弘瀬拓生
皆さん、こんにちは。
NSABの山崎浩誌さんから指導者論の依頼を受け、記事を書くことになりました。
私自身、高校男子の指導者として多く実戦経験を積む中で、高校総体・高校選抜大会・国民体育大会などの優勝をしましたし、プレーヤーとしても全日本選手権大会での優勝や日本リーグの優勝、国民体育大会での優勝を経験しました。そして、日本を代表して、世界選手権大会やアジア選手権大会に出場することもできました。
また、指導者として全日本ジュニア男子チームのコーチや監督として世界ジュニア大会にも出場しましたし、男子ナショナルチームの編成や総監督としての活動も行いました。
平成○○年から日本ソフトボール協会強化本部に所属し、平成〇〇年から、競技者育成プログラム作成に関わることになり、日本体育協会や日本オリンピック協会の強化指針も踏まえ、競技力向上への取組、指導者育成、指導教本の作成等に携わりました。
私の指導者としての経験が指導者の皆さんや選手の皆さんのお役に立つことができれば幸いです。
さて、今日のソフトボール指導者は、選手育成やチーム運営、対外試合等において様々な面での配慮が求められ、マネジメントの能力も備えていなければなりません。
選手を育成するとき、男・女、各年齢層、環境や求められるレベルなどは、それぞれによって違いがあります。
指導者側の一方的な思いだけでは、選手に指導が浸透しないこともあり、選手やチームとしての目標を十分に把握しながら指導を進めなければなりません。
かつて、スパルタ教育という時代がありましたが、指導者の勢いと一方的な押し付けで指導していたころは、指導者は絶対的な立場であったと思います。
しかし、現在の指導の主役はまぎれもなく選手であり、指導者はその選手に様々な配慮をしながら指導をしなければなりません。
一人ひとりの選手の人権を大切にすることはもちろんのこと、選手一人ひとりの特性と個性を尊重した上で必要な指導を行い、選手の成長を促すことが必要になります。
先にもあげましたが、年齢や性別、競技レベルで、段階的な指導が必要ですし、シーズンオフとシーズンに向けての詳細な練習計画を作成し、ソフトボールの体づくりと技術向上、戦術・戦略と試合に向けてのコンディショニングや戦力分析は、指導者として必要不可欠な活動になります。
また、精神的なメンタルトレーニングなども選手の成長には必要不可欠になり、メンタル面での様々な知識や技術を指導者は身につけておかなければなりません。
そのためには、私達指導者は、研修をし「学ぶ」必要があります。
多くの経験を持ったものから「学ぶ」ことは、とても大事なことであり、私自身も多くの先輩指導者の方々から「学ぶ」ことがありましたし、時には選手に教えられたこともありました。
ちょっとした「気づき」が指導者として大きく成長できるきっかけにもなりました。
指導者は、教師だといわれます。
教えるとは、何か?
多くの指導者の方々がお悩みをお持ちではないかと思います。
指導者の皆さん、選手の皆さんでお悩みや相談事がございましたら「NSAB」の山﨑浩誌さんにご相談ください。
NSABを通じて、私のほうで精一杯サポートをさせていただきます。
皆さんのお悩みの解決の一助になればと思っております。
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私が弘瀬先生にお願いして、「指導法」についての記事を書いていただくことになりました。記事にもありましたが、一方的な指導諭ではなくて現場で指導されている方たちの悩みや、他に良い方法はないのかといったことにお答えしていく方法がいいのではないかという弘瀬先生のご提案がありました。
どんなことでも結構です。こんな時はどうしたらいいですか?こんな時はどうされていましたか?ライズボールのなげ方は、どうやって指導したらいいですか?ドロップの打ち方は、どう説明したら分かりやすいですか?などなどご質問を受け付けます。弘瀬先生はプロです。質問は小学生から大学生、さらには一般、壮年、実年、シニアに限らず、ソフトボールを愛する方からの質問でしたら、どんな質問にも答えてくれます。こんなこと聞いてもいいかななんて思わずに、まずは質問してみて下さい。
ご質問はメールで
softball.nsab@gmail.com
までお送りください。
私が責任を持って弘瀬先生にお伝えして、回答をさせていただきます。なお、質問内容と回答については、個人情報を除いてこのサイトに掲載させていただきますので、予めご了解ください。
情報を広くみんなで共有して、ソフトボールの指導の質を上げていき、さらにそれがソフトボールの普及につながればいいなと考えています。皆さまからの質問がないとこの連載は続いていかないことになりますので、どうかよろしくお願いいたします。
一般社団法人日本ソフトボールアドバイザリーボード 山崎 浩誌