今年最初のブログに「来年のホノルルマラソンに挑戦する。」と宣言しました。その準備のために普段仕事が終ってからのランニングの距離を少しずつ伸ばして、現在は2倍~2,5倍にしています。
https://ipansyadan-nsab.com/archives/6243
おしりが出来てきた。
このランニングの距離を長くしたことで、体に変化がありました。
若い頃のような「おしり」の張りが出てきたんです。これまでも毎週2~3回走ってはいたのですが、距離で言うと4~5km、時間で30分前後っでした。それでは「おしり」には何も変化はなかったのですが、今年になって距離を2~2.5倍に伸ばして走っていたら、
「あれ?おしりが大きくなってきた!」
と実感できる変化がありました。
と言うことは、これまでのランニングでは、いわゆる走り込みの量が足らなかったということになると言えるのかもしれません。
走り込みの重要性
野球やソフトボール、そしてそのピッチャーの走り込みについて物議をかもしているようです。Facebookなどに走り込みは必要かについての記事がアップされているのを、最近よく見かけるような気がします。いろいろな意見があると思います。スポーツ界の常識なんて時代によって変わるものですから、これだけ科学的なトレーニングが発達してくると、どんどん新しい常識が出てきてもおかしくありません。
昔からの経験則に基づく「経験則」だけにしがみついた根性論は、今の子どもたちには通用しないとも思います。日曜日の朝の張本さんの発言などは、話題作りのためにわざと言っているのではないかと疑いたくなるほど、面白い時代遅れの発言になっていますね(笑)
長い距離を黙々と走ったところで、ボールが速くなったり、キレが良くなったりすることはないと思います。足腰がしっかりすることでコントロールが良くなることは考えられすが、今はそれより科学的な体幹トレーニングをしっかりやることの方が、軸がぶれない体作りには近道かもしれません。
あくまでも壮年。実年、シニアのソフトボールというシチュエーションでとお断りして、この年齢になると例えば全国大会に行って3日目までちゃんと動けるためには、それなりにトレーニングしたりランニングしたりする必要があると思います。
これはピッチャーに限らず全ての選手に言えることだと思います。普段それをやっていない選手は2日目の朝から
「あ痛たた!」とか言っています(笑)
ひどい場合には足を引きずっていたり、まともな動きが出来なくなってしまうことも多いです。そんなことにならないように普段からトレーニングしたり、走ったりしておいて欲しいものです。
とは言うものの、なかなか走らない人が多いのも事実ですのいで、年齢が上れば上るほど選手層の厚い(多くの選手のいる)チームが強いということになりますね。
始めての2時間走
5月13日(日)は黒潮町に行って練習試合の予定でした。本隊は前日から四万十市(中村)に入って宴会もやって、準備万端でしたが、午前中はもちそうな天気予報も前日には朝から雨に変わっていました。私とあと2名が当日黒潮町入りの予定でしたので、朝5時前に起きてみるとしっかり雨が降っていました。
「これは中止やね。」
と判断して、連絡をして二度寝をしようとしましたが寝られそうもありませんでした。
そこで以前からフルマラソンに向けて、どうやって距離の不安をなくしていこうかなと考えていた案を実行することにしました。普段の日曜は練習があるので、そんなに長い距離を走る余裕がありません。ということで練習が雨などで休みの時を利用して長い距離を走る練習をしようと前々から考えていたんです。
「よし、今から2時間走をやるぞ!」
と準備運動をして、雨の中走り出しました。
普段でも長い時は1時間20分くらい走れるようになっていますので、簡単に終わるだろうと思って走り出したのですが、そうは簡単ではありませんでした。
心の弱さとの戦い
コースはいつも走っているコースとは違って、高知市から香美市に繋がる通称「あけぼの街道」を1時間香美市方面に行って、そこを折り返して帰ってくるコースにしました。行ったら返って来なくてはいけないですからね(笑)
スタートはここ、お正月にも紹介した田んぼです。もうこんな感じになっています。早ければ7月にも稲刈りになって、美味しい新米が食べられます。
これがあけぼの街道です。この道をひたすら東に向かって走って行くことになります。雨に煙って先が見えないことがちょっと不安な景色ですね。
出発が6時12分でした。休日の早朝、それも雨ということもあって車も少なく、歩く人もほとんどいないというランニング初心者には絶好の環境だったかもしれません。途中止まらなくてはいけないかなと思った信号も、全部手前で青に変わるという奇跡的なタイミングで、行きは順調な走りになりました。
途中四万十市に前泊していたオーナーから電話が入ったりして少し歩きましたが、香美市まであと3kmという看板のところで7時15分になり、折り返すことにしました。
余裕だったのはここまででした(笑)帰りは場所もかかる時間も想定できましたので、ここまで何分、ここまで来たら次はあの信号までと行けると踏んでいたんです。そしたらそうはいかなかった。だんだん足が重くなり、足首・腰・足底などに痛みが出てきました。
「しんどい!」「痛い」➡「歩きたい」「休みたい」
と弱い心がどんどん出てきます(笑)
そして行きは「青に変われ。」と願っていた気持ちが、
「赤になって!」
「そしたら止まれる。」
に変ってきました。それでも最初は「青」になって止まれないことが続いていたんです。神様は意地悪です(笑)
しかしついに信号が「赤」になってしまいました。ここからが地獄の始まりでした。1回止まってしまうと、その止まることに躊躇しなくなる弱い心がどんどん気持ちを支配されていまいます。
「足痛いな。ちょっと歩いたら楽になるのになあ。」
こんな思いしか頭の中には浮かばなくなりました。そしてソフトボールの名門校「岡豊高校」まで帰って来た時に、時計は8時を指していました。行きはこの場所を30分かからずに通過していましたので、大幅にスピ―ドが落ちていることを時計でも確認しました。まして雨も結構降っていました。(写真でも分かると思います。)
すると心はさらに弱ってしまって、
「もうそんなに頑張らなくてもいいんじゃない?初めての2時間走だし、完走は次回でもええがじゃない?」
となってささやき続けています(笑)
ここからの残りは足の痛みよりは、このしんどさから逃れようとする弱い心との戦いでした。ついには2時間走でこんなにしんどいんだからフルマラソンなんて出来るのか?という気持ちにもなりました。
若い頃にはほぼ練習もせずに、20kmの市民マラソンに参加したこともありました。しんどくなかった訳ではありませんが、足が痛くなったりすることもなく走れていたので、まあ大丈夫だろうと思っていましたが、どうもそうではないようです。
ずぶ濡れになり、へとへとになり、やっと帰ってきて時計を見たら8時30分になっていました。本日の走行距離約20km、2時間20分の初挑戦になりまました。
60歳を前ににしてのこの挑戦は、なかなか厳しいものになりそうです。来週19日(日)もお天気悪そうです。
「さあ、今週も走ってみるか。」
となるかどうか、楽しみです(笑)