催されており、各都道府県予選を勝ち抜いた48チーム(開催地は2チーム出場)が一堂に会し、例年9月初旬に開催されています。
この大会は、1986年に創設された生涯種別の中では最も歴史ある大会で、今年で32回目の開催となりました。
また、この壮年のカテゴリーは、2001年に創設された「日本スポーツマスターズ」の参加資格と同様であることから、この年代の選手は2つの全国大会に出場するチャンスがあり、都道府県によってはこの二つの予選を同時に行い、優勝が全日本壮年、準優勝が日本マスターズに出場としているところもあるようです。
壮年大会は、大会が創設された1986年の第1回大会から2005年の第20回大会まで、1991年の第6回大会を除き、山梨県を舞台に開催されてきた歴史があり、2006年の第21回大会から全国持ち回りでの大会となり、今日に至っています。
毎年山梨開催も良かったんですが、全国持ち回りになって全国大会らしくなったと思っているのは私だけでしょうか?
このカテゴリーでも、かつて「日本代表」として活躍した経歴を持つ選手や、日本リーグ、実業団、クラブ、大学等で名を馳せた選手が参戦していることが多く、野球の広いフィールド、長い塁間が少々きつくなった野球経験者、「元・甲子園ボーイ」「元・プロ野球選手」が、このカテゴリーに転向してくることもあります。プレーを見ていると明らかに野球出身だなと思う選手が目立つようになってきました。
大会結果をみると、1994年の第9回大会、1995年の第10回大会で地元・塩山クラブ(山梨)が大会初の「連覇」を達成。その後は、好投手・関原隼人を擁する鳴門クラブ(徳島)が2002年の第17回大会から2006年の第21回大会まで大会5連覇の偉業を達成。計6回の優勝を飾り、最多優勝回数を誇っています。
この鳴門クラブは全日本壮年と日本マスターズの両方に出場して、どちらも優勝するいう離れ業を達成したこともあります。全日本壮年が終って鳴門に帰って数日したら日本マスターズに出発する。いったい仕事はいつしているのかな?と思ったことです(笑)
第32回全日本壮年ソフトボール大会の結果は?
今年の第32回全日本壮年大会は、静岡県 袋井市・掛川市で平成29年9月2日(土)から4日(月)の4日間開催されました。
優勝は福岡県代表の福岡スラッガーズが初優勝されています。準優勝は鹿児島県代表の薩摩十の字丸SCでした。
ベスト4に残ったのは、この両チームの他に大阪府代表の大阪吹田クラブと愛媛県代表の広見クラブ壮年です。
勝ち上がりを見ても西高東低の勢力図は続いている感じですが、唯一ベスト8に残った北海道代表のニューバッファロー壮年の活躍は目を引きますね。
元全日本で活躍された宮平投手を擁する沖縄県代表の上門工業は、今年もベスト8で力尽きています。一人の絶対的エースを持っていても勝ちきれないのがこの壮年以降のカテゴリーだと思います。
そして年を重ねても(取っても)コツコツ努力を続けてきた選手が、この壮年以降のカテゴリーでは主役として大活躍することも間違いありません。
過去にどんな素晴らしい実績があろうとも、昔の名前で勝てるほど甘い世界ではないと言うことですね。
勝ち上がり表は次のようになっています。
試合の詳しい内容は、日本ソフトボール協会のホームページでご確認ください。
https://www.softball.or.jp/life/prime/tournament2017/tournament.html
参加された監督、選手のみなさんお疲れ様でした。ケガなどはされてないでしょうか?
来年もまたこの大会を目指して、コツコツ練習を続けて下さいね。