2023年10月17日(火)土曜日から試合だということで普段より1日早い火曜日に週中のピッチングをすることにしました。ただ日曜日の疲れ、筋肉痛が取りきれていないので、50球程度感覚を確認するだけにしようと思っていました。
日曜日の反省をしっかり頭に入れて、それを意識しながらフォームと球筋の確認です。
遠投では加速するが、ピッチングでは等速になってしまう
今日も遠投はまずまずの出来です。いろんな要素があるのですが、一番は遠投ではリリースまでが比較的ゆっくり腕を回して、リリースだけに力を入れてボールを投げることが出来ているので、腕の動きは最後に加速する形になっています。
「そうやって投げろや!」
今日もまた言われました。そうしたいんです。でも出来ないんです(笑)
飛ばずに遠投する時が一番この感覚が出ます。ならピッチングも飛ばずに投げろって言われるんですが、それは私の目的と違ってくるのでやりません。飛んでも同じリリースの形が出来るようにしたらいいだけなんです。出来てませんけどね(笑)
今日もそんなことを話しながら投げていたら、頭の中の整理が出来ました。遠投は速さを求めていないので入りがかなりゆっくりなんです。そこから力むこともなく腕を回してきて、リリースの瞬間にだけ力を入れて、その力をボールに伝えることが出来ているのでボールが良く回ってくれます。
ところがピッチングになると速さを求めるようになるので、入りがその分どうしても早くなります。そして腕の回転も速くなり、そこからもっと速いリリースをしようとしますが、年老いた身体にはそこから加速する力がありません。
だから遠投のような投げ方、ボールにはならないんだと分かりました。遠投でナイスボールと言ってもらえるボールをスピードガンで計測しても速くはありません。やはり初速の速さだけで言うとピッチングの時がはるかに速いんです。
でもボールのスピン量、威力は意外に遠投の方があったりします。さらにバッター目線で言うと遠投のボールは腕のスイングが加速してくるし、ボールに威力があるので速く感じてしまう傾向があります。
しかし腕が等速で回転する私の投げ方では、バッターからするとタイミングが取りやすい、初速は速くても速く感じないボールに見えているようです。
これはなかなか難しい問題に気がついてしまったようです。
軽く50球のつもりでしたが、結構力を入れて投げてしまった様子をご覧ください。
どうしたら加速するのか?
相対的な話しであれば、今のリリースに合わせて入りからリリースまでの動きを遅くする=遠投の時のようなスピード感にするのか、遠投よりは速い動きに合わせてリリースが加速できるように鍛える、動きの改善、その他何かをするようにするのか?
今年は結局全体練習に復帰してしまいましたので、ほぼスピードガンでの計測をしなくなってしまいました。スピードガン相手に速さだけを追求して投げていても、バッターに対して投げて抑えられることはないので、そこは考え方を変える必要があります。
でも私が追求してきたのは速さです。コロナのお陰でそれに専念したことで、コロナ前とは違ったとチームの仲間が声を揃えて言ってくれます。なのである程度の効果はあったと言ってもいいんだと思います。
しかしこれで満足しているわけにもいかないんです。目標ははるかに高くて大きな西村信紀さんなんですから。
今一番確率したいのは強くて鋭いブラッシングです。力むとどうしても最後腕が身体から離れてしまう悪い癖があります。これをなんとか改善して腕が身体の近くを通る。そして強いブラッシングが出来れば手首が鋭くターンするので、そこでリリースが加速してくれるはずなんです。
最近は時々その良い感覚があるんです。これの精度を上げていければ若い頃のように、指先にボールがしっかりかかった良いボールがコンスタントになげれるようになるはずです。
週末からはグッと気温が下がるような予報になっていますので、しっかり防寒する用意をして試合に行ってこようと思っています。寒いのはいやだなあ!