1997なみはや国体ソフトボール成年男子2部(高知県対静岡県)(その2)です。
引き続き古い映像をご覧下さい。
今から19年前の今で言う「壮年」のソフトボールになります。最近の「壮年」のソフトボールと少し違っているのは、この画像に映っている選手のほとんどが一般のソフトボールから移行してきた方々だということです。最近「壮年」の全日本大会で目立っているのは、野球からの移行組が多く目につくことでしょうか。明らかに打ち方がソフトボールではない、守備は洗練されている選手が活躍されています。
やはり基礎練習がしっかりしているというか、形がきちんとしているんですね。いきなり一般に野球から移行してくると、そのスピード感とボールが下から来る、浮いて来るということに戸惑ってしまいますが、この「壮年」になるとそのスピードがそんなに速くないのと、変化も鋭くないので比較的簡単に打つことが出来るようです。パワーがあるバッターは大きな当りを外野に飛ばしていたりします。
ピッチャーだけは特殊な世界ですので、野球から移行した方がエースでバリバリ投げているという姿はあまり目にしたことはありませんが、元々お持ちのポテンシャルが違いますので、40歳から一生懸命練習したら50歳(実年)あたりでバリバリのエースになる可能性は秘めているのではないかと、密かに警戒はしているのですが、さてそんなピッチャーは出現するのでしょうか。
以前テレビの企画で元ロッテのエース「黒木投手」がウインドミルを練習されていました。彼は子供のころソフトボールをされていたということもあって、良いフォームから速いボールを投げられていましたね。また元阪神や日ハムで活躍された新庄選手もウインドミルを披露されていたこともありますので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
あのレベルの選手がソフトボールをするのであれば、日本の男子も「世界一」を常に狙える位置にいるのではないかと思います。しかしバットとボールを使ったボールゲームをやる選手は、やはり「プロ」のある「野球」を選択することが多いのは仕方のないことですね。
ただソフトボールには「競技性の高いもの」もありながら、生涯スポーツとしていつまでもやり続けられるという良い面もあります。その生涯スポーツの入口が、この40歳以上というカテゴリーなのかもしれません。