女子のソフトボールの監督を「男性」がやるのと「女性」がやるのでは、それぞれメリットとデメリットがあるような気がしていました。
そこでNSAB唯一の女性アドバイザーであり、ご自身は男性監督の元で長くぷれーをされ、さらに女性監督として指導経験もある「中田まりさん」に、ご意見を伺いました。
中田さんの意見
女子指導者が指導する場合のメリット
身体(コンディショニング)のことを聞きやすいです。
細かいことに気付く。
女子指導者が指導する場合のデメリット
ソフトボールの指導でも私生活でも入りすぎてしまう。
(選手が泣いても気にせず入って行ってしまう)
(細かいことに目が行くので)しつけの部分を言い過ぎてしましう。
男子の指導者(一概には言えませんが…)のメリット
ほっておける
男子指導者が指導する場合のデメリット
身体のことは聞きにくい
現役の頃の私は、矛盾したこと言われたり納得しないことがあったら男女の指導者関係なく聞いたり言いに行きましたから…どちらが監督でもあまり気にせずです。
これは高校の監督がどう思っているか聞いてくれた、逆に答えないと怒られたので言うのが当たり前になっていたからだと思います。そして形を押し付けるのではなく、常に自分で考えてこのプレーはどういうことに気を付けるのかとか、このトレーニングは何のためにやっているのかを考えてやることを習慣づけていただきました。
そのことが後々の自分のソフトボール人生において大きな力となり、今もソフトボールを続けていられる原因になっていると思います。
男子だからとか女子だからとかという画一的なことではなくて、やはり指導者としての考え方が一番重要なのではないでしょうか。
男性指導者の意見
5月6日(土)~7日(日)と日本女子ソフトボールリーグ1部の愛媛大会が松山市の坊っちゃんスタジアムで開催されます。
そこに豊田自動織機が参加しますので、監督の永吉さんとコーチの山崎泰稔さんを訪ねて、このあたりのお話を聞いてこようと思っています。
お二人とも男子ソフトボールの出身で、日本女子ソフトボールリーグ1部の監督、コーチを経験されています。
いろいろなご苦労もされてこられたと思います。これまで誰にもしゃべったことがないようなことを聞き出せたら大成功ですね。(書けるかな?(笑))
6日の夜、お時間を取ってもらえる約束をしましたので、お酒の力も借りながら本音を聞き出してこようと思っています。どうぞお楽しみに!
指導者とは
指導者には指導者でないと味わえない醍醐味みたいなものがあるのでしょう。自分のことだけ考えていればいい選手時代とは違って、全体のことを考えながら、個人のことにも目を配らないといけない大変な立場ですよね。
選手もこれまでのソフトボール人生の絶頂期を迎えている時期であれば、少しばかり生意気で有頂天になっていることもあるでしょう。
そうすると周りの意見が素直に聞けないこともあるかもしれません。
いろいろな性格と個性をどう把握して、どう誘導して行くか。相当に気が長くないとやっていけないでしょう。とても私なんかには出来ないことです(笑)
前にホンダの新監督の植田さんの記事をご紹介しましたが、彼も今試行錯誤していることだと思います。
10月の高知大会にはホンダもやってきますので、機会があれば植田監督の声も聞いてみたいと思います。男子の日本リーグでやっていた人には声が掛けやすいですね。相手は嫌がっているとは思いますが(笑)
女性はまったく面識がないのと、女子のソフトボール自体が門外漢なので、なかなか敷居が高くて近づけません。
日本女子ソフトボールリーグ1部高知大会
高知県では初めての女子の日本リーグが、10月7日(土)~8日(日)の二日間、春野運動公園で開催されます。
参加するチームは、豊田自動織機とホンダ、さらに上野投手を擁するビックカメラと戸田中央総合病院の4チームになっています。
是非みなさん、高知県で初の女子ソフトボールリーグを見に、高知においでください。
素晴らしいソフトボールと、美味しい魚とお酒が待っています!
心配しているのは、会場が他の会場で良く使われている野球場ではなくて、高知県立春野総合運動公園ソフトボール場だということですね。
選手が近くてプレーは見やすいと思いますが、このソフトボール専用球場ならお金を払わなくてもタダで見ることの出来る場所がいくつも存在するということでしょうか。
内野のスタンドのように間近でという訳にはいきませんが、タダならここで十分って場所があります。
高知ソフトボール協会の方が、どのような対応策をするのか?これも私のささやかな楽しみではあります(笑)
なぜ他の会場のように野球場でやらないんでしょうね?やり方も設置の方法も、そのまま真似すればいいだけだと思うのですが。
岡本理事長に会ったら、聞いてみます。