【ソフトボール投げ方】ジャンピングに挑戦:5ヶ月経過しました
57歳のおじさんが無謀にも「ジャンピング投法」に挑戦し始めて、5カ月が経過しました。
今やろうとしていること
最近Facebookにアップされている動画見ていて
「これやってみよう!」
と思ってやり始めているのが、セットした時の左足(自由足)構え方です。
これまでの構え方がこれです。安定感重視といった形でしょうか。
そして変えた形がこれです。左足を少し内旋させていることがわかるでしょうか?これはFacebookにアップされた、徳島県の小学生(女子)のピッチングフォームを見ていてやってみようと思いました。
動画をたくさん見ていると小学生の女の子の方が、上手に体を横に向けているような気がしました。力のある男の子は腕の力で投げている場合も多いですが、力(パワー=筋力)に欠ける女の子は上手に体を使っているようにも感じます。
どうしたらあんな風に横が向けるのかなと思っていたところに、ある女の子のピッチングフォームがアップされていて、その足の使い方に目が止まりました。
セットした自由足が内旋していたのです。そしてその状態のままスタートすると、体は自然と横を向く(体側から前に出て行く)ようになっているように見えました(私には)。
イメージは出来ました
「そうか、こうやればもっと簡単に横を向くことが出来る!」
イメージは出来ました。あとはやってみるだけです。
心も体も柔らかくて、何でも受け入れられる小学生とは違って、こちらはバリバリのいごっこうです(笑)
そうは簡単に新しい動きを受け入れてくれるはずもありません。変えようとする動きに対して、猛烈な「違和感」として体が抵抗してきます。ボールをキャッチャーミットに向けて投げようとすればするほど、体も前を向こうとしますし、腕も勝手にスピードを緩めてしまいます。
約40年以上かけて身に付けたフォームは、なかなかその変化を受け入れようとはしてくれません。
この5カ月はいろんなアドバイスをいただきながら、自分でもジャンピングというイメージを意識してやってきましたが、イメージ通りに動かない体との葛藤の日々だったように感じます。
あの時が一番速かった
「あの時が一番速かった!」
と声をかけてきたのが、いつも一緒に練習してくれている仲間でした。
2017年5月21日(日)の練習にはいつも受けてくれているキャッチャーがいなくて、この声をかけてくれた仲間の息子(今年高校に入学して、キャッチャーの練習を始めました。)に受けてもらうことにしました。その時の様子がこちらになります。
それを横で見ていた親父がもらした言葉が、この言葉でした。「あの時」とはいつのことだしょうか。
自分合った飛ぶ距離
隣で見ていた親父の言った「あの時」とは、実は動画で撮影していない時のことになります。
この試みを始めた昨年末の弘瀬拓生先生のピッチング指導の週の翌週、シニアの試合の応援に行ったのですが、その合間に空いたグランドを使って先週の復習をしていた時のことでした。
年明けの西村さんの指導前でしたので、飛ぶという意識が少なく、というか自分のフォームを客観的に見ていなかったので、
「飛んでいる!」
と勘違いしていた時のことですね(笑)
私が「ジャンピングではなくて、スキップ投法だ。」と言った投げ方です。
確かにその日はリリースに力が入って、力のあるボールが行っていたような記憶があります。その後私は「飛ぶ」ということに注目して、フォームの変更に挑戦したものですから、そのことについて考えることがなくなっていました。
なかなか上手くいかない、ボールが走らないなどの課題を抱えながらやっていた時に、
「あの時が一番速かった!」
という言葉が耳に入ってきました。
今の体の使い方、腕の使い方、それぞれのタイミングでは、去年の年末の頃の飛ぶ距離(スキップ)が、一番リリースで加速できて、力が入る距離なのではないか?
飛ぶ距離が長くなる(時間も長くなる)ことに、体の使い方、腕の使い方(着地するまで腕が止まってまっていないといけない)が合っていないんじゃないか?
たった一言の言葉でしたが、今後の課題となる大きな言葉になりました。
進むか戻るか
今年の11月で58歳になります。残すところあと半年。このままジャンピングの形の追及を進めるのか、それともこれからどんどん劣化してくる体を考えて、大人しいスキップ投法に戻してそれなりのなげ方を探していくのか?
どちらが正しいという答えはないでしょう。結果は何年か後のボールが証明してくれますから。ただせっかくやろうと始めたこちでもありますし、残された人生の中では今が一番若いという現実もあります。
今やらなかったら、2年後には絶対挑戦できないかもしれません。
まして元々の目標は
「70歳で西村信紀に勝つ!」(笑)
でしたから、後戻りするわけにはいかないのです。元にもどったら、西村さんに勝つチャンスがなくなるんですからね。
上手くいかないことで、目標を見失うところでした。
可能性を求めて、やり続けていくしかないみたいです。
一番リリースで力が入る投げ方を探す修業が続きます。
弘瀬拓生先生のピッチングフォーム
いつもアドバイスをいただいている弘瀬拓生先生がピッチングを始めましたので、思わずスマホを手にして撮影してみました。
右の胸鎖関節の具合が悪い(亜脱臼されています。)と言いながらのピッチングになりますが、やはり好きなんでしょうね、誰よりも多くトレーニングされますし、ボールも投げられます。
だからこそ60歳をこえても、壮年クラスでも通用するボールが投げられるんだと思います。確かに現役バリバリの頃のようなボールは投げられませんが、コントロールの良さは天下一品ですし、経験に裏打ちされた投球の組み立て方などは見事としか言うほかありません。
それでは、動画を見ていただきましょう。
バッター相手に投げているのではないので力感には欠けますが、コントロール良く投げるのにはこうやればいいという良いお手本ではないでしょうか。
私が注目したのは、リリースの瞬間に軸足(右足)を一塁側に引きつけて蹴る動作でした。この動作がリリースを鋭くさせている要因の一つじゃないかなと思いました。
私のピッチングフォームには、この動作がありません。どうしても腰を回そうとしてしまうんですね。これは何度も弘瀬先生から指摘されています。
よくよく考えてみると、昔は出来ていたような気がします。逆にその動きを矯正しようとした記憶すらありますから、長い時間の中で、違った動きを身に付けてしまっていたのかもしれません。
今回それに気がつきましたので、今後はそれにも注意してフォーム改造を続けてみたいと思います。